キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「その1秒を削り出せ」から「あと2年のうちになんとか」前編

箱根駅伝の予選会。東京農業大学がたった1秒差で本戦出場を逃した。

hochi.news

 

 

ただでさえ4年生にエース級が2枚いた去年にくらべて、今年は戦力がダウンした(といわれていた)うえに、大エースの前田クンがエントリーされてなかったので、ここまでからめるとはショージキおもってなかった。

 

それが17.5k地点でボーダーラインの10位まで8秒差の12位だったので、キクチ内外はとつじょ色めきだした。

 

「これでもし予選を通過したら、正月早々、前田クンを見られるかもしれないじゃんか!」とか。

(結果論的には、上記リンクの見出しにもあるとおり、夏に肺気胸に罹ってたということなのでたとえ通過しても今年度中はむつかしかったんだろうが)

 

なので、10位が順天堂大学って発表されたときは「あちゃー」とおもったし。

11位が発表されて差が1秒ってわかったときにはよけい「あちゃー」っておもった。

 

東洋大が合言葉のように「その1秒を削り出せ」って言うけど。

きょう走った農大こそ、それこそ1人ひとり全員が「おれがあと1秒削り出しておけば。。。」ってモロ当事者としておもってんだろうな。

本人たちの気持ちになると、なかなか、なかなかハードだなっておもった。

 

(いらねえ情報的には)

(順位発表が終わった11:30すぎから、あちゃーっておもいすぎてふて寝して)

(目覚めたらお外が暗くなってたでござった。。。)

(そんなん、ふて寝でもシエスタでもなく、もはやふつうの睡眠でござるな)

 

 

いっぽう。

上記したように、前田クンがエントリーされてないと判明してから今年の農大は厳しいって言われてたのに。

(よしんば、前田クンがバリバリだとしてもチームとして予選を通るにはちょっとどうかなって、去年から言われてたし)

それがここまで、キクチみたいなこんな完全な無関係者がくやしがれるくらいいい勝負がでけたってことは。

 

前田クンが復活するであろう来年以降に大いに期待が持てると言っていい。

 

農大関係者、ベリーナイス!

今年の箱根を前田クンが欠場したとき「あーあ、前田和摩はこれで4年間、箱根を走れないまま終わるのかあ。。。」っておもったやつは、一歩前に出て歯をくいしばれ!

 

はーい!(超絶立候補)

 

 

(いらねえたらればをするならば)

(今回、農大は11位11時間01分26秒)

農大の10番手が4年生の田岡クン67分29秒211位

(日本人トップは中央学院の吉田クン63分29秒)

 

(しかし「予選会史上最悪のコンディション」って言われただけあって厳しいな。トップで63分なかばか。。。は措いて)

 

(前田クンが出てたら少なくとも中学吉田クン並みには走れていただろうから)

(吉田クンと田岡クンとの差ジャスト4分を差し引くと)

(10時間57分26秒、8位ということになる)

 

さらに今年の主力はほぼ、2、3年生だし。

さらなる上積みが望めるとするならば、もっと上位が狙える。

ということになる。

 

。。。

 

なあんて妄想より。

きょうの足りなかった1秒。

 

来年以降、その1秒を何百倍にもして返してほしい、返せる。

と、にわかファンとしては信じておる。

まあ、楽しみである。

 

 

。。。

 

 

さて。

いっときは完全にオワコンかなあとおもってた古豪・農大駅伝部。

(ほんとうは陸上部の男子長距離ブロックって言うらしいだが、そこらへんはまあいいじゃないすか)

 

ここまで持ち直してきた要因としては3つ。

○学校側が駅伝部に再テコ入れをすることにした(?)

○小指徹監督の就任

○前田和摩の加入

 

1つ目は不可欠でとても大事なことだけどすっとばすとして。

 

OBで、現役時代の実績がありスバルの監督もつとめた小指監督の就任はデカい。

細かいことはわかんないけど(!)、他の箱根強豪校はじめ、学生スポーツって「監督が誰か」ってものすんげえでかいじゃん?

技術論や指導法はロンのモチとしても。

監督って、練習環境の整備、その他バックアップ体制の構築、学生の意識改革・モチベーション維持、有望選手のスカウトなどなど、気が遠くなるぐらい全方位的な能力を求められるじゃないすか。学校によってはうるさいOB連の手なずけ方とか。

 

実質2019年シーズンから今年で6年目。

ほぼゼロスタートからという意味では、青山学院の原監督とおなじく前回5年目で箱根出場で漕ぎつけたということは、チーム育成のステップとして相当順調といえるだろうし、エラソーにほざくと、上記したような指導者としての確かな能力を有する人材であると言っていいとおもう。

 

わかりやすくいえば、「リクルーティングにおいて前田和摩という逸材を口説き落とした」というのが今んとこ、世間的にいちばん前面に出てる能力の一端だろうか。

 

3つ目の前田和摩の加入。

本人の競技者としての成長もさることながら、去年から今年のチーム力の上昇ぐあいをみるだに、前田クンが農大に入ったことによる他の部員への影響は有形無形ふくめ計り知れないものがあるんだろう。

ものすっごい極論をほざくと、どんなに環境がアレだろうと監督が誰だろうと、前田クンがいることによってだけでもある程度の強化は図れたかもしれない、ぐらい。

 

。。。

 

あ、長くなっちったので次につづけるが。

いま、農大にとって最大の課題は現2年生の前田クン。彼はあと2年で卒業してしまう。

つまり、あと2年のうちになんとか、いまの上昇機運を一過性ではないものにする、その道筋をつけておかなくてはならないということで。

 

その妄想を繰り広げてみるショゾン。