キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

実るほど、みたいなこと

どうでもいいことをほざく。

朝ドラ「虎に翼」でいえば、今週はヒロイン・寅子に逆風が吹きまくる。

 

寅子がいままで正しいとおもってやってきたこと、よかれとおもってやってきたこと、それにともなって積み上げてきたプライドというか自負・誇りがすべてと言っていいぐらい、ことごとく崩される。

 

先週からその兆しは見えてきてて、「誰か一発、寅子をピシャンとやっちゃってくんねえかな」とフラストレーションを溜めてたものの。

全方位からすぎて、ちょっ、これは気の毒だわ。

おもうぐらい、いまズッタズタにされとる。

 

まあ、これも何らかの前フリ?だろうから。

前エントリーでほざいたように、今後、寅子の立て直してゆくさまがどのように描かれてゆくのか、20世紀風にいえば「チェキラ!」である。

 

 

という、ドラマの感想と見せかけたただのおのれに対する備忘である。以下。

 

 

この寅子の感じって。

「サル山のボスザルがその座から陥落すると、2番手3番手になるわけじゃなくてサル山から追放される」のと似てるっていうか。

 

ちょっとズレてるかもしんないケド、「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」っていう使い古された?言いまわしがあるように、好事魔多しというか、絶好調なときほどていねいに慎重に過ごさなきゃねということで。

 

キクチはパンツの紐をキツく結び直しておるわけで。

(↑ドラマの感想と見せかけたただのおのれに対する備忘)

 

 

たとえば、おそらく誰しも。

絶好調な時期とか、「イマオレキテル!」って時期とか、いろいろ一通り覚えたときに一瞬抱いちゃうでおなじみの訳わかんない万能感に満ちあふれる時期ってあって。

 

そういうときって、多からずとも調子づいちゃったりするわけで。

知らず知らずマウンティングとろうとしたり、相手をねじ伏せようとしたり。

なんの必要性もないのに敵視してみたり。

ヒトサマを粗末とはいかないまでも、ちょっと軽く見ちゃうことが起きたりして。

 

そういうクソくだらねえ思い上がりって、ちょっと経ってハシゴが外れた?外された?ときにいやというほど思い知る。もんじゃん。

それこそ、因果応報っていうかなんつうか。

わかりやすく、周りからひとがどんどんいなくなるとか。

 

 

キクチは基本的に、じぶんは人間の最底辺と認識してて。

認識しててっつうか、まあ実際そうなんだケド。

なので、しぜんとあらゆるヒトサマ=てめえよか優れてるっていうスタンスで接してるつもり。むかしっから。

(「優れてる」って言いぐさもちょっとニュアンスが違うが、だいたいそんなんようなことなのでフィーリングでとどめといて措く)

 

ただ、そんなクソキクチとて。

「あんときはちょっと調子づいてたよなあ」思い返すだけで胸を張り裂きたいほど恥ずかしくなるときが、パッと思いつくだけでもいくつかあり。

ホント苦々しくてしようがないので。

そういう後味の悪さがたまらなくいやなので。

たまーにある調子のよさ的なことを自覚するターンほど、慎重に誠実になろうなろうとしてる。

 

それこそ「実るほど頭を垂れるなんとやら」っていうか。

実ったことないけど、常にこうべを垂れとけっつうか、てめえなんかが頭(ず)を高くする筋合いはねえんだぞ、と言い聞かせるようにしておる。

 

 

と、エラッソーな、でいて大してあらためて言うまでもねえようなレベルの低いことをさももっともらしくほざいてるわけですが。

 

あくまでただ心がけてますってだけで、できてるかどうかは怪しいので。

実は自覚症状なくどんどんどんどん孤独になってってたら、チョーウケる。

いや、ビタ一文笑えねえよ!

 

 

「虎に翼」で弟の直明が寅ちゃんにコウ告げた。

もともとは、寅ちゃんってすごくがんばってるし、忙しいしってんでスルーしてたほんの小さな違和感が。

家族それぞれがちょっとずつ溜め込むうち、いまみたく抜き差しならないとこまで来てしまったのだと。

 

「おれはいま、一つひとつはスルーできる程度の傲慢をカマしてやしないだろうか?」

「ヒトサマを少しも粗末にしてないだろうか?」

「てめえ勝手な正義をふりかざして誰かを論破しようとしてないだろうか?」

「ものごとにいちいち誠実に当たっているだろうか?」

「てめえの安いプライドを満たそうとは考えていないだろうか?」

 

まじめに省みてみる。

ぽえむ。

(「じょりじょりない」って言い忘れた。「実る」だけに)