キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

エピソードゼロ #11 ビルドアップ

案内されたのは6人掛けの長テーブル。

 

  ち い か

ト       官 

  全   キ

 

とか、そういう席だったような気がする。

トリキで召しすぎて、もうすでに記憶があいまいだ!!!

 

 

隣が官九郎さんなのでキクチはアガっちゃって。

(緊張するほうじゃなく、アゲアゲのほうね)

 

まず、忘れないうちに。

お店選びでお手数おかけしたお礼を述べ。

借りていた1000円を返し。

赤子まじかわいいっすねなんつう感想をほざきつつ。

 

官九郎さんと話したかったことをさっそく切り出した。

 

 

キクチは官九郎さんとひさしぶりに、おもうぞんぶん陸上競技の話をしたかったのだ。

官九郎さんは、もっとちまきさんとかいろんなひととお話ししたかったかもしんないが。

お店のビールはサッポロラガー、いわゆる赤星のあまつさえ瓶なので。

ゴキゲンだし、お付き合いいただいた。

 

 

特に話したかったのはトラックの中長距離。

とりわけ、3000m障害のこと。

ちょうど、関東インカレのわりと直後だったし。

官九郎さんも高校時代、3障をやってらしたと聞いてたし。

 

それに連綿して、学生の長距離トラック、ひいては駅伝のことも。

 

 

キクチがしばしばチラ見せしてるような。

青学マニアのコッコさんに青学の長距離についてLINEをふっかけるのと。

きょう、官九郎さんに長距離の話をふっかけるのは構造がおんなじである。

 

どういうことかっていうと。

キクチはムダに齢をとってるから、それこそ瀬古選手が全盛期のころからかれこれ40年近く陸上競技やマラソンをつぶさに観てきてるんだが。

それはあくまで、ミーハーのドシロート目線を出ない。

そういう意味では一貫性がある。

深みはビタ一文ない。

 

 

んで、官九郎さんに話を振ると。

官九郎さんはちゃんと陸上競技をみているひとなので。

知識量とか造詣とか、まったく太刀打ちでけない。

 

逆に「このときは実はあのひとが、こうこうこういうわけですごいんです」とか「これから○○って人がきますよ」とか、そういうことを教えてもらえるのがものすんごく楽しい。

 

そういう最初のきっかけって、けっこうむかし「和田仁志」について語ったときなのかなあ。

 

 

要するに。

そういう、コッコさんとか官九郎さんにつっかかるのは。

前エントリーでほざいた、ギャグセンスにおけるトガーさんにつっかかるのとおんなじすたっらくちゃーで。

ガチで挑みかかりはするんだけど、必ず袈裟斬りでキレイにバッサリ斬られる安心感。

もし官九郎さんがふたたび更新したら、ブログでまた悪口雑言されるんだろうなあっていうヒリヒリ感。

 

ひっくるめて「ほう!!!」ってなるのが、とても楽しいの。

 

 

今回も、あえて官九郎さんのフィールド「3障」に乗り込み。

袈裟斬りをバッサリされながらも、すげえ楽しかった。

 

(でもジコマン的には)

(いま「3障」って話のチョイス的にキクチいいセンいってるとおもうの)

(三浦龍司が出てきて注目度あがってるし)

(やり方によっては、むかしの400ハードルみたく)

(ニッポンのお家芸みたくなる夢も抱けないわけではない)

(じゃん?)

 

 

そうやって、赤星の瓶を注ぎつ注がれつしてるうち。

まだ始まって数十分なのに、キクチの記憶は遠のいていった。

 

始まるまでに10話費やしといて。

いざ始まったらメモリー残量がわずかという、カミさんもクリビツテンギョーの超絶ビルドアップっぷりである。

 

。。。

 

スポーツの造詣深いもさることながら。

お互い、一流のアスリートに対するリスペクトが根底にあると感じられる。

ってのが、キクチが安心して官九郎さんに袈裟斬りされに行ける一番の動機なのかもな。

 

つづく。