キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

草刈正雄のファミリーヒストリー(からソッコーでいらねえ換骨奪胎)その1

きょうはNHKの「ファミリーヒストリー」が草刈正雄回だってんで。

それに備えて、1日を逆算して茶の間のテレビにそなえた。

 

 

いらねえ情報をぶっこむと。

キクチはいまもそうなんだけど、20代のころはことさら「高田純次的なノリ」にものすごい憧れてて。

 

ウタゲとかで自己紹介すっときに、「どうも草刈正雄です」

って名乗ることがマイブームだった時期があった。

 

「こんなクソブサが何言っちゃってんの?」

ってなることは、最初からわかってる。

場が冷え切ることも、やる前からわかってる。

でも、マイブームの勢いってそういうもんじゃん?

 

(あまつさえ)

(当時すでに草刈正雄って、「昭和のイケメン」ってイメージだったから)

(時代錯誤っていうかなんつうか?)

(「草刈正雄?」「よしんば、まさかりくさお?」

(「キムタクでも福山でもなく?」、いまさら)

 

的な空気が蔓延して。

キクチはやっぱり、ひたすらサブく、クソモテないまんまであった。

 

(でも)

(ザ・イケメンっていうか)

(ザ・二枚目orハンサムの代名詞は草刈正雄だったのよ)

 

(ネタ的には、「まさお」っていう何となくの気軽さもよかったりしてね)

 

 

で、いきなりまじめなことをほざき出すと。

「ファミリーヒストリー」の草刈正雄回があまりにも感動的で。

 

本放送をみたあと、ネットに上がってるやつももう1度か2度、見直そうかなとおもってる。

 

 

すげえかいつまんで言うと。

 

草刈正雄のお父さんは米兵で。

朝鮮戦争のとき、日本に着任?したときにお母さんと恋に落ち、正雄をさずかったんだが。

正雄には「お父さんは朝鮮戦争で戦死した」って伝えられてて。

そういうこととして育ってきた。

 

でも実は、お父さんはぶじアメリカに帰還して。

平和な?余生を過ごしましたとさ。

ってことがこの番組で判明して。

 

お父さんはすでに亡くなってたんだけど。

伯母(お父さんのおねいさん)が健在で。

お父さんの想いとか、いろんなことが判明しましたってんで。

 

コレ、「どうなった?正雄?」

(「どうする家康」にかぶせかたがクソ下手な例ぇ)

っていまのクソつまんねえ大河ドラマよか、ぜんぜん大河ドラマじゃね?

とおもえる内容だったりして。

 

 

たとえば。

草刈正雄が伝えられてたお父さんの苗字が「トーラ」。

アルファベットのスペルがわからない。

お父さんのお父さんが郵便局員。

ということしか、わからない。

 

ネットで朝鮮戦争に従軍した兵士をググると。

トーラの「ラ」にはエルとアールがありうる。

でさらに、「トーラ」か「トーラー」かによって、

バリエーションが10倍以上に広がる。

 

着手したのが去年の秋だという。

それを逐一調べて突き止めたNHK。

って、マジですげえとおもうわ。

 

「ドキュメンタリズム」の何たるかはキクチにはよくわからないけど。

こういうことがドキュメンタリズムっていうんじゃないのかっておもった。

おもいましたとさ。

 

上記したアーカイブのリンク。

今夜、もう一度か二度見直してみる。

 

 

。。。

 

 

こっから、クッソいらねえ換骨奪胎を試みる。

 

 

先月末だったかな?

浜松の伯母が狛江の超絶豪邸に遊びに来た。

 

伯母はキクチ母の9つ上。

昭和16年の1月生まれで。

 

今回、伯母が狛江に遊びに来るって聞いたときから。

「おばさんのむかしばなしをじっくり聞こう!」

ということを、伯母に事前に言ってたわけでもなく、勝手におもってた。

 

 

なんつうか。

「実の母親にむかしの話を聞く」ってけっこうハードルが高いじゃないすか?

 

知りたくはあるものの。

話のきっかけをどうしたらいいかわかんねえし。

たとえば、「母親の青春時代の話を聞く」としても。

母のオトメだったりオンナだったりする話って、何となく、とてつもなくやじゃん?

息子たるもの。

 

 

25年ぐらい前かな?

ちょうど母親の中学の同窓会がすげえ盛り上がってた時期があって。

 

浜松で同窓会をした残り香?で。

東京近辺にいるひとであらためて集まりましょう!

ってことになって。

 

なぜかキクチ家に集まることになって。

なぜか、おれも参加させられたんだけど。

 

場では、まあ当然なんだが。

母は旧姓でみんなに呼ばれてて。

 

母が思い出をもとに「タキシタ」に還れば還るホド。

ヒロシは「これが生き地獄っていうのかな?」おもった。

 

 

途中で、がんらいウタゲが大すきな父親も合流して。

表向き、父親が気を使って場は超絶盛り上がってるんだけど。

 

なんだか、父親とキクチだけ、すんげえピリピリしておって。

でも、それはみんなにあんま伝わってなくって。

解散したあとに、テンションが振り切れてる母に。

軽く、ブチギレてみたりなんかしてね。

 

 

でも、いまならちょっとはわかるんだ。

母親の気持ち。

 

ただ、当時を楽しんでただけのことで。

それ以上のものはなにもない。

「タキシタ15歳」は、母のなかで真空パックされてて。

 

ひさびさに思い懐かしんでるだけで。

たまには、そういうのもいいよねってだけのことで。

 

 

ちょっと嫉妬してた父親とか。

いまになってみれば、かわいいし。

ブチギレてみせた20歳そこそこのキクチも。

いまとなってみれば、かわいい。

 

何を言いたいかというと。

 

たぶんキクチは、キクチ母のヒストリーをちゃんと聞きたかったはずで。

でも、上記したように。

わざわざ母のヒストリーを聞くのはめんどくさくもあるから。

 

母のヒストリーは聞くのは、もうちょっと後回しにして。

ちょうど浜松から遊びに来てた伯母を、ある意味で独占さしてもらって。

 

母とは9コ離れた伯母を焚きつけた?らば。

キクチが知らないいろんな話を聞かせてくれようとした。

 

つづく。