キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

神林選手#3

「中学で全国トップクラス」ってのは
ちょっと香ばしいぶぶんがあって。

「カラダがデカいだけ」とか
「成長期がひとよりちょっと早かった」とか
「競技者としていわゆる早熟タイプ」とか
ままある。

ほかにも。
女性だと第二次性徴とか
指導者や環境の運不運とか。

ロンのモチ
「ポテンシャルが秀でてる」
ってのもある。

それと早熟の逆っていうか。

高校でいきなり頭角を現わしたり、
大学や実業団でいきなり頭角を現わす
ってのもあるな。

カラダの成長期なのか
競技者としての成長期なのか
地道に積み重ねてきた練習が実を結んだのか
それぞれでよくわかんないケド。

神林勇太は高校に行ってどうなの?

ってんでますます
ネットでwチェックする機会が増えたんだけど。

九州学院に進んでからも
すくすく育ってったようで。
インターハイや高校駅伝で
活躍してるのを眺めては勝手にwktkしてた。

いらねえ情報的には。

毎年夏の家族旅行(城めぐり)。
2015年はたまたま熊本だったので
ライフワークの「コーモンめぐり」では
当たり前のように九州学院も
訪ねてみたりした。

www.kikuchiroshi.com

ネットやらで神林選手の活躍を眺めてて
高校の陸上はまったく無知なキクチが
はじめて知ったのは。

(高校生の長距離って
持ちタイムの基準が5000mなんだが)
1年生は秋ぐらいまであんま5000を走らさず
3000mの底上げを図るらしいってことで。

それがなんでかは、知らん。
ん? 高校時代、急に雑になったな。

そんなん感じで。
高校でも世代トップレベルだったものの
やっぱり遠藤日向に勝てないし。

中学のときほど抜きん出てないというか
前エントリーで触れた全中入賞者とか
トップレベルのひとたちが群雄割拠って感じで。

(ところで、つぶさに調べたわけじゃないし
詳しいことはよくわかんないけど。
「中学でトップレベルだったひとたちが
まんま高校大学でもほぼいる」
って世代はそんなに多くないんじゃないかな)

いずれにしろ、高校生で
5000m13分台がざらとかおかしい。
時代の流れってすげえ。

そんで大学は
青山学院に進むってことがわかって。

その年にやってたドラマの「陸王」にも
実名役で出たりして。
期待されてんだってのは、わかった。

なんちゃら坂の親戚ってのも、わかった。

www.daily.co.jp

されど、箱根連覇中の青学。

鳴り物入りで入った神林選手といえども
選手層が厚すぎる。

三大駅伝にはなかなか出れなくて。
1、2年生のころは
「登録メンバー入りはするんだけど
補欠だったり、当日変更で出走には至らず」
的なことが多かったような気がする。

1回、出雲だか全日本に出たかな()

持ちタイム的には、たとえば5000で
高校時代に出した自己ベストを
なかなか更新できなかったり。

現役のアスリートにこう言うのは
失礼っつうか非常におこがましいことだが
「ちょっと伸び悩んでるのかな」
という感じだった。

青学の同学年内でも
吉田圭太がエース然として成長してゆき
頭角を現わすなか。
10000とかハーフの持ちタイムでいえば
神林選手は3、4番手って感じになってった。

あまつさえ。

3年生になってからは学部のカリキュラムだかで
5ヶ月、ニュージーランドにホームステイ?
留学?だかってことらしくて
「おいおいおい」って、
赤の他人のキクチは勝手になった。

なお「折り返し地点が超絶豪邸の至近」
で、おなじみの11月に開かれる世田谷246ハーフ。

世田谷ではわりとデカいスポーツイベント
ってんで、区内の駅伝強豪校。

日大、駒大、農大、国士。
あと、練習拠点がわりと近隣な
専修、日体、国学院?
っていうそうそうたる学校が
こぞって出場してきて。

神林勇太が青学に入学する前後、
4、5年前からか、なぜか
青山学院もこぞって出てくるようになって。

青学的にはどうやら
「レギュラー確定クラスはペース走」
「それ以外はわりとガチ」。

時期的に、学内の箱根選考会
的な位置づけでもあったぽくって。

こちとらキクチとしては
お手軽に神林勇太を見れるってんで
どうせ抽選で外れっぱなしだし
応援に注力することにしてる。

何が言いたいかというと。
神林選手を見つけるやいなや。
「宮前中、がんばれー!!」
叫ぶ。

「青学がんばれー!」でも
「神林ゆけー!」でも、ない。

安い、川崎の同志感w

いいオトナになってんのに
「おまえ、どこ中?」
に帰結しちゃうみたいな、大安売り。

まあ、その想いは
「芳しい反応は得られず」って結果で
3年連続してスベッたんだけどな。

。。。

2019年度。
神林選手もいよいよ上級生の3年生になって。

2コ上の代の
(箱根の連覇は途切れちゃったケド
学生駅伝準3冠的なメンツの)
超豪華メンバーがごっそり抜けて。

「今年の青学はビミョーっすよね」
って感じになった。

学生スポーツで勝ち続けるとか
強豪校でいつづけるのって、わりとむつかしい。

「4年間しかないから
メンツがどんどん入れ替わる」
っていうそもそもの仕組みもありながら。

たとえば、駅伝の青学とか
ちょっと前のラグビーの帝京みたく
あまりにも君臨しすぎると。

強豪としてリクルーティングがしやすくなる反面
有望な高校生が試合への出場機会を求めて
ほかの学校に流れる、的な動きもあって。

箱根の強豪校が10年前とガラっと変わったのは
まさにそんなん感じだし。

特に近年。
長野・佐久長聖高校の名伯楽
両角監督が東海大学の駅伝監督になって
新たな流れができた。

知ってる人は知ってて知らない人はまったく知らない、高校長距離界の伝説・佐藤清治を見い出し、育て。
その後も上野裕一郎、佐藤悠基、大迫傑など、名だたるビッグネームを輩出したひとが母校・東海大に。

ってなりゃそりゃ、高校のトップクラスは
こぞって東海大にいきますわな。

さらに話をそらすと。

新鋭の強豪もワクワクすっけど
中央とか順天堂とか大東とか日大とかが
ちゃんと上位にいる箱根駅伝がなつい。

幼少のみぎりから見続けてる身としては
「テレビにぜんぜん映らない中大と日大」
ってイメージがある。

それはどういうことかというと
箱根駅伝の中継って
優勝争いかシード権争いにフィーチャーするじゃないすか。

でも、いつも安定して3~5位ぐらいな日大や中大は放送的に、中継所以外、ほぼシカト状態。みたいなのが座りがいいような気がすんだが。

超絶いらねえ情報だし。
話がそれすぎだな。

「今年の青学はビミョーっすよね」
な年。

それは反対側からみれば。
下級生(1、2年生)のとき
いまいちパッとしなかった神林選手にとっては
レギュラーを張るチャンスでもあるし
レギュラーとして試合に出ることにより
なんらかの殻を破るチャンスになんじゃね?

ということもできて。

そんな2019年度の駅伝シーズン。
初戦の10月、出雲駅伝。

4区(6.2k)を走り、
区間新記録の区間賞!

うおおおおおおおお!
とうとう覚醒した!

と、おもったら。

2戦目、全日本大学駅伝(伊勢)。
3区、やってもうた。。。
チームの流れをとめちまった。。。

そして箱根駅伝。
神林選手は9区にエントリーされた。
(今度はちゃんと走れるらしい)

2年間、逃がした箱根。
展開によっちゃ、キーマンになりうる。
なんとなくおもってて。

1月2日の往路。
青学は新記録を叩き出し優勝した。

2区。
1年生の岸本がすげえ走りをみせ
トップに躍り出る。
(岸本っておかおがちょっと、神林と似てるよね)


「係長」とか、センスしか感じられないwww

4区。
吉田祐也が区間新を叩き出す。
(吉田祐也については、語るべきことがたくさんあるような気がするが措く)

5区。
2年生の飯田貴之。
山登りの5区、山下りの6区がアレ
といわれてた今年の青学において。
国学院浦野とか東海西田を向こうにまわし
まさかの区間賞。

往路を終わって
優勝候補の東海とは3分22秒差。

とはいえ、東海大は4年生が黄金世代。
山下りの6区には日本選手権1500mで優勝経験のある館澤亨次。
8区には去年の箱根MVP小松陽平など、おっかねえメンツ。

対する青学は。
去年、6区の区間記録を叩き出した小野田が卒業し。
8区は去年やらかした岩見。

青学が「相応の」走りをしたとしても
たぶん、東海大はぐんぐん迫ってくるだろうし。

すっげえ何となく。
6区→詰められる。
7区→詰められる。
8区→詰められる。

ってんで、青学と東海がもつれて。
9区が勝負どころかなっておもった。

青学の原晋監督が
「総合優勝へのキーマンは神林」
的なことを言ってたってのは後から知った。

のは措いたとしても。

前々エントリーでほざいたように
神林選手はすごいストライドで走る
じゃないすか。

でもそれは反面、
なんつうか長距離選手としては
いささか飛び跳ねすぎかなってフォームで。

見てる側の勝手な感想をほざくと。
安定感の面で不安があるし。

ことほどさように全日本ではやっちまったし。

それらをひっくるめると
「神林勇太、20kもつのか?」
おもったりなんかしてた。

あ、クソ長えケド。

このシリーズ飽きてきたし。
次で終わらせたいから
きょうはその前まではもってくショゾン。

持ちタイム。
東海9区松尾。
10000m 28分37秒。ハーフ1時間02分17秒。

青学9区神林。
10000m 29分13秒。ハーフ1時間03分56秒。

駅伝ってのは基本的に、
5000とか1万とかマラソンの個人競技より
ある意味、純度の高い勝負の世界で。

スカしたことをほざくと
「チームの沽券とかプライドを賭けた勝負」
で、個人の持ちタイムなんか関係ねえ

っておもってるんだけど。
ちょっと、持ちタイムの差、
ありすぎやしませんかね?

復路。

「東海が詰めてきながら青学がしのぐ」
的な展開で。青学ががんばって

9区のスタート戸塚中継所。
神林選手がスタートしたちょうど2分後
東海の選手がスタートした。

つづく。

こんなただのテレビ中継の観戦記、
読むには値しない。