かすみがうらマラソンのラップをさらす(公式のやつ)。
これってやっぱ。
35k以降に目が行きますよね?
いきなり5分近く上がったということは、キロ1分も速くなったってことで。
「おめえキクチ、体力を温存してやがったな!」
「途中までわざとラクショーなペースで行ってやがったな!」と。
たしかにかに。
自嘲を込めて、こんなつぶやきもしたし(↓)。
あ、もう出てる。最後だけがんばるマンぇ。 pic.twitter.com/KY1TwTij5m
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2022年4月17日
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んだけど、違うの違うの。
前エントリーでもほざいたとおり、9kぐらいからつらくて「いつやめようか」ばっか考えてたし。
ハーフを通過したとこでじぶんを鼓舞するために「キクちゃん、もう半分きたよ!」独りごちながら(あと倍あんのかよ。。。)って絶望感に暮れてた。
9kぐらいからぬーん(なついな!)が顔を見せはじめ、ずっと右のケツを手で揉みながら進んでおった。そんな痴漢行為は大した効果を発揮せず、ケツはどんどん炸裂しはじめた。なんとか走ってはいられる範囲のなかで。
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絶望感しかないなかで。
ハーフで「半分きたよ!」ほざいたように。
何とかてめえを鼓舞しようと独りごちつづけた。
28kでは「おーいキクちゃん、かすみがうらマラソンもあと3分の1で終わっちゃうよー」
30kでは「ここからがマラソンって言うじゃん? とりあえずラスト10k、32k地点までがんばってみよう!」
32kでは「あとたった10k。35kまではがんばれるだろ?」
35kでは「残り7k。土浦駅前のビル群が見えてきたよ! おめえ完走できるぞ!!!」
2〜3kごとに独りごちて、「おれは喋らないと死ぬマンなのか?」おもってるうち、なんだかだいぶてんしょんが上がってきた。
と同時に、自問自答してみた。
「たまの機会なんだからここで全部出し切らなきゃもったいなくね?」
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そこまでは調子がよくないとはいえ、たまに「おれいけんじゃね?」ってマラソン特有の波がくるときあるじゃないすか?
そのときは「これはただの気の迷いだ」「いま調子に乗ったらあとで手痛いしっぺ返しを喰らうに決まってる」ってんで抑えたぶぶんもあった。
(それは「体力を温存してた」とは違うんだけど、わかりづれーな)
(逆にやべえってときは躊躇なくペースダウンしてしのいだ。どうしてもあるかず完走したかったらしいぜ)
(やべえってとき=25kぐらいまでほぼだいたいずっと)
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が、きょうはこのままいけばたぶん完走できる。
もう、あるいちゃう恐れもないだろう。
したらば、少しでも力を残して終えるのはもったいねえんじゃねえか?って考えはじめ。
それまできょくりょく使わないようにしてた脚を、ここからは積極的に使うフォームに切り替えてみた。
らば、最近のおのれには信じられないようなペースに変わって、なんかどんどん楽しくなってきちゃった。
というわけ。
41k地点でもう確実に4時間は切れるってわかって。
「サブフォーで喜んでるてめえはそれでいいの?」おもってるキクチを。
「おめえ、ずいぶんえらそうだな!」ツッコんでるキクチがいて。
青息吐息になりながらいっしゅん、和んだ。
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ズンズマンさんと二度目の遭遇をした40k手前?はその、どんどん楽しくなってきた真っ只中で。
ちょっと前にサブフォーのペーサーの風船と、それに食らいつく大集団が見えてきたのとも相まって、てんしょんが最高潮になったのね。
あと、41k地点ぐらいだったかな。
ロッキーおじさんいらしてたよね。
何つうかもう、おれなんかにこんな幸せなことが重なっていいのかっておもっちゃった。ぐらい。
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。。。
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あ、きょう書きたかったのはそんな心情的なことじゃなく。
今回、完走できたのって、体幹の強化がてきめんに効いたってことだとおもうの。
これは年初からほぼ毎日つづけてる腕立て伏せと腹筋と野球の素振りが、すげえモノを言ってる。
むろん、もやしっこ発祥なので見た目には変化はわからない。
が、あるいてるときとかジョギングしてるときの安定度が何しろもうぜんっぜん違うの。
この「うおお!感」は必ずや、マラソンの後半〜終盤で生きる(はず)。
前半から中盤、「調子わりいな」おもいつつ、いままでよかカラダの軸がぶれてないなってことは実感でけてた。
35k以降、ペースアップできたのは。
しぜんと適切な姿勢をとれてたので腰が落ちず、脚への負担が抑えられてたからだろうし。
ペースアップしたあと、腰高がキープできたまま脚をどんどん前に出せる、いいぐあいに前に蹴れてるってことも実感でけて、どんどんどんどんてんしょんがあがってった。
ってのがあるとおもう。
だって、去年のエアかすみがうら。
終盤、ほぼあるく寸前みたいになってやっとこ4時間切ったのに対して。
今年のかすみがうらはそれよか準備も覚悟もできてなかったのに、
最後のほうペースアップしてまで完走できた。
明確な違いがあるとしたら、体幹しか見つからないわけで。
(レースなりのアドレナリン説もあるが)
(たぶんアドレナリンは去年のエアのほうが出てた)
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ついでだからバラしちゃうと。
素振りと腕立て伏せは興味本位100ではじめたんだけど。
腹筋をはじめたのは。
その少し前に、SNSでとしねえさんって人とトマスさんって人が見事なシックスパック?エイトパック?をドヤ顔でさらしてたのを目にして、ちょっと真似して?みようかなっておもった。
のがきっかけ。