いやあ、どうもどうも。
導入期からずっと衰退期な者です。
彼女いない歴みたいな物言いをすれば。
「キクチヒロシ(45歳4ヶ月)
衰退期歴=年齢」
*
っていう出オチだけを思いついて。
何を書くか、まったく思いついてねえ。
いらねえ情報的には。
出オチのもうひとつのストックは。
「ブンブンハロー竜TUBE
キクチです
どうも!」
超絶流行コンテンツ!
*
ううむ。
永遠にストックにしといたほうが
よさそうだぜ。ぶんぶん。
*
これで
「突然終わります。」で終わったら
ちょっと上品かなともおもったけど
つづける。
*
以下。
書こうかどうか迷ったやつ。
ネタがないので書いとく。
「ネタがないので書いとく」
って言いぐさはなんだよ?
ってネタなんだが。
*
前エントリーで
父親の師匠が亡くなった
ってこと、ほざいたじゃないすか。
なぜか、そういうことって重なるもんで。
昨日、仕事でお付き合い浅からぬ先生が
亡くなったという知らせが入った。
あ、「お付き合い浅からぬ」は
会社としてってことで。
おれ自身は、けっこうむかし
先生の著書のデータマン(下調べ)を
すげえ軽くしたことあるとか。
会社のみんなと講演会に行ったことあるとか。
クライアントのパーティに同席したとか。
要するに、ほぼ接点がない。
*
先生。
現役バリバリではあったものの
サッコン、体調を崩しがちだったし
齢も齢だし(80手前) ってんで
最近つとに仕事の整理をしはじめた。
ということは、小耳に挟んでた。
*
そんなんわけだが。
その人と深く付き合ってた弊社の裏ボス
(あまつさえ、おうちもわりと近所同士)
にとって、訃報は寝耳に水だったようで。
裏ボスはきょう、OBAだったんだけど
朝から出社して、ほうぼうと
それ関連の連絡をしてた。
*
ええっと。
OBAってのは「Old Boys, be Ambitious」
要するに弊社オリジナルの週休3日制で。
60を超えたら平日に1日休んで。
その1日でてめえの人生を
さらに豊かに耕そうぜ!
的な、まあ、ソフトランディング。
*
で、こっからがむつかしいんだが。
物申したいとかdisりたいとかじゃ
けっしてなく、ただの事例で。
*
朝から裏ボスはほうぼうと電話をしてる。
先生つながりの他社の編集者。
先生に仕事を頼んでいる弊社のクライアント。
などなど。
事情が事情だからしようがないが
ぶっちゃけ、クソうるせー。
こっちが仕事になんない。
*
で、漏れ聞こえてくる話を総合すっと。
裏ボスはゆうべ、先生の家を訪ねたが
インターホン越しに
「しばらくは誰とも会わないことにしてる」
と、顔は合わせられなかったようで。
(まあ、門前払いだな、言っちゃうと)
それでも、今朝。
おうちに電話をかけたり。
電話に出ないからってんで
奥様にメールしたり、
息子さんのケータイに電話したりしてた。
(息子さんは取り込み中だったのか
少し経ってからコールバックがあった。)
*
それって、どうなんだろう?
*
裏ボスの気持ちはわかりる。
すげえショックだろうし。
じぶんができることはさせてもらいたい
おもってるんだろうし。
まあ、ショックすぎて
軽くパニクってるっていうか
ちょっとした躁状態でもあるんだろう。
*
「門前払い」って物言いをしちゃったが
先生の奥様にも、息子さんにも
裏ボスの先生やご家族に対する想いは
十二分に伝わってる。たぶん。
*
かたや。
っていうとアレだが。
実は去年の暮れ。
イトコが亡くなった。
そのイトコは何年も前から闘病してて
去年のいまごろだったかな、
「いよいよ、ちょっとヤバいかも」
イトコのお兄さんから連絡があった。
*
わかりづれえな。
人間関係を整理しとくと
そのイトコ家は3人きょうだいで
男(上記お兄さん)と双子(女男)。
去年亡くなったのは、双子の女性のほう。
*
「この話はここだけにしてほしい」
メールにそう併記してあったので
母にもにょうぼうにすら言わないでおいた。
11月のつくばマラソンが終わってすぐあと
訃報が入った。
「葬儀関連は近親だけで済ませる」
とあったので、
家でそのイトコのことを想い出しながら
しずかに感謝の祈りを捧げた。
*
今年の正月、伯母(母方の姉)が
超絶豪邸に遊びに来た。
伯母=3人きょうだいの親
おれはイトコの話題には一切触れず
「おばさんがいると楽しいし
母も喜んでるから
いたいだけここにいてくれ」
と、言った。
別にカッコつけてるんじゃない。
*
おれもそうとう齢くってきたが
まだ40代なかば。
イトコ階層が逝くってのには
まだちょっと、早い。
ものすごーく、ショックな出来事だ。
あまつさえ。
伯母はこれで2人の子どもを
じぶんが生きてるうちに喪ったことになった。
6年前、双子の男性のほうも亡くしている。
2人とも病気が原因で。
「私は不良品ばっかり産んじゃった」
自嘲する伯母に
かけるべき言葉が見つからなかった。
ってのもあって。
*
去年の暮れに亡くなったひとえちゃん。
特にオトナになってから
すごくよく話すようになっていた。
*
母と伯母は9つ違うんだが
すごく仲がよくって。
どんくらい仲がいいかというと。
(おれの)妹が産まれたとき
妹はちょっとした問題を抱えてて。
まだ3歳のおれにまで手が回らないってんで
1ヶ月ぐらいその伯母の家に預けられてた
ことがあって。
いくら実の姉とはいえ。
ほかの家に嫁にいってて。
そこにはその家族の生活もあるし
おしゅうとめさんと同居もしてる。
にもかかわらず。
ってぐらい。
*
ひとえちゃんは10コ上で。
預けられてた当時、おれが3歳のころは
ひとえちゃんはお年頃で。
じゃっかん近寄りがたいおねいさん
って感じで壁を感じてたのに。
オトナになってから急に話すようになって。
*
イトコ(双子の弟)の葬式のときなんか。
あるじゃないすか。
「いよいよ火葬されます」
ってときはいろいろキョライしちゃって
もう悲しくて寂しくてしようがないのに
ひとえちゃんと肩寄せ合って
おいおい泣いてたのに。
「お骨になりました」ってころには、
じぶんのなかでなんか整理ついちゃって
すっかりふつうになってる
的なやつ。
*
典ちゃんのお骨が出てきたとき、
火葬場のひとが骨の部位を説明する。
「これがのどぼとけです」とか、ね。
母と伯母は、その火葬場のひとの説明に
いちいち、大げさに反応すんのね。
おばちゃん特有の。
「これがのどぼとけです」
はあああああ!! へええええええ!!
もう、いちいちうるせえの。
「おめえらよお、
葬式出んのはじめてじゃあるまいし
カマトトぶってんじゃねーよ!」
ぐらい。
それがツボって、周りをちらっとみたら
お棺?の対角線上にいた
ひとえちゃんと目が合って。
なんかニヤッとしちゃって。
*
お骨を壺に入れる儀式?が終わったしゅんかん
しぜんお互いに歩み寄ってって
「あの姉妹、ドイヒーだよねwww」
「やっぱ血、だよねwww」
って言い合わずにはおれなくって。
そんな場なのに、爆笑しちゃって。
ひとえちゃん、おめえ
実の弟だけどいいのこんなん?
ってのも、よけいツボっちゃって。
ああ。
そういうとこを逃さないセンスとか
おれ、ひとえちゃんすきだわー。
って、痛烈におもった。
*
クソ長いケド、つづける。
*
ひとえちゃん
「そろそろ、やばい」
ってメールのとき。
「葬儀関連は近親だけで済ませる」
ってメールのとき。
おれは出過ぎないようにした。
それはいまでも正しいとおもってるが
反面、釈然とはしてない。
釈然ってのは、あくまでじぶんに対して。
*
上のほうで貼った父親のこと。
(結果論的に言えば)父が亡くなる
二週間前に入院して。
そのとき、父と仲がよかった伯母はもちろん
ひとえちゃんも病院にかけつけてくれた。
*
ひとえちゃんはとっくにお嫁にいってて
子育てとかでいろいろ忙しい時期なのに、
嫁ぎ先の浜松の、交通の便のよくないとこから
すっとんできてくれた。
父親がそうとうヤバい状態で
家族はその世話やら手続きでてんわやんわで
来客?にかまってるよゆうはなかったけど
来てくれたこと自体がうれしかった。
ものすごく、うれしかったしホッとした。
強引に凸してくれてありがとう。
おもった。
*
気をつかってくれたのか知んないけど
子どもの教育費がいちばんかかる時期なのに
そう安くはない、個展に出てる作品のひとつを
「私はこれがすごくいいとおもう」
ってんで、買ってくれもした。
*
そのあと、病院に
父を訪ねてきてくれたひともいたが
こっちはいろいろテンパってるし
それで十分におもてなしができないのも
申し訳ないし。
闘病で姿が変わり果てかけてた
父親を衆目にさらしたくない
どうせなら、印象の中に
元気で酒飲みな姿で真空パックしてもらいたい
っていう、身内のエゴもあって、
身内以外のすべての面会を断った。
*
。。。
*
何を言いたいかというと。
今回の裏ボスの行動。
ひとえちゃんのときのおれの行動。
どっちも正解な気もするし
どっちも不正解な気もして
でも、絶対的な正解を決めるひつよう
なんてものはそもそもなくって。
そういうことで、いいんだとおもう。
*
想いの量は、どんだけ動いたか
あるいは、あえて動かなかったか
では測れない。
絶対量は、たぶんおんなじぐらいだし。
そもそも、量の多寡を競うもんでもないし。
じぶんのそのときどきの振る舞いは
正しいと確信をもってしたんだろうし。
もしまた、
おんなじシチュエーションになったとしても
おんなじ振る舞いをするんであろう。
*
。。。
*
でも、アレなんっすよ。
まだ、ひとえちゃんに直接、何も言ってない。
強引に、ジコマンでもなんでもいいから
こういう想いを伝えとけばよかったのかなとか
葬式に凸すべきだったのかな、とか
いまでもそれがちょっと、ひっかかってる。
ひょっとしたら、ひとえちゃんは
強引な凸を待ってたのかもしれない
とか、ね。
そんなん感じで。
正解の正解は、わからない。(長えよ)
どうなんすかね?