キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

神奈川マラソン2020の結果

ああ、いちおう出走したので
結果をさらしときますね。

1時間46分10秒(ネット)。

ま、いろいろひっくるめて
いまのじぶんにしてはがんばれたかな。

展開をものすげえはしょっていうと。
○キロ5でいけるとこまでって覚悟。
○17kすぎでトイレ2分半ぐらいロス。
○そのままドロッとゴール。
という。

正直、
3kぐらいですでに苦しくて仕方なかったし
10kぐらいで脚は終了してたが、
せっかくほぼ1日つぶすわけだしってんで
死んでもいいとおもってがんばってみた。

「最後」とおもって。

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上記したとおり、ぶじ走り終えられて
それを想像以上に喜んでるおのれに
じぶんにじぶんでビビった。

たとえば。

ゴールした後、仲間がいる陣地に寄って
荷物預けに荷物を取りにいくとき
ひとりになったら。
感情のコントロール機能がバカになって
荷物預けの端っこにうずくまって
じゃっかんティアー的なものをカマして
そんでこれはちょっと恥ずかしいなおもって
深呼吸して気持ちを落ち着かせてから
ふたたび陣地に戻った(長え)。

程度にはうれしかったし
意外というか、いい意味で戸惑った。

らしいですぜ。

だいたい「21.0975k」って。
(ふだんから走り込んでるひとにとっちゃ
ぜんぜん大したことない距離だが)

一般的に考えて
「当然、乗りものを使う道のり」で
それをじぶんの脚を使って移動するなんて、
ちょっとおかしいとおもう。

。。。

話を前日以前に戻す。

何でそんなことをするかというと
前日、あるいは当日の朝アップ分で。
「神奈川マラソンはこう走る」
的なエントリーを書こうとした。

が、よしておくことにした。

どう走れるかなんてわからないし、
どう走ろうか考えれば考えるホド、
マイナス材料しか出てこなくて。

そのマイナスっぷりを形に表すことによって
その形におのれが飲み込まれてしまう
のも、やだったし。

後ろ向きなことしか書いてねえの、
書いててクソつまんねえんだから
読まされるほうはたまったもんじゃなくて
そんなこと書いてもしようがないし。

免罪符っていうかエクスキューズっていうか
「そんなボクちゃんだから
走れなくてもしようがないよね」
とか、あまつさえ。
「そんな状態でも走ろうとする
おれさまちゃんかっけえ」
的な感じになっちゃいかねないから
(そう意図する意図しないは別にして)

そういうのは、クソみっともねえな。
おもって、ボツにした。

で、それをここで書こうとしてるんだが。

「え?書くの?」って気もするし。
そういう経緯でボツったことを
コウ、すべてが終わったあとに俯瞰的に
おめおめとさらすのは。

なんか卑怯、ってえと言い過ぎだな。
ずっこいような気もするw

前日、そんなん感じで。
「レース前の緊張感」とは違う意味で
ものすごく不安になっていた。

なにしろ、走るのは
超絶ビッグレース以来で。
3週間、1ミリたりともジョグしてねえ
からだ。

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それでも。
「出走しない」という選択肢がなかったのは
去年おととし、さんざっぱらDNSして
後味がものすごくよくなかったゆえ。

去年の秋に
「エントリーしたレースは必ず出はする」
を最終防衛線に課しちゃったからで。

前日の夜は
「なんでおれはおれに
そんなこと課しちゃったんだぜ?」
って、過去のおのれを恨み尽くしたw

あ、コレやっぱすっとばす。

もし明日になってもまだ書く気があったら
次エントリーでたれながすことにするわ。

。。。

神奈川マラソンに出走して
心底よかったなとおもう。

というのは、上記したような
てめえのことなんかどうでもよくって。

2つある。

1つはFIREさんにお会いできたこと。

FIREさんは先日奥様を亡くされて。
その過程や事後はブログやSNSで
書いておられて。

おれはおじさんに何にもできるわけねえし。
FIREおじさんはカラッと振り返ってるし。
(そのカラッがよけい響くんだよね)

FIREさんが真っ只中(?)なころ、
「もし、にょうぼうに先立たれたら」
とか、いやおうなくキョライしちゃって。

どんなにおれがエア夫婦とはいえ
ちょっと想像するだけでも
頭が狂いそうになって思考停止させんのに
それが、FIREおじさんは
「いま、ここにある現実である」に
胸が張り裂けそうになっておったし。

それをキクチごときがクソ安く
「わかります」とはとうてい言えねえし。

きょう、お会いしたらFIREおじさんは
あいかわらず声でけえし。
奥様のこともカラッと話してらっさるし。
大すきなラーメンのオリジナルTシャツを
まとってらっさるし。
大すきなバーグ(カレー屋さん)のことを
でっけえ声で話してらっさるし。

それを「あいかわらず声クソでっけえすね」
とかツッコませてくれる感じが
ものすごくうれしかった。

あと、文面ではひんぱんに目にする
「バーグ」を初めてネイティブで耳にでけた?
こともうれしかった。

きょうお会いできたことは
FIREさんにとってはどうでもいいことだが
キクチは勝手に抱いてた
「FIREさんに申しわけが立たない」
ってのを、ちょっとだけ
ほんのちょっとだけ薄められた
ような気がした。

しましたとさ。

陣地を撤収し、
磯子駅の中華屋でみなさんと飯を食った。
帰り。

駅に向かってあるいてると。
前からこわもてのおにいさん。

DEGさんは去年の年末だったかな?
おうちでいきなり体調がおかしくなって
ガマンしきれずに救急車を呼んで
病院にいったら、わりと抜き差しならねえ
とんでもないことが判明した。

ということを、SNSで訊いてた。

ご本人が時折アップする写真や
いっちさんとかぬまっちさんとか
ご近所のひとがお見舞いにいって
アップされる病床の写真は
おれが知ってるDEGさんとはほど遠い
けっこう深刻な感じで。

で、いて。
お見舞いにいくのも物理的に遠いし
状態が状態だからへんにおじゃまするのも
ちょっと憚られちゃったりなんかして。

結果論的には「何もしてねえ」
ってことが、ずっとひっかかってた。
勝手にざらざらざらざら、してた。

風の噂で、
「東京マラソンのアフターに来るらしいぜ」
と訊いて、ああよかったな
おもってはいたが。

どっちみち、
おれはDEGさんになにひとつ
なんもしてあげられねえ。

なんかですね。
クルマを運転してたら
「あ、知ってるやつらがいる!」
ってんで、声かけてくれたらしいんっすよ。

こわもてにちょっと似つかわしくない
甲高い声でもって。

お会いできたこともうれしかったし
そんくらいDEGさんが元気になってたことも
なによりうれしかった。

ついでにそういう無礼を
前もって詫びることができて。

これはただの独りよがりだけど
ちょっとだけ胸のつっかえが取れた。
気がした。

FIREおじさんとDEGさんに出くわせて
きょう神奈川マラソンに出といて
ホント、心底よかったっておもえた。

彼らとは、これからまたどんどん
楽しい想いができるな!
してゆきたいな!

きょう神奈川マラソンを走られたキクチ
おつかれさまでした!
(この言い回し、一度つかってみたかったのw)