ああ、いちおう出走したので
結果をさらしときますね。
*
1時間46分10秒(ネット)。
ま、いろいろひっくるめて
いまのじぶんにしてはがんばれたかな。
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展開をものすげえはしょっていうと。
○キロ5でいけるとこまでって覚悟。
○17kすぎでトイレ2分半ぐらいロス。
○そのままドロッとゴール。
という。
正直、
3kぐらいですでに苦しくて仕方なかったし
10kぐらいで脚は終了してたが、
せっかくほぼ1日つぶすわけだしってんで
死んでもいいとおもってがんばってみた。
「最後」とおもって。
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上記したとおり、ぶじ走り終えられて
それを想像以上に喜んでるおのれに
じぶんにじぶんでビビった。
たとえば。
ゴールした後、仲間がいる陣地に寄って
荷物預けに荷物を取りにいくとき
ひとりになったら。
感情のコントロール機能がバカになって
荷物預けの端っこにうずくまって
じゃっかんティアー的なものをカマして
そんでこれはちょっと恥ずかしいなおもって
深呼吸して気持ちを落ち着かせてから
ふたたび陣地に戻った(長え)。
程度にはうれしかったし
意外というか、いい意味で戸惑った。
らしいですぜ。
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だいたい「21.0975k」って。
(ふだんから走り込んでるひとにとっちゃ
ぜんぜん大したことない距離だが)
一般的に考えて
「当然、乗りものを使う道のり」で
それをじぶんの脚を使って移動するなんて、
ちょっとおかしいとおもう。
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。。。
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話を前日以前に戻す。
何でそんなことをするかというと
前日、あるいは当日の朝アップ分で。
「神奈川マラソンはこう走る」
的なエントリーを書こうとした。
が、よしておくことにした。
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どう走れるかなんてわからないし、
どう走ろうか考えれば考えるホド、
マイナス材料しか出てこなくて。
そのマイナスっぷりを形に表すことによって
その形におのれが飲み込まれてしまう
のも、やだったし。
後ろ向きなことしか書いてねえの、
書いててクソつまんねえんだから
読まされるほうはたまったもんじゃなくて
そんなこと書いてもしようがないし。
免罪符っていうかエクスキューズっていうか
「そんなボクちゃんだから
走れなくてもしようがないよね」
とか、あまつさえ。
「そんな状態でも走ろうとする
おれさまちゃんかっけえ」
的な感じになっちゃいかねないから
(そう意図する意図しないは別にして)
そういうのは、クソみっともねえな。
おもって、ボツにした。
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で、それをここで書こうとしてるんだが。
「え?書くの?」って気もするし。
そういう経緯でボツったことを
コウ、すべてが終わったあとに俯瞰的に
おめおめとさらすのは。
なんか卑怯、ってえと言い過ぎだな。
ずっこいような気もするw
*
前日、そんなん感じで。
「レース前の緊張感」とは違う意味で
ものすごく不安になっていた。
なにしろ、走るのは
超絶ビッグレース以来で。
3週間、1ミリたりともジョグしてねえ
からだ。
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それでも。
「出走しない」という選択肢がなかったのは
去年おととし、さんざっぱらDNSして
後味がものすごくよくなかったゆえ。
去年の秋に
「エントリーしたレースは必ず出はする」
を最終防衛線に課しちゃったからで。
前日の夜は
「なんでおれはおれに
そんなこと課しちゃったんだぜ?」
って、過去のおのれを恨み尽くしたw
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あ、コレやっぱすっとばす。
もし明日になってもまだ書く気があったら
次エントリーでたれながすことにするわ。
*
。。。
*
神奈川マラソンに出走して
心底よかったなとおもう。
というのは、上記したような
てめえのことなんかどうでもよくって。
2つある。
*
1つはFIREさんにお会いできたこと。
FIREさんは先日奥様を亡くされて。
その過程や事後はブログやSNSで
書いておられて。
おれはおじさんに何にもできるわけねえし。
FIREおじさんはカラッと振り返ってるし。
(そのカラッがよけい響くんだよね)
FIREさんが真っ只中(?)なころ、
「もし、にょうぼうに先立たれたら」
とか、いやおうなくキョライしちゃって。
どんなにおれがエア夫婦とはいえ
ちょっと想像するだけでも
頭が狂いそうになって思考停止させんのに
それが、FIREおじさんは
「いま、ここにある現実である」に
胸が張り裂けそうになっておったし。
それをキクチごときがクソ安く
「わかります」とはとうてい言えねえし。
*
きょう、お会いしたらFIREおじさんは
あいかわらず声でけえし。
奥様のこともカラッと話してらっさるし。
大すきなラーメンのオリジナルTシャツを
まとってらっさるし。
大すきなバーグ(カレー屋さん)のことを
でっけえ声で話してらっさるし。
それを「あいかわらず声クソでっけえすね」
とかツッコませてくれる感じが
ものすごくうれしかった。
あと、文面ではひんぱんに目にする
「バーグ」を初めてネイティブで耳にでけた?
こともうれしかった。
*
きょうお会いできたことは
FIREさんにとってはどうでもいいことだが
キクチは勝手に抱いてた
「FIREさんに申しわけが立たない」
ってのを、ちょっとだけ
ほんのちょっとだけ薄められた
ような気がした。
しましたとさ。
*
陣地を撤収し、
磯子駅の中華屋でみなさんと飯を食った。
帰り。
駅に向かってあるいてると。
前からこわもてのおにいさん。
DEGさんは去年の年末だったかな?
おうちでいきなり体調がおかしくなって
ガマンしきれずに救急車を呼んで
病院にいったら、わりと抜き差しならねえ
とんでもないことが判明した。
ということを、SNSで訊いてた。
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ご本人が時折アップする写真や
いっちさんとかぬまっちさんとか
ご近所のひとがお見舞いにいって
アップされる病床の写真は
おれが知ってるDEGさんとはほど遠い
けっこう深刻な感じで。
で、いて。
お見舞いにいくのも物理的に遠いし
状態が状態だからへんにおじゃまするのも
ちょっと憚られちゃったりなんかして。
結果論的には「何もしてねえ」
ってことが、ずっとひっかかってた。
勝手にざらざらざらざら、してた。
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風の噂で、
「東京マラソンのアフターに来るらしいぜ」
と訊いて、ああよかったな
おもってはいたが。
どっちみち、
おれはDEGさんになにひとつ
なんもしてあげられねえ。
*
なんかですね。
クルマを運転してたら
「あ、知ってるやつらがいる!」
ってんで、声かけてくれたらしいんっすよ。
こわもてにちょっと似つかわしくない
甲高い声でもって。
お会いできたこともうれしかったし
そんくらいDEGさんが元気になってたことも
なによりうれしかった。
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ついでにそういう無礼を
前もって詫びることができて。
これはただの独りよがりだけど
ちょっとだけ胸のつっかえが取れた。
気がした。
*
FIREおじさんとDEGさんに出くわせて
きょう神奈川マラソンに出といて
ホント、心底よかったっておもえた。
彼らとは、これからまたどんどん
楽しい想いができるな!
してゆきたいな!
*
きょう神奈川マラソンを走られたキクチ
おつかれさまでした!
(この言い回し、一度つかってみたかったのw)