キヨミズダイブ的な心意気で
ムスメっこに話しかけると。
(詳細な点数を教えてくれたのち)
「発表を見るまでは
落ちたとおもって過ごすことにしてる」
という。
*
あくまで自己採点。
書き間違いや記憶違いがあるかもだし
スコア的にそう自信があるわけじゃねえ。
ってのと。
発表を見るまでの間。
「大丈夫だ」と気を落ち着かせて過ごして
その気持ちで発表に臨んで。
落ちてたときの落胆っぷりと。
「ダメでしょ」って諦めて過ごしといて
その気持ちで発表に臨んで。
受かってれば喜びは何倍増するし
もし落ちてても受け止めきれそう
っていう心の揺らめき的なもののうち。
ムスメっこは後者を選択したということで。
*
その後者をえらぶってのは
いかにもムスメっこの性格を表してる感じで
ほほえましくもあるし。
なんつうかコウ、この時期なりの
身の処し方ってえの?
「あなたはいま、
とても貴重な経験をしておるのだぞ」
親目線でおもったり。
「いやいや、大丈夫でしょ」なんて
ムスメっこを元気づけようとしてんだか
おのれに言い聞かそうとしてんのか
よくわかんないまんま、ほざいてみたり。
なんかそういう雑多なものが入り混じって
すっかりパニックになってんのは
完全に、父親のほうじゃねーかw
*
ともあれ、やっと訊けた。。。
*
飯を食ってると
ムスメっこはじぶんの部屋へと去ってゆき
にょうぼうが風呂から出てきた。
これは情報共有しとかないとなってんで
「自己採点の結果を訊いた」
つったら。
「あたしも知ってる」
マ・ジ・か!
「えっ! いつ訊いたの?」
「当日」
マ・ジ・か!
ずいぶんと、おくちが堅いですなっ!
その情報は共有しなくていいのかい?
おれと共有しなくていいとおもったのかい?
とは言っていない。
*
入試からこっち。
キクチがなんかフワフワしてるっていうか
明らかに落ち着いてない
ってのはバレバレなので。
ついでにカミングアウトする。
「きょうさあ、打ち合わせで
あっちのほうに行ったのよ」
「そんで、帰り」
「たまらず2駅分あるいて
○高校の横の交叉点のとこで」
「どうか!って拝んじゃったよね」
*
にょ「ギャハハハ。もう遅え!」
おい、笑ってんじゃねえw
*
「いや、そのたぐいなら
もう1ケあんだけどね」
にょ「え? なになに?」
「お百度」(を、お二十度ぐらいでくじけた)
のことは、またそのうち
時期をみてカミングアウトするか
墓場までもってゆくことにしようとおもう。