キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ボールからぜったい目を離すな、みたいなこと(現代版・藪の中)

テニスの全仏オープンで、選手が失格になったニュースがネットで湧いてるじゃないすか。

 

すげえ雑にそのあらすじをほざくと。

○ボールデット?(プレイ外)になったボールをボールボーイ?に渡すために打ち返したら、顔面にノーバンで?直撃しちゃった。

○ボールボーイの女の子が号泣。

○審判が当該選手に警告をあたえる。

○相手の選手が抗議する。

○当該選手が失格に。

 

 

これって、すごく単純に考えると、ボールボーイにプレイ外のときにボールを当てちゃった選手に非がある。

(故意にせよ不如意にせよ、もともと、八つ当たり的なことを防止する的な意味合いでできたルールらしい)

 

んだが。

 

○審判が、いちど「警告」ってジャッジをしたのに、相手選手の抗議後に「失格」って判定をコロコロ変えたこと。

○結果的に、相手選手が不戦勝という利益?を得たこと。

○ボールボーイの少女が、10分ぐらい泣いてたらしいこと(それはいくらなんでも長くね?という意味で)。

 

などなど。

ほかにも真実か風評かわからない数々の話が出てきて、真相は藪の中。

世論(ネット)はぼうぼう炎上している。

(炎上の要因はほかにもあんだけど、キクチが確認したわけではないので触れずにおく)

 

 

で、これはただの換骨奪胎で。

別にボールボーイの子を非難してるわけじゃない。

ってことだけをエクスキューズしておくんだが。

 

 

キクチは学生時代、ほんの遊び程度にテニスをやっておった。

ほんの遊び程度というか、遊びでしかない程度に。

 

サークルの合宿になれば。

 

昼間1日中テニスをする(ロンのモチ、それなりにまじめに熱血に)

夜は夜どおしずっと飲んでる

飲んで盛り上がってるうちに空が白む

最初に戻る

 

という地獄のようなw1週間で。

 

体力は3日目ぐらいには完全に払底しててヘロヘロだし。

その1週間だけ?真夏の昼間にずっとお外にいるから、

色白なキクチなんか、全身が日焼けを通り越してやけどみたくなっちゃって。

 

クチビルなんか、合宿のたびに3倍ぐらいに腫れあがっちゃったりしたんだけど。

 

「それをコンプリートできてた若さがまぶしいぜ」

っては、クソどうっでもいいんだけど。

 

 

そんなスチャラカテニスサークルで唯一、

テニス的にまっとうな意味で言われてたことがある。

 

というのが表題。

「ボールからぜったい目を離すな」

 

プレイの精度とか、けしてそういう話だけではない。

文字づらのまんま。

けっこうまじめな話で。

 

 

というのは。

とくに練習だと、ボールっていっぱいあるじゃん。

カゴいっぱいに入ったボールをコーチ役がガンガン出してるんだから、コート内にも転がってる。

 

それをうっかり踏んじゃったら、簡単に捻挫とかするので。

近くにボールが転がってると、最優先でどかすし。

 

 

何を言いたいかというと。

「テニスボールはある意味、特にあぶねえ」ってことで。

「だからこそ、ボールからぜったい目を離すな」と。

わかりづれえ?

 

 

たとえば、野球の硬球とか陸上の砲丸とかハンマーとか槍とか。

たしかに直撃したら、明らかにヤバい。

サッカーボールにしてもバスケのボールにしてもバレーのボールにしてもソフトのボールにしても、直撃したらそれなりに痛い。

 

いっぽう、テニスボールってのは硬式にしろ、それなりに柔らかいじゃないすか。

女性の握力でも、かんたんにぷにゅってなる程度。

でいて、大きさもちょうどいい?じゃないすか。

 

なので、極端に言うと。

じゃっかん生々しい物言いになっちゃうけど。

 

よしんば野球の硬球が目に直撃しても。

(それはそれですげえ痛いけど)

ボールが硬いから骨に当たって骨折で済むが。

テニスボールは、ボールがめり込むからさいあく失明に至るよ。

って理屈で。

 

だから、ぜったいにボールから目を離すなよ。

って言われてこちとらもミョーに想像力がたくましくなってビビり返り、ボールをガン見だけはしてたし。

後輩にも言い伝えた。

 

 

というわけで。

こまかいことはよくわかんないけど。

ボールデットではあったけど。

 

けして非難するって意味ではなく。

そのボールボーイの女の子はなぜ。

ボールから目を離していたんだぜ?

とはおもう。

 

 

だって、たぶんテニスをやってたらいちばん最初に教わるはずのことだもん。

柔道でいえば、礼とか受け身みたいなもんだもん。

 

ボールデットだからこそ、

行き交う、それとは違う方向のボールなりを処理をするために目を逸らしてた。

とかなんだろうか?