キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

薄底シューズの威力、みたいなこと

某月某日。

どういう心の揺れ動きだか。

ターサーでジョギングをしてみたくなって。

靴棚の奥からジール3を引っ張り出してみた。

 

 

キクチがわりと走ってた5年前は、まだ厚底シューズなんてなくて。

たしか、5年前のつくばマラソンはジール5を履いてるひとが多くて。

 

ジール3はそのころ、ちょっと距離も行ってたので。

レースには使わないが、ポイントなスピード練の主力という位置づけで。

 

それから、あんま走らなくなっちゃったし。

厚底シューズが脚にやさしいから、そっちばっかになっちゃったし。

そもそも、ターサーをぶんぶん履けるような脚力はもうないんだが。

 

真空パック的に、5年分ワープしただけみたいな感じで。

シューズ自体はまだ全然使える状態のままで。

 

(シューズ好きのmadmadさんに言わせりゃ)

(無造作に靴棚の奥に放り込んであるだけだから)

(5年も経ちゃ、ゴムとか接着剤が劣化してまっせってことかもしれないけど)

(それを感じ取れるほどの繊細さは持ち合わせてねえんだよキクチは)

 

 

なお、今回ターサーでジョギングしたいなあとおもったのは。

きぐまさんっていうひとのせいでもある。

 

きぐまさんはいつも。

週末の早朝、ご近所の公園?をぐるぐるした。

ということをツイートなさってるんだが。

 

いまだにターサーゲイル3(ジールのさらに前の型の3号機)が現役で。

ちょっとうらやましくおもっちゃったんだろうね。

 

 

ターサージール3で。

ちょっとドキドキしながら走り始めてみておもったのは。

やはり、名器であるということ。

 

なんつうか薄くて軽いので。

足(脚ではない)を意のままに操れるし。

さばきもいい。

いい加減な着地をするとすぐに「あっ!」って気づける。

 

(特に、いまや厚底に慣れちゃってるから)

(ふだんいかにクッションに頼っているか)

(知らず知らず着地がぞんざいになってるかってのがよくわかりる)

 

 

足裏でわりとダイレクトに地面をつかんでる感を得られるのも、このみ。

(テニスも振動どめはつけないで、手にビーンってクル感じがすき派)

 

あと、ターサーって靴底にゴムのイボイボがついてるじゃないすか。

カチャカチャとまではゆかないが。

ちょっとしたスパイクっぽさが味わえて。

あの「これを履きさえすれば速く走れそう」感に、たまらなくwktkする。

 

けっきょくこの日は、予定してたよりやや速いペースで走っちゃった。

気分も高揚しちゃったんだろうね。

 

 

したらば翌朝。

(前日夜、走り終わった後、「薄底だけに」ってんでいつもより入念にケアしたのにね)

膝から下、特に足の裏がビリビリしてて。

 

薄底シューズの威力を実感した。

逆説的に、厚底シューズの脚にやさしい感がよおくわかった。

道具の進化、おそるべし。

 

 

。。。

 

 

かたや。

もう、ろくに走ってねえキクチがこんなことほざくのもアレだが。

厚底シューズが出だしたことからさんざん言われてることではあるが。

 

これはやっぱりちゃんと考えないといけないことなのかな? と。

 

 

厚底シューズってのは、クッション&カーボンプレートでもって。

脚にやさしい上に速く走れる。

 

脚にやさしいだけに。

おなじ追い込んだ練習をしてもダメージが軽減されるので。

「次に追い込めるようになるまで」のサイクルが短くなって。

練習の密度・強度が高くなり、理屈だけでいえばどんどん速くつよくなれうる。

 

一方で、保護されすぎてるかもしんない。

ってのは、今回、キクチがターサーでジョギングした翌日、厚底では感じたことのない足裏ピリピリでよおく実感でけた。

 

(なお、キクチはこのピリピリ感は、むかしポイント練で丘陵を全速力で下ったあとが想起されて、このましく受け止めておる)

 

そういう。

 

 

キクチごときがどんなにほざいても、

いまもちゃんと走ってるひとにとっちゃ釈迦に説法だな。

 

その「密度が高くなり、速くもなってるのに。

つよくなってるかどうかは半信半疑。」

ってとこがポイントで。

 

 

去年のいまごろだったっけかな?

近頃すっかりナリを潜めてるふらっとさんってひとが。

「週に一回は薄底でジョグをするようにしてる」

っておっさってて。

 

おお、すげえそうだよね!って。

じゃっかん、相当うなった。

 

そのバランスをどうバランスするか。

ってことなんだろうな(日本語ぇ)。