陸上の世界選手権。
女子やり投げで北口榛花が銅メダルを獲得した。
*
キクチはもともと涙もろいほうなんだが。
最近、もうすっかりおじいちゃんになっちゃって。
涙腺決壊の閾値が暴落、あるいは消滅したんだか。
人間を見ていて、背景にちょっと覚悟とか決心とか積み重ねみたいなものが見えると。
もうそれだけで決壊するようになった。
ぐらいの、達人感が出てきた。
この情報、いる?
*
ロンのモチ。
北口榛花の今回のパフォーマンスもつぶさに見ていて。
なんなら、予選が始まる前からもう決壊しておった。
この情報も、いる?
*
スポーツにしろ何にしろ。
名が知られるほどになったり、世界に出ていくようなひとって。
「天才がなおかつ死ぬほどの努力をして」
「それでもたどり着けるかどうか」
みたいなことがよく言われるじゃないすか。
「ケニア人、マラソン速え!」みたいに。
最終的にDNAとか骨格とか筋力が生まれつき違う。
ということだって。
(たとえば日本人がケニア人ほどは先天的にマラソンに向いてないとして)
日本の天才が昆明とかボルダーの高地で合宿して、
月に1300kmぐらい走り込んでその舞台にたどり着いたからこそ、彼我の違いっていうか限界を悟れるって見方もでけるわけで。
*
前置きが長い。
おめえキクチは何が言いたい?
*
北口榛花ってひとは。
「やり投げで世界に伍するためにあの体型をつくりあげた説」
ってのがあるのね、キクチ内で勝手にだけど。
*
陸上の投擲っていうと。
ぽっちゃりした怪力の持ちぬしが跋扈する世界で。
それは卵が先かニワトリが先かという論を俟たず、
「そういうもの」だと思い込んでた。
少年野球でぽっちゃりしたひとは無条件でキャッチャーやらされる的な。
*
北口榛花は小学生時代、バドミントンで全国優勝したらしいし。
高校1年までは陸上と水泳をかけもちしてたらしい。
要するに、そもそも身体能力お化けっていうか
全方位的に運動神経抜群だったわけで。
*
これはたぶんにキクチの偏見と思い込みと無知かもしれんが。
バドミントンや水泳にぽっちゃりしたひとはほぼいないように。
北口榛花ってひとも、もともとはおそらくぽっちゃりではなく。
自身が持つさまざまな才能のなかから、
最終的にやり投げという競技を選び。
やり投げをキワめるために、それこそ。
「天才が死ぬほど努力して」あの体型をつくりあげたんじゃないか。
って勝手におもってる。
*
落合博満っているじゃん?
ずんぐりむっくりなカラダで500本以上のホームランをかっとばし、三度も三冠王を獲った不世出の大打者。
ぼくたちあたしたちは。
落合博満が中日ドラゴンズの監督になったとき。
現役時代とは比べるべくもない貧相な?体型になってて。
そこではじめて思い知ったわけですよ。
「落合は、プロ野球のスラッガーとして生きてゆくために(もともとガリガリなのに?)死ぬほど努力してあのずんぐりむっくりをつくってたんだ!!!」と。
みたいな。
*
なので、もし北口榛花がバドミントンを選んでたら、
跳んだり跳ねたり動きまわったりできるなりの
いまとは異なる体型をつくり上げたんだろうし。
水泳を選んでたら、
水の中をぐいぐい進めるようになるなりの
いまとは異なる体型をつくり上げたんだろう。
でいていずれを選んだとしても、
日本や世界でトップクラスになってたんだろう。
*
みたいなことを妄想するだけで、途方もなさすぎて。
キクチおじいさんの涙腺決壊はすげえw
あまつさえ。
こんなことほざくと語弊が生じちゃうかもしんないが。
北口榛花のあの、誰をも(少なくともキクチをな?)魅惑しちゃうようなワケワカメなチャーミングさっていったい何なんだろうな???
アスリートとしてはもちろんだけど。
こんなこと涙腺じじいが言ったらキモいのは承知だけど。
ある意味、女性としてもとてつもない魅力があるじゃん?とか。
(そしてこれも偏見バリバリかもだが)
wikipediaをチラ見するだに。
小中学校は国立大学の附属で。
高校はその地区随一の進学校出身だっていうから。
おそらく地頭もすごくいいんだろう。
このトピックスはいらねえな、かもだが。
パーフェクト超人じゃん!
*
あ、書こうとおもってたことからだいぶずれちゃったのでよす。
ともあれ。
こういう天才に出くわすと、たまらなくwktkするよね。