キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

続・ごくうすく浅くイッチョカミ(2022秋・ドラマおじさん復活傾向)

そんで、その「silent」ってドラマ。

たまたまやっててながめてただけなんだけど、 ちょっとおもしろくなるのかもっておもった。という話。

 

ドラマの公式サイトによると、こういう。

 

主人公の青羽紬(あおば・つむぎ/川口春奈)は8年前に、一生をかけて愛したいと思えた恋人との別れを経験し、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている一人の女性。

そんな紬と大切な人との出会いは高校2年の秋、たまたま朝礼で耳にしたある男子生徒の声に惹(ひ)かれたことがきっかけでした。壇上で作文を読む、佐倉想(さくら・そう/目黒蓮)に心を奪われた紬は、次第に彼が気になる存在になっていることに気づきます。

3年生で同じクラスとなり、共通の友人を通してだんだんと距離が縮まっていった二人は付き合うことに。音楽好きというお互いの趣味で通じ合い、仲を深めていった二人でしたが、卒業後のある日、これからも一緒にいたいと思う紬に対し、想は突然、理由も言わずに別れを告げて姿を消してしまいます。

それから8年という月日が流れ、新たな人生を歩み始めていた紬でしたが、ある日、偶然、雑踏の中に想の姿を見かけたことをきっかけに、再び彼の存在を意識するようになっていきます。もう一度、想に会ってちゃんと話をしたいと彼の姿を探し始めた紬でしたが、実は彼が徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力をほとんど失っていたという思いがけない現実を知ることになって…。

(改行はキクチが入れた)

 

ネタバレになるが。

26歳になったころ、高校時代につきあってた紬(川口春奈)と想(目黒蓮)がたまたま街で出くわし。

紬(元カノ)は想(元カレ)に話しかけるが、聴力を失ってしまった想には紬の声は届かない。

かたや想はどうして紬に別れを告げて消息を絶ったかとか、いまの想いを手話で涙ながらに訴えるものの、手話を知らない想には当然というか伝わらない。

 

ってのが第1回の終わり。

 

 

こっからとつじょ、クソどうでもいいキクチの自分語りになる、とんだズッコケ展開なんだが。

やっと、表題「ごくうすく浅くイッチョカミ」につながるんだが。

 

 

5年前に突発性難聴になって、朝起きたらいきなり右耳がまったく聴こえないという事態におちいったことがある。

 

そこらへんの日記はこのとおり(↓)。

身の上バナシ-突発性難聴 カテゴリーの記事一覧

 

キクチは超絶ラッキーなことに1ヶ月で完治して。

 

(トータル的には、完治する確率は3割。残りの半分は聴こえるようにはなるが完全には戻らず、残りのもう半分は聴こえないまんまだとか)

(ね、キクチはただの超絶ラッキーなだけでしょ)

 

(ただ、後遺症ってほどじゃないけどいまでも地味に影響はあって)

(極度に高所恐怖症になって、高いところにいくと平衡感覚がわかんなくなったり)

(気圧の変化でてきめんに体調が悪くなったり)

(ちょっとがんばって疲れたり飲みすぎたりすると耳鳴りがするようになったり)

 

(でもまあ、しょせんそのていど。三半規管ってすげえよな)

 

 

ってのはどうでもいいよくて。

 

絶好調に突発性難聴だったころ(?)。

いちばん不便なのは「見た目にはまわりから何もわからない」ことで。

その不便さ? を痛感した出来事があった。

 

たとえば。

ケガして包帯巻いてたりギプスつけたり松葉杖ついてたりしたら、一目でわかるじゃないすか。

メガネをかけてれば視力がよくないってわかるし。

すんげえ咳き込んでたり洟をすすってたら、それとわかる。

 

「耳が聴こえない」ってのは、傍目からはわかりづらいんっすよ。

 

なので、それから。

耳が聴こえないひととか、病気じゃないけどお腹が目立ちにくい妊婦さんとか、そういうひとのことをものすごく気にかけるようになった。

 

 

うっわ! てめえの想定以上に、うっすい!あっさい!

 

 

たぶんこのドラマは。

そういう聴こえる聴こえないのギャップとか。

聴こえなくなっちゃったひとの地味な不便とか。

聴こえてるひとが聴こえてないひとに寄り添おうとして、でもそれが聴こえないひとにとってみると余分なことだったりとか。

 

なあんてことを織り交ぜながら、紬と想が最終的にくっつくんだかくっつかないんだかっていう、ある意味ベタな展開になるんであろう。

 

ベタな展開は大好物なので、ちょっと注視しようかとおもう。

おもいましたとさ。

(おやおや? もうちょっと何か書こうとおもったんだがどうでもよくなっちゃった)