クソどうでもいいぽえむ。
朝、なにげなくカレンダーを見て、きょうは6月19日と認識した。
そうか、きょうは6月の19日か。
カレンダーを一瞥して、踵を返して二歩ぐらいあるいたとこで。
「きょうは6月19日じゃんか!!!」
なった。
二度見ってえの??
1999年6月19日になったばかりの夜中。
新宿三丁目の安居酒屋で、キクチはにょうぼうとお付き合いしてもらえることになった。
1999、6の月。
ノストラダムス的には翌月、悪の大魔王とやらが降ってきて地球が滅亡するっていうタイミング。
そんな折、極悪大魔王キクチは有頂天で。
でいて、極悪でありながらそういう記念日的なことは人一倍おぼえてる性質を具備してるので、0619は瞬時に特別な日になった。
そのあとしばらく、あらゆる暗証番号を0619にしたり、な。
恥ずいっ。
*
あまつさえ、明けて土曜の朝は。
玉川高島屋の地下1Fにあった料亭に親戚一同が集まって、浜松のおじいの米寿祝いをすることになってたので。
必死に川崎の自宅まで20kぐらいあるいて帰る道すがら、「超絶ハッピーはこうやって重なるものなのだよ」ナドトひとりごち。
脳内がクソクソお花畑になってたから、よけい印象深かったりする。
米寿を祝うウタゲでは、おせっかいな親戚のおばさんに。
「ヒロシも25歳になったのね!」
「男ざかりじゃん。カノジョの1人や2人いるんでしょ!?」
言われたりして。
「いや、こいつなんかマジモテないし。昨日っていうか今朝もベロベロに酔っぱらって帰ってきてこのありさまだし」横から茶々を入れる父親に。
「だよねえ」
ほざきながら。
「ふっふっふ、きょうのおれさまちゃんはきのうまでのヒロシとは違うのだよ。もうてめえ父親が知ってるヒロシじゃないのだよ!」
心内、そういう訳のわからない懐刀まさにいま我ガ懐中ニアリマスんですけどお、的な舞い上がりきった姿勢を見せつつ。
。。。というのとセットで、よけい記憶に残っておる。
(「明治45年生まれのじいちゃんが88歳になった年」って、とっくの昔じゃんっていうかなんかすげえな)
*
じぶんのなかでは。
6月19日ってのはそんなんわけで一生忘れられない特別な日。
(奇しくも7年前のきょうは難病が完治した日でもあるんだよな)
そういうことにビタ一文興味のないにょうぼうは。
そんなことなんか、とうに忘れてしまってるというかもとから意識すらしてねえ(だろう)。
こちとらもそれはわかっておるので。
もういちいち、にょうぼうに言ったりはしない。
てめえの人生でぶっちぎりの最良の日として、てめえのなかだけで大切にしてればいいだけのこと。
にょうぼうにはいちいち言ったりはしないケド、てめえのなかだけで勝手ににょうぼうに心からの感謝をしてればいいだけのことである。