最上級生になったこまえざわ大学の江川卓クン。
爆発的に成長し始める。
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うれしい誤算として。
前エントリーでほざいたように「上り基調区間要因」として、メンタル(起伏のつおさに作用する)を集中的に鍛える設定をして。
メンタルは相応に伸びたんだけど。
スピードもスタミナもぐんぐん成長してって。
初戦のI雲駅伝(出雲な)直前の記録会で。
5000mのタイムが主に基準となるスピード型のI雲でも、押しも押されもせぬレギュラーとなれるぐらいのタイムを叩き出してきおった。
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というわけで。
I雲は5区に配置。
エース区間の1、3、6区とまではいかなかったが、アンカーにつなぐ重要な役割を担い。
6区にセーフティーリードをもたらす快走を見せる。
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翌月のZ日本(全日本な)。
出雲は5000m、全日本は10000mの持ちタイムが基準となる。
江川卓クンは直前の10000m記録会で例年なら準エース級ぐらいのタイムを叩き出したので5区に配置した。
いらねえキクチのZ日本区間配置の感覚をほざくと。
奇数区を重視してるので、5区は相当重要ってことで。
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たとえば、強豪校には現実を模したような学校があるんだけど。
東京国際大学を模したんであろう学校は。
アンカー8区にヴィンセントみたいな爆発力のアンカーがいてそれまでの展開を全部チャラにするような爆走をしてきたり。
駒澤大学を模したんであろう学校は。
前半からスーパーエース級を持ってきて後続に絶望的な差をつけといて、7、8区にも「まだいたのかよ!?」ぐらいのエース級を配置してとどめを刺しにくるし。
青山学院大学を模したんであろう学校は。
層が厚いんだか中盤のつなぎ区間が全然つなぎじゃないくらいつおくて、そこで抜け出してそのまま勝ち切ったりして。
みたいなことで、ゲーム的に60年(60サイクル)もやってくると、何度も何度も何度も辛酸をなめさせられてるわけで。
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5区に準エース級を持ってこれるか、つなぎの選手を持ってこざるを得ないかってのはチーム成績に雲泥の差を産むわけで。
江川卓クンが10000mの記録だけなら準エース級になってくれてなおかつ5区を任せられるってことは。
こまえざわ大学の中間層が厚みを増したといえる。
書いてるうちに興奮がよみがえってきた。
(それが文字数に正比例ぇ。。。)
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3大駅伝の第二戦。Z日本で。
江川卓クンは、こまえざわ大学を優勝にいざなう決定的なはたらきをしてくれた。
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ルーティン的に。
Z日本の数日前に、ハーフの記録会が催される。
H根(箱根な)の区間配置の判断基準となる、超絶大事な記録会。
(このゲームの大きな特徴のひとつとして、選手の疲労度的なパラメーターはないのでこういう非現実的な連投もガシガシできるのだ)
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H根って全区間がハーフマラソンだから、
この記録会の結果がほぼすべてと言ってもいい。
なので、持ちタイムがそれなりでもこの記録会で外すと、ギリギリのところでメンバー漏れすることもありうる。
ここで江川卓クンは、自己ベストを大幅に更新し。
チーム内3番目の記録を叩き出す。
単純にハーフの記録だけを見れば
イマイチな年なら2区もまかせられるタイム。
スピード・スタミナ・メンタルの能力値でいえば。
入学時EEDだったものが。
ABAにまで成長してくれておった。
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重要なのは、メンタルがAってこと。
このゲームの特質上なのか、キクチの育成癖かはわからんが。
「スピードとスタミナはわりとSまで引き上げられるが、メンタルをAにするのはけっこうムズい」ってのがあって。
つまり、江川卓クンは。
当初「つなぎ&上り基調の4区とか8区に使えたらなあ」おもってたのに。
それじゃもったいなくね?
山登りの5区だろ! ってほどになった。
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最も差が出やすい5区に配置した江川卓クン。
スタート直後からガンガン飛ばし。
上り坂で、後続をガシガシちぎってくさまに。
キクチは通勤電車でおもわず泣きそうになりましたよね。
この4年間の彼の道のりが走馬灯みたくめぐって。
見事区間賞で。
そのいきおいのまま、こまえざわ大学は総合優勝を果たす。
キクチ内で勝手に毎年じぶんのなかで勝手に「今年のMVP」を選出するんだけど。
この年のMVPは、ダブルエースの中澤クン富永クンでも、1区で勢いをつけた次期エース候補の矢田クンでもなく、江川卓クン。
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こうやって振り返ってみますれば。
江川卓クン、4年生の3大駅伝は全部区間賞なのな。
すげえな。
そんなこんなで。
このゲーム、もうちょっとつづけてみようとおもいます。
おもいましたとさ。
(もし、工藤官九郎っていう新入生が入ってきたら)
(つぶせぐらいの勢いでスパルタ教育を施したい)
(なんせこのゲームには疲労もケガもないからね)