キクチとジョグとをかろうじて結びつける
か細い1本のよすがってあったじゃないすか。
(「続」とおんなじ書き出しの省エネ運転ぇ)
*
ちぎれそうな蜘蛛の糸
こと、ガーミンヌのバンド。
ちょっとでも温存しようとおもって
しばらく手首にはめず、
通勤用のリュックに入れといた。
おうちに置いとくんではなく
いっしょに行動することによって
うっかりGPSを拾うんじゃねーか。
という一縷の望みのもとに。
*
で、金曜の昼下がり。
「この3連休は走るんだろうなあ」
他人事のようにおもい。
取り出して充電しようとしたらば。
うぎゃああああああ!
キクチのクソ草ジョガー人生、ピリオド?
*
「もう別に大して走る気ねえし」
「バンドがちょん切れたら
それはそれでもうしようがない」
おもってたものの。
いざそうなると、延命したくなるもので。
ゴム用ボンドでくっつけ
セロテープで補強し
ボンドが乾くのを待つ。
ボンドが乾いたころあいを見はからって
セロテープをはずしたら
切断面からポロっと。
うぎゃああああああ!アゲイン。
*
これにて、キクチの
クソ草ジョガー人生しゅーりょー。
やったぜ。
これでもう、走らなくて焦るだの。
痛くておもうように走れないだの。
速いだの遅いだの。
順調に走れてるひとを筋違いにねたむだの。
そういうごちゃごちゃとはおさらばだ。
やったぜ。
*
。。。
*
きのう、辺境クソブログに
こんなコメントが入った。
(終わった=ムスメっこの入試)
どういう経緯かはしらんが、日曜。
荒川を根城とするマーマンさんが
多摩川左岸を走るという。
これは多摩川左岸民として看過できない。
ってんでイッチョカミすることにした。
*
9時過ぎに超絶豪邸を発ち
どっかで落ち合えるだろうってんで
下流に向けて走り出す。
500mほど進むと、マーマンさん。
会うなり、何かを手渡してくる。
!!!
「きょうはどうして多摩川?」
「ヒロシにこれを渡すためさ」
「用は済んだので、もう帰ろっかな」
紳士の立ち居振る舞い。
このひと、こういうことすんだよ。
*
いやいやいやいや、と。
せっかくはるばるいらしたしってんで
そこから90分ほど
走ったりあるいたりしながら
いろいろお話しした。
楽しかったデース。
(アメブロ化?)
*
ともあれ、
おもわぬ方向から蜘蛛の糸がつながっちった。
捨てる神あれば拾うマーマンあり。
(図工2だったぶきっちょゆえ
バンドをつけかえるとき
ドライバーを親指にぶっ刺した
流血騒ぎとかは、措いても)
パンパカパーン!
*
えっと。
こんな施しを受けながら
こんなこと言うのはアレだけど。
プレゼントに込められたいろんな想いに
いくら感謝してもしきれないし。
掛け値なしの号泣案件だし。
むしろ1周まわって
「ちょっとやりくちがズルいぜ」
ぐらいのことをおもったけど。
*
はたしてこれは。
蜘蛛の糸をつなぐ神のご加護なんだろうか?
はたまた、逃げられるとおもうなよという
地獄の何丁目からの召集なのか?
わからんw