ネタが完全に枯渇したので、下書き保存してあるやつからほじくり出してみる。
とおもったら、画像しか貼ってなかったけど進めてみる。
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『窓ぎわのトットちゃん』がものすごーく大すきなんだが。
そのなかでも一番、心根にキタ一言。ラスト付近。
米軍による本土空襲が激化した某日。
B29は自由が丘に飛来し、ついに『トットちゃん』のメイン舞台となったトモエ学園が焼失してしまう。
一同が呆然とするなか。
燃え落ちゆく校舎を眺めつつ、校長の小林宗作は長男の巴さんに表題のことをごちる。
「おい、今度は、どんな学校、作ろうか?」
希望に燃えて、ゼロから立ち上げた学校。
自分の理想の教育を実現するための大切な場所。
が、自分にはひとっつも非のないところで、こんな理不尽な暴力によって無に帰させられる無念さってどんだけだろう。
ついついそんなことを考えちゃうもんだが。
このときすでに小林先生はもう未来の希望に眼差しを向けている。
って、物語としてはありがちっちゃありがちなんだろうけど。
現実に起きたことだからな、すげくね?
(表題をくりかえしたあとの、へったくそでクソ安い状況説明といい)
(けっきょく「すげくね?」かよ!といい、キクチマジうすっぺれえ、安すぎる)
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安い感想に安い感想をテンドンするならば。
これのすごいのは、そのポジティブさもさることながら。
「今度は、どんな学校、作ろうか?」にあるとおもう。
おい! ほぼ、言葉まんまじゃねーか!
いやいやいやいや。
「すげくね? 」つったのは。
「トモエ学園を再興するぞ!」とは言ってないってところなんっすよ。
ひょっとしたらこのときもう。
小林先生の頭のなかには、トモエとはまた異なる
まったく新しい形の理想の教育の場。
その青写真ができ上がってたのかもしれない。
ってことなんっすよ。
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しかしして、戦後。
さまざまな教育のシーンに携わりつづけながらも。
小林宗作はけっきょく、どんな学校も作ることはなかった。
(あえてクソ安さの限界に挑戦するならば)、その。
「シン・トモエ学園」
ってどんなんだったんだろうな???
もし実現できてたら、きっとそこからまた。
黒柳徹子や山内泰二のような傑物。
シン・黒柳徹子やシン・山内泰二が輩出されてたのかもしれないし。
そしたらいまのこのうんこそのものみたいなニッポンも、もうちっとはマシな世界線をたどれていたのかもしれない。
。。。おっとっと。
過ぎたことをほざいちまった。
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というわけで今週末は、トモエ学園の跡地でも訪ねてみっかな。
ジョギングがてら。
↑いつもにも増して濃厚なやんねえフラグぇ。