「ムスメっこの機種がお手元に届くのは1〜2週間後になります」
申し込みの電話で、おねいさんに言われた。
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前エントリーからじゃっかん時系列が前後すんだけど。
「それはいちおう保険として言ってるだけで」
「前のときもけっきょく3日後ぐらいに来たし」
って待ってたら。
ムスメっこの新機種が届いたのは、きっちり2週間後だった。
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ムスメっこに届いた新機種を
近未来のてめえの機種変に重ね合わせて。
「おれさまちゃんももうじき、これとおんなじのを!」
超絶wktkしつつ。
宅急便が午前配達(8-12時)って話だったので。
「あわよくば、8時とか9時にヤマトのひとが来ちゃうかな?」
逆に言うと、8時とか9時からいますぐ待ち人が来てもいいように。
もっと言うと、いま来るかいま来るかって感じで腰をはんぶん浮かせながら待ってたらば。
「こういうときあるある」っていうか。
けっきょく宅急便が来たのは12時ちょい前で。
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新スマホの現物と、そこにてめえで移行をやる場合のマニュアルもちゃんと同封されてたのを確認して。
(これならムスメっこ一人で移行作業なんとかなるなって)そそくさとおうちを出た。
13時には職場に出なきゃなんなかったので。
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んで、その日の夕方、帰り道。
なかば社交辞令的に。
「新しいスマホはどうよ!?」
ムスメっこのwktkぶりを刺激しようってんで
牽制球をほおってみたらば。
「iPhone7のSIMカードがぜんぜん取れねー。。。」
キクチ、チャリ立ち漕ぎでソッコーで帰宅す。
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でも、チャリ立ち漕ぎでソッコーで帰宅したらば。
ムスメっこはまだ出先だったようで不在で。
ムスメっこが帰ってくる前に。
ためしに、てめえのスマホでやってみたらば。
もんだいなく、すんなり取り出せて。
ワケワカメな自信を深めた。
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サッコン。夜。
ムスメっこの部屋を覗くと、ムスメっこはわりと例外なくうっかり勉強してて。
文学部キクチにはウルトラ文字にしか見えない、
数学の微積分とか物理とか化学の理解不能な計算問題をやってて。
「まあ、とにかく、アレだ。。。」
文学部はひるみつつ、虚勢を張り。
「もしわかんないことあったら」
「わからないこと以外はぜんぶ答えられるから」
「困ったらなんでもパパに訊いてねー!」
って捨てゼリフを吐いてそっとドアを閉じるまでがテンプレである。
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キクチがドアを開いたときにムスメっこがやってるのは。
「赤チャート」なのか「大学への数学」なのかは知らんが。
いままでムスメっこがキクチに困って質問してきたことは、
少なくとも、数学とか物理とか化学では
一度たりともないんだが。
えっ、SIMカードが取り出せないって!?(歓喜)
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いよいよ。
いよいよ、とうとう。
ムスメっこが困って、クソ父親を頼る吉日・ハズ・カムすか?
つづく。