キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「不正ランナー」

日曜に北海道マラソンをテレビで観つつ、ツイッターをまさぐってたら。

「不正ランナー」ってのがトレンドワードに挙がってた。

 

前エントリーでもほざいたとおり。

この日曜は、24時間テレビもやってたじゃん?

24時間テレビっていえば有名人が生贄にされるマラソンが名物?で。

 

かつて、ネットがちょっと発達してきたころ。

「これはおかしくね?」

ってなったことがあった(ような気がする)。

 

いつの間に、距離が尋常じゃなく進んでるので。

「距離テキトーに進めた?」とか

「クルマ乗った?」みたいな。

 

ん? それって電波少年だっけ?

ヒッチハイク的な?

 

 

したらば、そういうんじゃなくて。

ツイッターのトレンドワードに上がってたのは。

まさかの「北海道マラソン」だったでござる。。。

 

 

ツイッターをみるかぎり。

そのひとは、その道?で有名なひとで。

これまでも前科?があるから。

マニア?から、きょうも逐一チェックされてて。

 

それにも、己をブレすことなく?

きょうの北海道マラソンでも堂々と不正したくさい、と。

 

 

別にシロートがチョロまかそうとどうでもいいじゃん?

おもいつつ、その告発?ツイートをみると。

 

ランナーズアップデート的な画像が貼りつけられてて。

10k地点からずっとラップがなくて、

35k地点からふたたびいきなり現れて、夏の道マラで見事サブスリー! という。

 

 

事前にゼッケンナンバーもチェックされちゃってて。

その人ってなぜかふつうにSNSもやってるようだから。

本名も居住地も職場もバレバレなようで。

 

まあ、たんじゅんにありうべからざることではあるとおもうんだけど。

 

 

いちばんつおくおもったのは。

「彼のモチベーションはどこにあるんだろうか?」

 

不正にしろなんにしろ、「夏の北海道マラソンでサブスリーしたい」っておもうぐらいってことは。

そもそも、日ごろからそこそこ(そこそこをかなり超えるぐらいに?)走ってるひとだろうし。

 

 

むかし、少しだけがんばってマラソン走ってた身としては。

市民ジョガーにおけるラン・マラソンって、きわめていい意味においての「ジコマン」にすぎないわけじゃないすか?

 

偽悪的な物言いをすると。

マラソンでサブスリーをしようとサブ2.5をしようと。

日本の陸上シーンにはビタ一文関係ねえことで。

MGCとか日本代表とか、箸にも棒にもかかりません。

 

「今月、400kmはしったぜ(ドヤ)」とか言っても。

学生なんか800kmとか走ってるしね。

 

 

でもそもそも。

そういうことじゃなくて。

 

本人がある目標に向けてじぶんなりにめいっぱい積み重ねてきて。

達成したものは、あまねくとうとい。

きわめていい意味においての「ジコマン」で。

 

それはサブスリーとかじゃなくても、誇りにできるもので。

 

 

サブ3.5とかサブフォーとかサブファイブだとしても。

「歩きたおしたけどゴールにちゃんとたどり着いた」であっても

「てめえの脚でもってそれを成し遂げた」っていう誇りは讃えられるべきものだし。

もっというと。

 

「本番では目標に届かなかった」としても、そこまでの努力とか節制とかチャレンジ精神をこそ讃えられるべきものじゃないすか。

半年なり1年なりちゃんと準備しなきゃできないことだし。

 

あ、「べき」かどうかはわかんないけど、キクチはそういうひとへのリスペクトがやまねえわけです。

じぶんとの闘いに真正面から勝った/挑んだ、んだもの。

 

 

すんげえむかし、こういうことをほざいた。

市民ランナーって、まさにこれだとおもうわけですよ。

接待ゴルフでメーワクをかけないように、一刻も早くうまくならないといけない」
「フルマラソン本番まで1ヶ月。○時間以内に走れなかったらボーズになるとか言っちゃったケド。。。」
「毎月第4日曜の朝7時に、村の娘が生贄として連れてかれる」

 

とかの事情なら、
魔法のような効果が出る方法を求めるのも仕方がない。

 

でも、
「練習もせずにいきなり80を切れちゃうようなゴルフ」とか
「月に50キロしか練習しないでも2時間台で走れちゃうマラソン」なんか、
やってて楽しいんだろーか?

www.kikuchiroshi.com

 

とすると。

その人にはそうしなきゃいけなかった?理由があるんだろう。

たとえば、「おれっち夏の道マラでサブスリーやったんすよ!」をマラソン走ったことないひとにもドヤ顔したいとか。

村の娘を生贄として差し出さなきゃいけないとか。

 

まあ、なんにせよ全方位的にひとっつも同意できないけどな。

 

かたや、たとえば。

マラソンを走ったことないひとに「北海道マラソンでサブスリーした」ってってもその価値は伝わんないじゃないすか。

そんで、話を合わせる的に「じゃあ、ホノルルマラソンとか走ったことあるんですかあ?」的な場にいるひと全員どうでもいい方向に展開するのがオチだし。

無感情な「すごーい」をともなう的な。

 

 

そもそも、本名も職場も所業もSNSでさらされまくってたら。

もし、同僚にちょっと走ってるひとがいたらすべてバレて、ネタキャラにしかならない。

「ネタキャラ」っていうかそんなひと、職場でばんびとの信頼を失うじゃん?

 

彼の日ごろ走ってる努力があるとしてもすべてチャラだし、けっこうな労力や費用をかけたレースの実績wはすべて逆にマイナス方向wじゃん?

 

 

となると、そこまでする彼の気持ち。

あるいは、そのモチベーション。

チョー、気になる。

 

 

ちょっと前、こんなことをごちた。

キクチのおまわり嫌いが出過ぎててクソうざいツイート。

 

たぶんこのひとは本来的な「胸を張れる」ほうのひとなのかもしれない。

 

 

ものの価値観はいろいろあっていい。

「目的を果たすためには手段は選ばない」をカッコいいとおもうこともままある。

(まあそれもそもそも、ルールや常識の範囲内でって話なんだけどね)

 

ただ詳しくはわかんないけど、キクチは小せえにんげんだから少なくとも「このひととおさけを酌み交わしてえ!」とは、ちょっとおもえないかな?