キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ななめから秋のムネコフ30k(お金にルーズなひとはダメだよね編)

「きっと、あれなんっすよ。フジヤマさん、キクチに憧れてるんっすよ。憧れるあまり、ついついおんなじようなピンクのリュックを買っちゃったんだとおもうんです」

「いやいや、いいんですいいんです。彼の気持ちはよおくわかります」

「おれもむかし、知らず知らずのうちに速いひとのフォームをパクったりしてましたし」

「フジヤマさんも、おれみたいに速くなりたいんでしょう」

たまさん、完無視。
そりゃそうだ。おれがたまさんでもそうする。

あ、いちおういまさら補足しとくと。
フジヤマさんはサブ40ランナーな。
マラソンを2時間40分を切って走る。

が、がんばりたまえ。。。

なお、フジヤマさんが憧れてるでおなじみの
キクチの「ピンクの」リュック。

ほぼ、紺じゃねーか。

さすがに、おのれの妄言にいたたまれなくなったし。

たえだえの呼吸もピキピキな脚もちょっと復活してきたし、せっかく駒沢公園までのこのこやって来たので、もったいないから公園の周回コースをジョグすることにした。

でもまあ、2.1kのコースを3周もすると、ふたたびたえだえのピッキピキになっちゃったので。

あと、めいめいのペース走を終えたかたがたが陣地に戻りはじめてきてるのが見えたので、「まあこのくらいにしといてやろう」ナドトいう謎の上目線でもって、ジョグ終了。

陣地に戻ると、「キクチは当然、アフターのジョナサンに行くもんだ」的な空気が醸成されておった。

前エントリーのコレ(↓)。
あながち、アレでもなかったのかな()
自意識過剰のガチぐあいに、自らヒクわ。

きょうムネコフ30kに行くなんて、ムネコフさん以外に誰にも言ってなかったけど、場で「キクチは当然いるもんだ」的なありがたい空気が醸成されてたのかな()

駒沢大学駅近くのジョナサンにあるいてく途中。

ふらっとさんの奥サマのユキさんが
わっるーい笑みを唇の端にたたえ
こんないらねえ報告をしてくださる。

「足立フレンドリーが中止になったってお知らせがあったとき」
「キクチ『実はおれエントリーしてた』的なことをツイートしてたじゃん」
「それを見て、旦那が足立フレンドリーのLINEグループで『誰か、キクチを足立のアフターに誘えばいいじゃん』的なことを言って」
「旦那は言ったっきり、何のアクションも起こさず」
「でいて、その旦那のポストに全員無反応とかwww」
「ギャハハ、マジウケるんだけどー」

マジで、その報告いらなくありやしませんかね?

実はその情報は、風の噂でつかんでおった。

その2日前のアスリートヨガのアフターで
「アフターの主役」オーさんから訊いてたのだ。

www.kikuchiroshi.com

「ふらっとさんから、キクチを誘えって言われたんすけど、どうすか?」と。

いろいろウケる。

「そんなにキクチと飲みたいんなら、直接さそってこいやー!」だし、「それをよりによって、オーさんに丸投げするって何なんだぜw」だし、「だってオーさん、お酒を一滴も飲めないんだぜ!」だ。

コウ書き出すと、キクチのクソ上目線がやけに鼻につくのは何なんだろうね。

っていうかむしろおれ、微動だにしてないのにな、だぜ。

今年の足立フレンドリーが中止になったことで、ひょっとしたらもうお会いすることはないであろうひともいらっさるかもしんなくて残念なんだが、それとこれとは話が別だ。措く。

。。。

「駒沢公園までジョグして、駒沢公園を何周かして、そのままジョグしておうちに帰る」という心づもりだったもんだから、走るかっこうオンリーで臨んだものの。

「流れの次第によっては飯でも食うかもな()」「途中で限界が来て交通機関を使うかもな()」ってんで、フリップベルトに1000円札2枚と500円玉1枚とパスモを忍ばせておった。

ジョナサン行く気、ハナっからマンマンじゃねーか。

駒沢公園の自販で120円のトマトジュースをせしめ、飲み。
(残金2380円)

ジョナサンでタンドリーなんたらを食いつつ、ビールを1杯飲んだ後、レモンサワーに移行した。

レモンサワーはホッピー方式ってえの?
一杯目にジョッキ、レモンの切れ端、「なか」って一式出てきて。二杯目以降は「なか」を頼むシステムで、お値段もグッとお得になるってんで、調子づきはじめちゃった。

席が右ガンプ、左フジヤマっていうのもアレだったのかもしれない。

2300円を出してお店の外で待ってると、お会計をしてくだすった方がおっさる。
「アルコホールを飲んでたひと、一人あたま200円足りない」

事情を話し、残り80円を差し出す。
(今度お会いしたときに120円返しますっ)

ジョナサンの外で、フジヤマさんが独りごちる。
「あ、あんなところに焼鳥屋さんが!」
「しかも、もう開いてるっすよ!」

ガンプさんが独りごちる。
「あ、あんなところに焼鳥屋さんが!」
「しかも、もう開いてるじゃないですか!」

こちとらビタ一文もってないから
聞き流すしかないじゃんか。

なんとなくうやむやになって
みんなで駅に向かって歩き出す。

改札の外でフジヤマさんがモジモジしてる。
「駅に下りる階段の交叉点のとこの居酒屋も、もうやってましたよね」

ガンプさんとキクチの袖をつまみ、モジモジしている。
「(もう終電なのに)きょうは帰りたくなーい」とかいうチャンネーか、ぽまいは。

たとえがクソわかりづれえうえに、まったく実体験に基づいてない耳年増発言とか、もうね。

「でもおれ、ガチでいま無一文っすよ」
さすがに、行くわけにはいかねえだろうよ。

「ガンプさんとぼくは、まだお金持ってます!」

「じゃ、一杯だけ!」
据え膳食わぬはなんたら、って心意気?

おのれはヤリたくてしようがないマンか?
「ぜっったいにやらしいこととかしないから、指一本触れないから、ちょっとご休憩するだけ、頼む!お願い!」

たとえがクソわかりづれえうえに、まったく実体験に基づいてない耳年増発言アゲインとか、もうね。

もういいかげん、いいオトナなのにさあ。
お金にルーズなおれはダメだよね。

頭ではわかっているものの。

肩にもたれかかり合いながら。
手に手をとり、指に指をからませ
交叉点の居酒屋に吸い込まれていったんであった。

つづく。