キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ものごとの価値とは?

ザ・へんてつもない日記。

 

 

にょうぼうのおたんじょうびは1/10なんだけど、お誕生日会はだいたいその直前の休日にやることになってて。

たぶんもう10数年、キクチの小学校の同級生がやってる中華屋に行ってる。

 

寿司とか焼肉とかおフランス料理とか、いろいろ選択肢というかバリエーションがあってもよかろうにともおもうが。

にょうぼうはお誕生会は、その中華屋に行きたいひとなのだ。

 

表題に合わせて野暮なこというと。

にょうぼうにとってはお誕生会を寿司とか焼肉とかおフランスじゃなく、キクチの同級生の中華屋でやることこそが価値なのである。

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お店に着いて、席を案内されると。

壁にこんなのが貼ってあった!

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毎年のことなので、いつもは晩秋?初冬?には「今度もよろしく」って予約を入れるんだが。

 

今回はムスメっこが受験生なので

「まだどうするかわかんない」

去年の11月だったかな。

同級生のサトルとたまたまこのお店に行ったとき、言っておいた。

 

きょうは共テ(共通テスト:むかしの共通一次/センター試験)の直前。

1週間前じゃん?

今年はさすがに無理だろうと。

やるんならせめて共テ直後の休日かなと。

 

 

しかしして。

ムスメっこは旧年中に進路が決まってしまったので。

さっそく「そんなんわけで1/8でヨロシク!」ってLINEしてあって。

 

くどくど説明くさいが、そんなんわけで上記貼り紙並列と相なった。

あいかわらず、サービス精神が行き届いてるな!!!

 

 

あまつさえ、メニュウを開いたらこういう(↓)。

ちょっとだいぶん、キクチこそがうれしくなった。

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上記したとおり。

にょうぼうのお誕生会にはここに10数年通ってるんだが。

 

3年前からは予約時に。

「一品、おまかせメニューを加えてくれ!」

(「なお、そこに金の糸目はつけねえから!」って言い添えて)

ってことにした。

 

 

複数回いくお店って。

オーダーするメニュウがだいたい決まってきちゃうじゃないすか。

 

てめえの好み×そのお店の美味いもののかけ合わせで。

 

このお店では。

焼き餃子から入って、黒酢のスブタとエビチリから醤油やきそばで〆るのが定番ぱったーん。

(どれも絶品だが、醤油やきそばがキクチ的には超絶絶品でそこまでどんなに腹がいっぱいだろうが欠かせない)

 

そこらへんを軸に中盤でいくつかバリエーションを加える、という。

 

 

「店長おまかせ」は基本的に値の張る?メインディッシュなので。

序盤から中盤に出てくる。

(おととしはフカヒレスープで、去年はでっけー鯛の姿煮)

(おまかせだけに、何が出てくるかは出てくるまで知らない)

 

きょうはなかなか出てこないので。

「おれ、『おまかせ』を伝え忘れちゃった?」

「よしんば店長、忘れてる?」ってんで。

 

にょうぼうは醤油やきそばを頼もうって言いはじめるシマツ。

 

 

いやいや、でもちょっと待て。

おもったらば、終盤近く。

 

そろそろ〆に入りますかねってとこで出てきた。

店長が珍しく、ドヤ顔で皿を持って。

 

 

この店長ってのは。

営業時間には基本的に厨房からは出てこない。

(キクチが年に数回行くときは)

(いつもクドクド、閉店時間を過ぎても飲んでるので)

(そのあと、お店でいっしょに飲みつづけるという迷惑千万をしたり)

(あるいはほかの店に移動していっしょに飲むことはあるが)

 

したらば。

「240gのやつが入ったんだよ」

ドヤ顔で。

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「どうせ写真撮ってSNSにあげたりすんだろ!」

って、餡と別々に持ってきて。

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写真をひととおり撮ったらば。

完成品(↓)。

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〆としてのフカヒレあんかけチャーハン。

だから、あえて終盤に持ってきやがったんだな。

ものごとの価値がわかってるっていうか。

 

ぶっちゃけ、キクチは貧乏人だから。

フカヒレなんて、ヒトサマの披露宴かおととしのにょうぼうのお誕生日でしか見たことがないんだが。

 

ちょっと味見したら美味すぎて。

価値もわからないまま、無心でガツガツ一気喰いしてしもうた。

もったいねえ!

貧乏は罪だなっておもった。

 

そのあと、醤油やきそばもちゃんと食っちまった。

店長による〆的なおもてなしのシナリオ台無しぇ。

 

 

そんで、腹パンになったし。

3連休の中日ということもあって。

お店はほぼ満員で。

飛び込みのお客さんが、「7人なんすけど」って入ってきて。

 

「すみません、満員なので」って断ってるが。

おれらが出りゃ、隣の小テーブルも含め7人入れるよ!

知り合いだからって占拠?しててすまん!

ってんで、お会計をしようとしたら。

 

「ちょっと待ってて!」

って、さらにこういう(↓)。

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おかげさまで今年も。

価値というには代えがたいお誕生会がでけた。

 

(よくわかんないケド、ちょっとだけ反抗したくなっちゃって)

(この写真を撮ったあと)

(「おめでとう」の「お」の上を削って)

(「のめでとう」にした)

 

(のは、むかし大学のパイセンが)

(「おれ、のぼりと駅で案内板に書き足して『おぼりと』にしたぜ!」)

(って、いまならコンプラ完全アウトみたいなことをドヤってたののインスパイアだ)

 

 

去年末から兵庫島の橋が架け替えの工事で通れなくなってて。

いつもは二子橋を渡って川崎側に行くのを。

きょうは手前の新二子橋を渡って遠まわりして行った。

(土地勘がわからないとチンプンカンプンだな)

 

前々から、お店の立地がそうよくないと何となく知ってはいたが。

そうやって迂回して高津駅を通るコースで行ったら。

商店街から外れた駅から歩いて15分近くかかる住宅街のど真ん中。

という立地の悪さがよおく実感でけて。

 

何を言いたいかというと。

にもかかわらず、開店してもう20年近くなるのかな?

 

いまもなお、ちゃんと地元のひとたちに支持されてるってのは。

キクチが幼なじみだからってんじゃない、上記したようなサービス・価値を。

一人ひとりのお客さんに、ずっとコツコツし提供し続けてるからなんだなってのがあらためてよおくわかった。

 

ただの幼なじみとしてでしかないんだけど、なんだかすげえ誇らしくおもった。

 

 

。。。

 

 

なお、午前中に蛇足。

年初恒例の超絶ビッグレースを走ってみた。

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鈍足、というか、とめどない劣化を具現化した結果。

タイム的に何年かかろうじてこの線で維持してるものの、もう何年も何年も進歩も進化もしてないしする気もない。

 

でもねでもね。

この価値がどれほどのもんかは、じぶんだけがわかってればいいのです。