朝ドラ「虎に翼」にとっかかっちゃったのでつづけると。
「イマジナリー小橋」ってイノベーションじゃね?
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小橋ってのは、ヒロイン・寅子の大学時代の同僚♂。
寅子たち女子学生を下にみてた、まあやな奴。
その卑下してる感を隠しもしないキャラ。
戦後、寅子が司法省?に就職すると同じ部署にいて。
キャラは学生時代からあまり変わらずな存在。
そんで、戦後はそこまで尖ってないというか。
カドは取れてきたんだけど。
寅子のなかでは「やな奴」のシンボルとして君臨してて。
リアルな小橋は何もしてないのに。
寅子の想像?妄想?のなかでうっとうしいことばかり言う「やな奴」としていつづけてる。
その寅子の、あくまで妄想のなかで生き続けてるやな小橋が「イマジナリー小橋」。
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きょうの放送だと。
職場で寅子がイマジナリー小橋にやなこと言われて。
直後に、リアル小橋がイノセンスな感じで(!)出先から戻ってきたのを。
寅子は一方的にガンにらみする。
リアル小橋、とんだとばっちりw
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そのですね。
「イマジナリー小橋」て、ネーミングセンスとして最高峰じゃね?
一言で、上記すべてを言い表してるし。
あまつさえ「リアル小橋は何も悪いことしてないのに。。。」的なニュアンスも、ちゃんと含んじゃってるとこが至高だとおもうわけです。
サザエさんでいう波平の「また、カツオか!」(カツオは超絶潔白)的なやつ。
あ、ちょっと違うか。。。
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ただ、というか。
「イマジナリー小橋」って既視感ないすか?
というか、その既視感みたいのが「イマジナリー小橋」の秀逸さのシンボルだとおもうんっすよ。
つまり。
誰の心の内にも「イマジナリー小橋」的なやつはたぶんいるのね。
いるというか、ずーっと前からたぶん、確かにいた。
一方で、有史以来(!)、その存在が可視化?言語化?されたことはなくって。
きょうび、こうして「イマジナリー小橋」としてあらわになったことで、みんなのなかにいる「イマジナリー小橋」が顕在化されちゃったわけで。
「おめえだったのか!!!」ってなるっていうかそういう感じ。
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ここ40〜50年ずっと。
サザンオールスターズが新曲を出すたびに。
まっさらな新曲のはずなのに、「あれ? これって、おれはすでにどっかで実感してたよね?」って、わけのわかんない既視感に包まれてきたじゃん?
要するに、桑田佳祐はそういういままで誰も可視化?言語化?できてなかったことを、いまはじめてしましたってことなんだろうけど。
ってなる、よくわかんないやつとおんなじ。
とりわけサザンに思い入れがあるわけでもない狛江のおじいが、こうして訳知り顔でサザンを語るのもなんなんですが。
これってひょっとしてイノベーションじゃん?
。。。って、冒頭から話が一歩たりとも進んでねえまま。
じぶんの心のなかに確実にいる「イマジナリー小橋」に想いを馳せるわけです。
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あとは、てめえがじじいになってるからか。
星朋彦(平田満)や穂高(小林薫)にもグッときちゃったりしてね。
「じぶんはもう時代遅れなじじいになっちゃったけど」
「最後の力をふりしぼって」
「どうしても伝えとかなきゃなんない普遍的かつ本質的なことは伝えときますね」
みたいなとことかさぽえむ。