狛江駅の改札のすぐ左脇にセブンイレブンがあって、帰りによく寄るんだけど。
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狛江駅って超絶ターミナル駅だから、自動改札が(推定)100基ぐらい横にずらっと並んでて。100列ぐらいあって。
下り電車のホームは右側だから、セブンイレブンに寄ろうとおもうと階段を下りてから改札までにずんずん斜めに進まなくっちゃなんなくって。
おれは将棋の角なのかってぐらい、斜めに進まなくちゃなんなくって。
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おんなじように電車を下りて改札にまっすぐ進む人とちょっと違う流れで進まなくちゃなんないし。
斜めだから、改札まで推定1:2:ルート3ぶんぐらい、まっすぐ進む人よかよぶんにあるかなくちゃなんないし。
電車に乗ろうってんで改札から上り方面ホームにまっすぐ逆流?してくる人にも揉まれて、なかなか左端までたどりつけない。
ってのはどうでもいいとして。
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そのセブンイレブンの自動ドアは、軽く手を触れないと作動しない式で。
それはたぶん、改札のあまりにもそばにあって人通りが激しいから、ふつうの自動ドアだったら開きっぱなしになるかひっきりなしに開いたり閉じたりするのを防止する策で。
その軽く手を触れる式の自動ドアは、機械のこまけえ仕組みがよくわかんないケドあれって何に反応するんすかね?
物体がタッチしたという触感? 体温程度の熱? あるいはそれとは別モノのオーラとか存在感とかそういうやつ?
何が言いたいかというと。
キクチとその自動ドアとの相性はすこぶる良くない。
あまりにも強敵すぎる。
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そもそも、ふつうの自動ドアでも油断すると反応しないときがある抜群の存在感なのに、そこの自動ドアは、のべつキクチを認識してくれない。
目の敵にされているといってもいいぐらいで。
特に外側の反応は良くなくって。
買物したあと、内側からはチョー敏感に反応するので、「『おめえは入れたくねえし、不覚にも入れちゃったんなら早く出てってほしい』を態度で示してんのかな?」っておもうほどの強敵。
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いつもいつも。
軽く触れて開かなくて、つおめに触れてみても開かなくて、手のひらのいろんな部位で試しても、左手と右手を入れ替えても開かなくて、ただ自動ドアが反応してないだけなのに、キクチ何か悪いことしましたっけ?ってなるぐらい開かない。
ゴマとかいう呪文も通用しないし、北斗百裂拳みたく連打してみても微動だにしない。
(あ、超絶ターミナル駅の自動改札「100列」と北斗「百裂」拳をかけてみたんだけど、いざ書いてみたらおもいついたときほど全然おもしろくねえな。。。)
もうね。
背後からは改札を出る人や入る人からの、こいついったい何やってんだって空気がビシバシ伝わってきて気まずくてしようがない。ったらありゃしない。
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そんでけっきょく、いつもだいたいそうなんだがきょうも、お店から出てくるお客さんがニヤニヤしながら内側から開けてくれた隙に滑り込む。
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「自動ドアに認識してもらえない、もしくは入店を拒否されるおれって」
みたいなことって、いらねえ拡大解釈するじゃないすかあ。
とりわけちょっと運の流れがよくない日だと、因果応報?とか当然の帰結がここにも?とか、おれってそういう誰からも認識してもらい得ない、入ることを拒否られつづける運命をもって生まれたにんげんなんだろうか?とか、業(ごう)みたいなものを背負っちゃってんのかな?とか、おもっちゃうじゃないすかあ。
タマゴが先かニワトリが先かわかんないけど、自動ドアが開かないのはそういうじぶんの然るべき結果なのかな?とかねw
もともと全然関係ないことどもをそうやって勝手に結びつけて、鉄人みずからじゃんじゃん負のスパイラルにおちいるパッターンぇ。
がんばれ人たらし!