キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

おれが高校生だったらぜってーオチる(ムスメっこの最近の動静)

クソ親ばか日記である。

 

某日。

おしごと帰り。

超絶地元駅の橋の下にある駐輪場にさしかかったら。

 

「あ、パピン!」

薄暮れの向こうからぶんぶん手を振ってくるJKがいる。

 

(思春期以降、パパママって言うのが恥ずかしいらしくって)

(ちょっと活用を利かせて「パピン」「マミン」って言うようになった)

(いらねえ情報的には、それに乗じてにょうぼうはムスメっこを「ナニン」って言う。。。)

 

おお、ななちゃん。どうしたの?

っていうか。

なんでもうこんな顔が見分けつかねえ明るさなのに、パパってわかった?

 

「いや、なんとなくのオーラで」

 

 

オーラってなんすかね?

キクチなんか超絶陰キャの薄口オーラヤローだから。

常人ならよしんば、背後に立っていてもまったく気づかれないのに。

 

それは、まあいい。

 

 

見ると、ムスメっこ。

駐めてあるじぶんのチャリにまたがり、参考書を広げておる。

 

どうしたの?(何でここでそうしてんの?)

 

「いや」

「駅前のモスで勉強してたら、ビミョーなひとに会っちゃって」

 

ビミョーなひと?

「中学の同級生なんだけど。。。」

 

 

ムスメっこはフラットな性質なので。

人間関係でこれまで、マイナスなことは聞いたことがない。

中学のテニス部のメンツがベリーハードだったって以外は。

 

それでも、クソ親にはいちいち言わないだけで。

そりゃ人間、どうしても好き嫌いはあるさ。

 

でもなんか不自然。

テニス部のベリーハードなひと?

 

「そうじゃなくって」

 

 

「同級生でも、ビミョーな距離感のひとっているじゃん?」

「お互い知ってはいるし」

「会えば挨拶はするけど、とくに仲がよかったわけじゃない」

「とりあえずひさしぶりだから『あー!』ってなるけど」

「それ以上の会話が弾まない、みたいな」

「以後沈黙でよけい気まずい、みたいな」

 

うん。

 

「その『誰も悪くないのに何となく気まずい』が」

「その子に申し訳ないなあっておもって」

「ジャマしちゃいけないなっておもって」

「ここで来てつづきをやってた」

 

 

は!?

 

「だって、こっちも気になっちゃって集中できないじゃん?」

 

お、おう。

ところでそれで、ななちゃんはここに何分ぐらいいるの?

 

「1時間ぐらいかな」

 

そんなん家帰ってやりゃいいじゃんなんだが。

おうちではどうしても。

いっときたりともべんきょうしたくないらしい。

 

 

まあ、日も暮れてきたし。

こうしてパパも帰ってきたし。

 

もうさ。いっしょにおうち帰ろう!

「うん! そうだね! いっしょにおうち帰ろ帰ろ!」

 

 

たぶんまだ思春期の娘 vs 臭い父親

ということを差し引いても。

 

こんな物腰のJK。

キクチが現役男子高校生で赤の他人だったとしたら。

ぜってーオチるでしょ!

 

きょうびの男子高校生どもはこれからも永劫。

どうか目が節穴でいてください!!!