キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

正解はわからない、みたいなこと

いやあ、どうもどうも。
導入期からずっと衰退期な者です。

彼女いない歴みたいな物言いをすれば。
「キクチヒロシ(45歳4ヶ月)
衰退期歴=年齢」

っていう出オチだけを思いついて。
何を書くか、まったく思いついてねえ。

いらねえ情報的には。
出オチのもうひとつのストックは。

「ブンブンハロー竜TUBE
キクチです
どうも!

超絶流行コンテンツ!

ううむ。
永遠にストックにしといたほうが
よさそうだぜ。ぶんぶん。

これで
「突然終わります。」で終わったら
ちょっと上品かなともおもったけど
つづける。

以下。 書こうかどうか迷ったやつ。
ネタがないので書いとく。

「ネタがないので書いとく」
って言いぐさはなんだよ?
ってネタなんだが。

前エントリーで
父親の師匠が亡くなった
ってこと、ほざいたじゃないすか。

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なぜか、そういうことって重なるもんで。
昨日、仕事でお付き合い浅からぬ先生が
亡くなったという知らせが入った。

あ、「お付き合い浅からぬ」は
会社としてってことで。

おれ自身は、けっこうむかし
先生の著書のデータマン(下調べ)を
すげえ軽くしたことあるとか。
会社のみんなと講演会に行ったことあるとか。
クライアントのパーティに同席したとか。

要するに、ほぼ接点がない。

先生。

現役バリバリではあったものの
サッコン、体調を崩しがちだったし
齢も齢だし(80手前) ってんで
最近つとに仕事の整理をしはじめた。

ということは、小耳に挟んでた。

そんなんわけだが。
その人と深く付き合ってた弊社の裏ボス
(あまつさえ、おうちもわりと近所同士)
にとって、訃報は寝耳に水だったようで。

裏ボスはきょう、OBAだったんだけど
朝から出社して、ほうぼうと
それ関連の連絡をしてた。

ええっと。
OBAってのは「Old Boys, be Ambitious」
要するに弊社オリジナルの週休3日制で。

60を超えたら平日に1日休んで。
その1日でてめえの人生を
さらに豊かに耕そうぜ!

的な、まあ、ソフトランディング。

で、こっからがむつかしいんだが。
物申したいとかdisりたいとかじゃ
けっしてなく、ただの事例で。

朝から裏ボスはほうぼうと電話をしてる。

先生つながりの他社の編集者。
先生に仕事を頼んでいる弊社のクライアント。
などなど。

事情が事情だからしようがないが
ぶっちゃけ、クソうるせー。
こっちが仕事になんない。

で、漏れ聞こえてくる話を総合すっと。

裏ボスはゆうべ、先生の家を訪ねたが
インターホン越しに
「しばらくは誰とも会わないことにしてる」
と、顔は合わせられなかったようで。

(まあ、門前払いだな、言っちゃうと)

それでも、今朝。
おうちに電話をかけたり。
電話に出ないからってんで
奥様にメールしたり、
息子さんのケータイに電話したりしてた。

(息子さんは取り込み中だったのか
少し経ってからコールバックがあった。)

それって、どうなんだろう?

裏ボスの気持ちはわかりる。

すげえショックだろうし。
じぶんができることはさせてもらいたい
おもってるんだろうし。

まあ、ショックすぎて
軽くパニクってるっていうか
ちょっとした躁状態でもあるんだろう。

「門前払い」って物言いをしちゃったが
先生の奥様にも、息子さんにも
裏ボスの先生やご家族に対する想いは
十二分に伝わってる。たぶん。

かたや。
っていうとアレだが。

実は去年の暮れ。
イトコが亡くなった。

そのイトコは何年も前から闘病してて
去年のいまごろだったかな、
「いよいよ、ちょっとヤバいかも」
イトコのお兄さんから連絡があった。

わかりづれえな。

人間関係を整理しとくと
そのイトコ家は3人きょうだいで
男(上記お兄さん)と双子(女男)。

去年亡くなったのは、双子の女性のほう。

「この話はここだけにしてほしい」
メールにそう併記してあったので
母にもにょうぼうにすら言わないでおいた。

11月のつくばマラソンが終わってすぐあと
訃報が入った。

「葬儀関連は近親だけで済ませる」
とあったので、
家でそのイトコのことを想い出しながら
しずかに感謝の祈りを捧げた。

今年の正月、伯母(母方の姉)が
超絶豪邸に遊びに来た。

伯母=3人きょうだいの親

おれはイトコの話題には一切触れず
「おばさんがいると楽しいし
母も喜んでるから
いたいだけここにいてくれ」
と、言った。

別にカッコつけてるんじゃない。

おれもそうとう齢くってきたが
まだ40代なかば。

イトコ階層が逝くってのには
まだちょっと、早い。
ものすごーく、ショックな出来事だ。

あまつさえ。
伯母はこれで2人の子どもを
じぶんが生きてるうちに喪ったことになった。

6年前、双子の男性のほうも亡くしている。

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2人とも病気が原因で。
「私は不良品ばっかり産んじゃった」
自嘲する伯母に
かけるべき言葉が見つからなかった。
ってのもあって。

去年の暮れに亡くなったひとえちゃん。

特にオトナになってから
すごくよく話すようになっていた。

母と伯母は9つ違うんだが
すごく仲がよくって。
どんくらい仲がいいかというと。

(おれの)妹が産まれたとき
妹はちょっとした問題を抱えてて。
まだ3歳のおれにまで手が回らないってんで
1ヶ月ぐらいその伯母の家に預けられてた
ことがあって。

いくら実の姉とはいえ。
ほかの家に嫁にいってて。
そこにはその家族の生活もあるし
おしゅうとめさんと同居もしてる。

にもかかわらず。
ってぐらい。

ひとえちゃんは10コ上で。
預けられてた当時、おれが3歳のころは
ひとえちゃんはお年頃で。

じゃっかん近寄りがたいおねいさん

って感じで壁を感じてたのに。
オトナになってから急に話すようになって。

イトコ(双子の弟)の葬式のときなんか。

あるじゃないすか。 「いよいよ火葬されます」
ってときはいろいろキョライしちゃって
もう悲しくて寂しくてしようがないのに

ひとえちゃんと肩寄せ合って
おいおい泣いてたのに。

「お骨になりました」ってころには、
じぶんのなかでなんか整理ついちゃって
すっかりふつうになってる
的なやつ。

典ちゃんのお骨が出てきたとき、
火葬場のひとが骨の部位を説明する。
「これがのどぼとけです」とか、ね。

母と伯母は、その火葬場のひとの説明に
いちいち、大げさに反応すんのね。
おばちゃん特有の。

「これがのどぼとけです」
はあああああ!! へええええええ!!

もう、いちいちうるせえの。

「おめえらよお、
葬式出んのはじめてじゃあるまいし
カマトトぶってんじゃねーよ!」

ぐらい。

それがツボって、周りをちらっとみたら
お棺?の対角線上にいた
ひとえちゃんと目が合って。
なんかニヤッとしちゃって。

お骨を壺に入れる儀式?が終わったしゅんかん
しぜんお互いに歩み寄ってって
「あの姉妹、ドイヒーだよねwww」
「やっぱ血、だよねwww」
って言い合わずにはおれなくって。

そんな場なのに、爆笑しちゃって。
ひとえちゃん、おめえ
実の弟だけどいいのこんなん?
ってのも、よけいツボっちゃって。

ああ。
そういうとこを逃さないセンスとか
おれ、ひとえちゃんすきだわー。

って、痛烈におもった。

クソ長いケド、つづける。

ひとえちゃん
「そろそろ、やばい」
ってメールのとき。

「葬儀関連は近親だけで済ませる」
ってメールのとき。

おれは出過ぎないようにした。
それはいまでも正しいとおもってるが
反面、釈然とはしてない。

釈然ってのは、あくまでじぶんに対して。

上のほうで貼った父親のこと。

(結果論的に言えば)父が亡くなる
二週間前に入院して。

そのとき、父と仲がよかった伯母はもちろん
ひとえちゃんも病院にかけつけてくれた。

ひとえちゃんはとっくにお嫁にいってて
子育てとかでいろいろ忙しい時期なのに、
嫁ぎ先の浜松の、交通の便のよくないとこから
すっとんできてくれた。

父親がそうとうヤバい状態で
家族はその世話やら手続きでてんわやんわで
来客?にかまってるよゆうはなかったけど

来てくれたこと自体がうれしかった。
ものすごく、うれしかったしホッとした。

強引に凸してくれてありがとう。
おもった。

気をつかってくれたのか知んないけど
子どもの教育費がいちばんかかる時期なのに
そう安くはない、個展に出てる作品のひとつを
「私はこれがすごくいいとおもう」
ってんで、買ってくれもした。

そのあと、病院に
父を訪ねてきてくれたひともいたが

こっちはいろいろテンパってるし
それで十分におもてなしができないのも
申し訳ないし。

闘病で姿が変わり果てかけてた
父親を衆目にさらしたくない
どうせなら、印象の中に
元気で酒飲みな姿で真空パックしてもらいたい

っていう、身内のエゴもあって、
身内以外のすべての面会を断った。

。。。

何を言いたいかというと。

今回の裏ボスの行動。
ひとえちゃんのときのおれの行動。

どっちも正解な気もするし
どっちも不正解な気もして

でも、絶対的な正解を決めるひつよう
なんてものはそもそもなくって。
そういうことで、いいんだとおもう。

想いの量は、どんだけ動いたか
あるいは、あえて動かなかったか
では測れない。

絶対量は、たぶんおんなじぐらいだし。
そもそも、量の多寡を競うもんでもないし。

じぶんのそのときどきの振る舞いは
正しいと確信をもってしたんだろうし。

もしまた、
おんなじシチュエーションになったとしても
おんなじ振る舞いをするんであろう。

。。。

でも、アレなんっすよ。
まだ、ひとえちゃんに直接、何も言ってない。

強引に、ジコマンでもなんでもいいから
こういう想いを伝えとけばよかったのかなとか
葬式に凸すべきだったのかな、とか
いまでもそれがちょっと、ひっかかってる。

ひょっとしたら、ひとえちゃんは
強引な凸を待ってたのかもしれない
とか、ね。

そんなん感じで。
正解の正解は、わからない。(長えよ)
どうなんすかね?