あ、なんでいまさら? だれやねんさんを取り沙汰すかというとね。
この一連の最初。
結果のとこでもほざいたとおり。
こういうわけで(↓)
誰やねんさん、ほんとうにありがとう!
あんたはマジ、リスペクトに値するわ。
今回、だれやねんにとてつもなく感謝してるし。
レース中、二度すれ違ったんだけど。
そんときの立ち居振る舞いが、リスペクトせざるを得ない感じだったのね。
なのに、「あんた」呼ばわりぇ!
ゆえ。
それを紐解く。
*
まず、前エントリーのつづきをほざくと。
キクチがだれやねんに勝手にシンパシーを抱いてるのの、2つめ。
前、ちょっと悪ノリしてツイッターでだれやねんをいじったことがあって。
ちょうど、冬季五輪の季節だったかな?
「ダレヤネンって、フィンランドの鳥人かよw」的な。
ニッカネンとか、ソイニネンとかね、アホネンとかね。
ダレヤネンってジャンプ競技の名選手感ある。
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こういうやりくちって、こちとらとすれば軽いジャブっていうか。
偽悪的に言えばちょっと試してるっていうか。
それに対してどう反応するかで、接し方の方向性を探る的な?
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いや、どういう反応だからいいとか悪いとかじゃなく。
名前いじりとか誰それにそっくりっすねいじりって、浅はかなキクチの想像以上にセンシティブなものだったりするじゃないすか。
言われてオイシイとおもうひともいれば、黙って許容してくださるひともいれば、そういうのはちょっと。。。ってひともいて。
喜んでくだすったら、そのセンでイケばいいし。
ちょっとなあだったら、こちとらわざわざ嫌がられることはしたくないし。
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しかしして。
全国津々浦々のマラソンを176回も完走するような旅人だれやねんはある日。
超絶ドヤ顔で、北海道旅行の写真をツイートした。
それがね。
「やっぱここに来ないとね!」だったっけな?
札幌五輪のジャンプ台のスタート地点なわけよ。
大倉山だっけ?
ちょっ、ダレヤネン。
フィンランドの鳥人いじり、あんがいウエルカムしてくだすってんじゃん!
そりゃいくらキクチが超絶人見知りだからって、勝手に距離を縮めたくなりまさーな。
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つくばマラソン。
前述したように。
かるりーのさんに「だれやねんさんはいっしょにスタートしたけど、ずっと前にいっちゃったよ」聞いてて。
かたやキクチは、ハーフを過ぎたころから何だかちょっと楽しくなってきて。
「あわよくば、後ろからでも遠目で一瞬でもいいから目撃してえなあ」おもって追撃しはじめた。
だれやねんはマラソンを、クマのプーさんの着ぐるみで走るから、いらっされば群衆の中でもすぐ見つけられるだろうし。
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いらねえキクチのマラソン情報を付加すっと。
ハーフを過ぎてから、少しペースアップすることにした。
ハーフまではキロ5分30を切るか切らないかぐらい。
(ただし4回もトイレ行っちゃったんで、ならすとサブフォーぎりぎり)
だったのに。
ってのは。
ハーフ地点で、これもずいぶんひさびさの感触なんだが。
「あと、たったのハーフマラソンじゃん!」っておもえたのね。
そういうじぶんに気づいてちょっと感極まりそうになったんだけど。
ゆえ。
*
で、「ここから後半ハーフをキロ5でいけたらオレかっけーぞ!」ってなったんだけど。
まだ、そこまでの力はねかった。
1kぐらい4分台で進んで「いや、ジョグにしたほうがいいな」って躊躇なくペースを落とした。
それでもなおかつ、前半より全然ペースを速められたわけで。
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そんでちょっと時は流れて、30k手前の折り返し。
つくば市役所前のスライドを進んでると。
対岸にだれやねん発見!
手をブンブン振ったら気づいてくださって。
ハイタッチまでしてくださって。
がぜん、てんしょんが上がった。
「よし、絶対だれやねんに追いついたる!」
「そんで、あわよくば手つなぎゴールしよう!」
脳内でもう、源氏物語絵巻がくりひろげられるはくりひろげられるは。
*
「ラブコメみたいっすね」ってコメントくだすったかたがいて。
今風に言えば、おっさんずラブってえの? 上等じゃねえか!
おもったんだが。
そんなんわけで。
おっさんずラブは二刀流なんだぜw
あずま一中の早田クン風にいえば
「わいのカミソリは二枚刃や!」
よしんば、ロッキーおじさんがいらっさるポイントまでにだれやねんに追いつけたら、ロッキーおじさんにだれやねんを紹介できもするよな! ナドト、三角関係をこじらすことを考えたらよけい楽しくなってきちゃったりして。
*
っていうかね、何を言いたいかというと。
つくば市役所前で。
ハイタッチしてから、数秒後。
「キクチー!」「キクチー!」
スライドしてどんどん後ろに遠ざかってくだれやねんが、背後から絶叫してくださってんのね。
追いエールってえの?
それがとてもとてもうれしかったというか。
(周りに人いっぱいいるから、ちょっと気恥ずかしくもあったというかw)
*
今回のつくばマラソン。
アレがなかったら、結果はたぶんそうとう違うものになってた。
ぐらい完全に気持ちが入ったのね、そこで、マラソンに。
やっと。
5年ぶりに。
少し泣きそうになったし。
何なら、ほんとうに少しだけだけど泣いた。
そんで、後ろに向かって「おうよ!!!! 」みたいな言語化されきってない鬨をあげて。
もう一段、踏み込みをつよくし。
ある種の決意をキメて、だれやねん追撃態勢に入ったんであった。