キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

2月3日

2月3日は義父の命日で。もう19年経つ。

 

節分で覚えやすいし。

年数は、その年の年末にムスメっこが生まれたっていう世紀のニアミスをカマしたから覚えやすい。

 

 

前にもほざいたことがあるが。

義父はいわゆる自由人で。

 

いまだったらコンプラ的に完全アウトなこともふつうにしてたし。

(具体的に書くと当時はかろうじて許容範囲だったけど今の尺度ではひでえってことになっちゃうから伏せるが)

 

この20年弱の間に、震災やらコロナやら何やら含め。

全体的にハードモードな時代になってることを考えると。

「いい時代に生きて、いなくなった」

ということもできるよね。

 

って、にょうぼうとたまに話す。

「いまだったらパパ、生きてけないよね」ナドト。

 

 

ムスメっこが生まれたとき。

「孫の顔を惜しくも見せてあげられなかった」っていう思いもありつつ。

もしご対面してたら、それはそれで大変なことになってたんじゃないかって話にもなる。

 

 

義父は基本的に子どもを溺愛してて。

にょうぼうと結婚した直後なんか。

水曜に仕事から帰ってくると、家電の留守電にベロベロに酔っぱらった義父のメッセージが入っており。

「さっちゃーん、たまには家にも遊びに来てよー!」

 

って、その前の週末(3日前)、義実家に泊まりに行ってたのになw

とか。

 

にょうぼうがまだ、首が座るかどうかっていう赤ん坊のころ。

毎晩、飲みに行ってたお寿司屋さんに。

義母の必死の制止を振り切ってにょうぼうを抱っこして飲みに行ってたとか。

 

後年は、それが愛犬に変わり。

もちろん、お店のご主人に(渋々?)許可を得てのことだが。

カウンターに愛犬を座らせて隣で飲んでたとか。

(コンプラうんぬんで出せるギリセーフかな?っていうネタ)

 

 

そういう感じだったので。

 

もし、ななちゃんとご対面してたら。

義母もにょうぼうも激怒&制止してるのにかまわず。

抱っこしてお寿司屋さんに連れてったり。

留守電どころか、サプライズ訪問して来たりして。

孫を溺愛してたんだろうね。

 

って話になる。

その図が、容易に想像できすぎる。

 

 

こうやって思い出すことが。

キクチごときができる最大の供養である。

 

 

。。。

 

 

んで。

2月3日といえば。

浜松のいとこのお誕生日でもある。

 

(命日とお誕生日をいっしょくたにすんのってどうかとおもうが)

(めでたいことはめでたいんだからいいよね)

 

メッセージを送ろうと。

ほとんど開くことのないfacebookを開いたらば。

 

60歳って書いてあって、心底ビビった。

 

 

キクチとはひとまわり違うので、子どものころは盆暮れにいつも会ってたものの「いっしょに遊ぶ」的なことはなかったんだが。

オトナになってから、長男同士ってこともあってかいちばん連絡を取る間柄になった。

 

でも、印象のなかでは、3歳のころ、家庭の事情で3週間だかその家に預けられてたことがあったり。

 

(キクチが)大学卒業直後の春、プータローでやることがなかったので、伯母(そのいとこの母)の家の近くの教習所に合宿免許を取りに行ってて。

夜に飯を食わせてもらったり、さんざん世話になったり。

 

 

いとこがまだ若いころ、伯父(彼の父)が大病をしちゃったので、以来、伯父に代わって一家の大黒柱として働きまくったり。

いとこの嫁さんがキクチの5歳上とちょっと齢が近いので、結婚前から仲良くさせてもらったり。

(そのいとこの嫁さんがまた、すんげえいい人なのよ。あこがれのおねいさん)

 

上記、小さいころに預けられてたとき、義祖母(伯母の嫁ぎ先のしゅうとめさん)がキクチの面倒を見てくれて、以後ずっと、実の孫のようにかわいがってくれてて。

ななちゃんがにょうぼうのお腹のなかにいるころ、義祖母が亡くなって、葬式に行ったとき。

お通夜のあと、葬式の前夜、2人で泣きながらおばあさの話をしながら朝まで飲み明かしだり。

 

彼は3人きょうだいなんだけど。

下2人は男女の二卵性の双子なんだけど。

9年前に病気でのりちゃんを亡くして。

5年前に病気でひとえちゃんを亡くしたり。

 

んで、それもないしょで切実なことを冷静に報告してくれて。

(キクチの母親に言うと無駄に取り乱したりするからとか)

(家族だけの内々の事情だから黙っててほしいけどって言われたりとか)

「実はもうこんくらいガチでヤバい」とか。

「こうこうこういう状況だから、気持ちの準備しといて」とか。

 

彼自身も心臓の重い病にかかっちゃったけど。

趣味というにはレベルが高すぎる写真を、好きで撮り続けていたり。

孫がかわいくてしようがなかったり。

 

「あたしゃ、不良品ばっか生んじまった!」

自嘲気味に悲しむ伯母を、何も言わず黙って見守ってたり。

 

 

なかなかなハードモードだとおもうんだが。

 

なんかずっとキクチのよき理解者っていうか。

信頼しかできない、いいお兄さんで。

 

いまや、冠婚葬祭のとき(悲しいけど、ほとんど「葬」なんだけど)。

顔を会わせれば、ほぼべったりな感じでいさせてもらってるし。

 

相変わらず、クルマの運転もバイクの運転も船の運転もうまいし。

 

くりかえすけど、そんなともちゃんが還暦とかマジビビるわ。

これからもずっとキクチのいいお兄さんで居続けてほしい!

 

母の旧姓は「タキシタ」で。

キクチも彼もタキシタが母親だから「タキシタ」じゃないけど。

なんらかタキシタ的なもので濃厚につながってる感があっていい。

 

まあ、かれこれ10年ぐらい会ってねえんですけどね。。。

 

 

って書いてたら、なんだかモーレツに浜松に行きたくなってきた。

浜松、もうだいぶ行ってねえなあ。