キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「スライダーを覚えると真っすぐが遅くなる」みたいなこと

むかし、都市伝説だかジンクスみたく言われてたじゃないすか。

それがずっとよくわかんなくて。

 

数日前に解けた。

 

 

いまは全然言われなくなっちゃったケド。

たぶん、そういうふうに(まことしやかに?)言われてたのって、平成のはじめぐらいまで。

 

逆に、いまは高校生でもふつうにスライダー投げるじゃん?

でいて、真っすぐ(ストレート)もふつうに速い。

高校生も大学生もプロも。

 

 

むかし、というかキクチが子どものころは。

変化球といえば、最初に必修科目みたくかならずカーブを覚えて。

あとはシュートかフォーク。

 

ただ、シュートとかフォークはギターでいうと「F」みたいなもんで。

腕を逆側にうまくひねれなかったり、ボールを挟むだけの指の長さがなかったりで。

最初の壁になって、挫折するぱったーん。

 

 

何を言いたいかというと。

むかしはみんなカーブから覚えたのに。

 

いまは、というかだいぶ前からだけど。

中高生の変化球の必修科目は、チェンジアップとスライダーになったらしく。

むしろカーブなんて、珍しいものになっちゃってる世代間格差?

 

(きょうびの中高生が何でチェンジアップとかスライダーを最初に覚える(覚えさせられる)かというと)

(真っすぐと同じような腕の振り方で投げられるから)

(カーブは腕をひねって投げるので、負担がデカいから避けられる、というロジックらしい)

 

 

で。

話がまだいろいろまわりくどくなっちゃうんだが。

 

あ。

まわりくどくなんないうちに結論(上記の「解けた」)から言っとくと。

ぼくらアラフィフのひとたちがむかし「スライダー」と呼んでたものは、いまでいう「カットボール」なのね。

 

カットボールってのは、真っすぐとおなじ投げ方。

ただ、たとえば人差し指と中指をちょっと(右投げでいうと)右側にずらすと。

放ったボールは真っすぐみたいな順回転(?)じゃないので。

じゃっかん、向かって左側に変化する。

「変化=滑る=スライド=スライダー」

 

 

んで、「じゃっかん変化する=バッターの芯を外す」ってのが当時のスライダーの目的なのに。

「もっと変化が大きくなったら、もっといいに違いない」ってんで。

 

本来、真っすぐとおなじ投げ方でよかったのを。

よけいなひねりを加えようとして、本来の真っすぐの投げ方もわかんなくなっちゃう。

 

ってのが。

「スライダーを覚えると真っすぐが遅くなる」

表題の答えっぽい。

 

 

むかし巨人のエースだった定岡が。

定岡っていえば、スライダーが代名詞だったんだけど。

「ボクが投げていたのは、今でいうカットボール」

youtubeで言ってたのを耳にして。

 

その後の話も聞いて、気づいたというわけ。

 

 

「いまのスライダー」という意味では。

元祖は伊藤智仁だとおもう。

伊藤智仁が投げる、速いケドえげつないほど曲がるやつが「高速スライダー」ってなってから。

 

それから、表題のようなことは言われなくなった気がする。

 

伊藤智仁の高速スライダーが話題になったのは。

バルセロナ五輪のころ=1990年代前半からだから。

たぶん、そういうふうに(まことしやかに?)言われてたのって、平成のはじめぐらいまで。

とも符合する。

 

 

野球くせえ(しかも浅い)話なので。

野球に興味ねえひとはとっくに離脱しちゃったとおもうんだけど。

 

ここでほざきたかったのは、まさに。

「ぼくたちあたしたちは、知らず知らずのうちに『スライダーを覚えると真っすぐが遅くなる』をいろんなとこでやってんじゃないか?」なの。

 

「うお! いい感じでスライダー投げれた!」

「コレ、もっと曲がったらもっとすげえんじゃね?」

色気ムンムンで、よぶんなひねりを加えちゃったりなんかして。

 

本来の正しいやり方(フォーム)を崩して。

けっきょく真っすぐもスライダーも中途半端になっちゃう、という。

 

 

(1週間ぶりにブログ書くと、書き方忘れてるな!)

(ここんとこ、連続で更新してきたケド)

(シリーズもんは1日で一気に書いちゃうほうなので)

(ブログを書くのはひさびさ。。。)

 

 

なんか、ちょっとかじって軌道に乗りかけると。

いろいろ気づくところとか出てきて。

「もっとこうすりゃいいんじゃね?」

「原理原則や基本はあくまでも最大公約数であって」

「じぶんに合う形でどんどんアレンジしてったほうがいいんじゃん!」

おもいたくなりがちなんだけど。

 

原理原則や基本から外れた独りよがりなアレンジは。

けっきょく、真っすぐもスライダーも遅くなるだけ。

よしんばアレンジを加えるにしても、いかに原理原則や基本を外さずにイケるか。

ってのが、ものすげえ大事なんだなとおもう。

 

おもいましたとさ。

 

ってのが、「走ること」にまた少しだけ意識が行き出した。

サッコンのキクチが肝に銘じてることデアル。

 

。。。

 

いらねえ情報的には。

 

なにより股関節と大腿の信じられないくらいの超絶劣化を実感してる身としては。

「うんこ座り」がんばり中。

 

とりあえず、ちゃんとした姿勢(?)である程度の時間、安定したうんこ座りできるようになるそこらへんの最低限の柔軟性と筋力を戻すのが目標。

待ってろ、11/26のつくばマラソン!