2/23に今上天皇が誕生日を迎えて記者会見で語った言葉。
なんつうの?器?将に将たる才?見せつけられちゃったね。
ダイジェスト部分はこの朝日新聞の記事でわかりるけど、全文を読んだほうが真意がより鮮明にわかりる(↓)。
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いい意味で「私」がないっていうか。
象徴天皇という役割をほんとうに深く理解してらっさるというか。
こういうひとが信頼されるんだよねっていうテンプレみたいな、見事なバランス感覚のもちぬし。
立場上、何らかの思想や意見を語ってはならないという制約があるなかで、直截的な言葉(単語)でもってではなく、これだけ自身の立ち位置・意見を表明できるのって相当なテクニック?である。
「国民に寄り添う」という最強のパワーワードとか。
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いまたぶん、天皇制・皇室ってかなりなピンチじゃないすか。
(あ、思想的な話をしようってんじゃないっすとはあらかじめ言っとく)
歴史的にみりゃ、江戸時代以前まで皇位継承問題を軸とした相当に血で血をすすぐような争いが展開されたり。
それこそ第二次大戦後は存亡の大ピンチもあったけど。
威厳?存在意義?信頼性?という意味ではいまがたぶん最大のピンチだとおもう。
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キクチはノンポリ・オブ・ノンポリで。
というか、吹けばかんたんにふっとぶ一介の小市民なので、天下国家なんてデカい問題はおえらい人たちが勝手によろしくやってくれればよくて。
というか、てめえがきょう1日をどう生き延びるかに精一杯なのでそこまで考えてる暇はない。
天皇制や皇族についても、むかしからその是非とかの議論がくすぶり?つづけてるけど基本的にどうでもいい。
というか、生まれたときから当たり前にあるので、そういうもんじゃん?程度にしか考えてない。
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卑近な話をすれば、キクチは労働階級?では最下層で。
下請けとか孫請けみたいな立場なので、顧客の担当者がいくらいい人でも個人的に飲みに行くような仲でもパワーバランスってのの存在は常に認識してて。
黒いものでも顧客が白っていえば白なんてことは日常腐るほどあるし、労働が対価に見合わないなって局面でも「予算がこんだけなので」って言われれば、飲む(見合わない)か蹴る(ケツをまくる)選択肢しかない。
それがいいとか悪いとか、こういうやり方もあるぜみたいな話じゃなく。
それって、大元の案件と金を握ってる立場がけっきょく最強という仕組みなので。
それを拡大解釈?誤った解釈?してゆけば。
太古の昔にケンカがいちばんつおくて、「このクニはおれのもちもんだ」「おめえら全員おれさまちゃんに従え」「おれは天皇と名乗る!」って言ったひとが権力とか金をすべて握ってて。
その流れが、形を多少変えたもののいまもつづいてると考えるとごく自然で。
そりゃ特権しかないのは当然だろうってんで。
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そんなきょうび。
そんなキクチすら
「皇族とか天皇制っていらなくね?」
いらなくね?というか、なくても別によくね?
っておもうようになってるのは、やっぱサッコンの彼ら一族の立ち居振る舞い、権力のふりかざし方、伝え方がちょっとまずかったのかもしれないなってことを。
きょう今上天皇の記者会見に触れて、逆説的に?よおく気づかされた。
くりかえすけど本来、特権的なものは確かにあるんだもん。
「誰もがお互いを思いやりながら、痛みを分かち合い、支え合う努力を続けることにより」とか、ぶれなささがスゴイ。
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そういう意味では。
帝王学ってなんすかね?
「東大なんか目指さないで帝王学をちゃんと身につけたほうがいい」なあんて意見もあるが。
東大を目指すことと帝王学を修めることはまったく違うジャンルのような気もするから東大目指してもぜんぜんいいじゃんっておもうし。
そもそも、今上天皇から感じとれる帝王感?は教育されただけじゃなく、本人の資質や才覚に拠るぶぶんも相当なウエイトを占めるような気がする。
帝王学ってなんすかね?
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。。。
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今上天皇でいちばんの超絶名言は
そうとう昔だけど
「てはにー」
だとおもいまーす!