キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「『マラソンやってます』って胸張って言えるラインはどのへんすかね?」

こないだ、学生時代の後輩と4人で飲んだ。
つい先だっての福岡でサブ3.5を達成し
2週間後のつくばでもサブ3.5をやった
さくちゃんの3.5祝いっ、てていで。

そのうち、表題のような話題になった。
んだが、それはあとにまわすとして。


4人で飲んだ、さくちゃん以外の2人は
さくちゃんと同期。
さくちゃんはおれが4年のときの1年生で。

ということは、ほかの2人も
おれが4年のときの1年生ということになり。
ともすると。彼らが1年生のときおれは4年生
ということにもなりかねない。

まったくいらねえくだりぇ。



3ケ下の後輩。

そのうちの一人は
毎年湘南国際を走ってて、もう少しでサブフォー。
もう一人は今年のはなももが初フルで、
5時間ぐらいで完走したそうな。

スチャラカテニスサークルだてらに
「何の示し合わせもなく、たまたまフルマラソン完走者が4人もいる」
ってのは、すごいことだとおもうし。

サークルで。
さくちゃんの代の1コ上と1コ下にも
1人ずつ完走したことあるひとがいるから
スチャラカっぷりもなかなかだな。おもう。

「マラソン走るひとの集い」に慣れると
そこらへん、麻痺してくるけど
世間一般的に、そう言えるんじゃないかな?

まあいいや。



「才能とか関係なく、ふつうに取り組めば
3.5までなら誰でもできるんだよ。
ねえキクチさん」

有頂天なさくちゃんが、2人にドヤ顔をカマす。

さくちゃん。
ずいぶん大きくはぐくみなすったなあ。
でもそれ、どっかで聞いたことあるぜ?
サクちゃんのサブフォー祝。からの、ものすごくキレイな放物線を描くブーメラン(2016/03/24)

「おれ、別大走れる資格あるんっすよね!?」
有頂天のまっただなかな、さくちゃん。
でもその感じ、すげええわかりる。

帰り道、こんな酔っぱらいツイートしてみたりね。


「もう少しでサブフォーくん」が、ふと言う。
「『マラソンやってます』って胸張って言えるラインって、どのへんすかね?」

おう。
なかなかおもしろい議題投下だ。



世間一般大多数の、マラソンにまったく興味ない層。
たとえば、「こないだマラソン走った」って言うと
「ふーん、すごいねー(棒)」って層。

興味ないのに、気を最大限つかってくれて
「そうすっと、東京マラソンとか走るんすか?」
言うぐらいが目一杯な知識の層。

(こういうときって「東京マラソン」が「青梅マラソン」か「ホノルルマラソン」に可換ってえのが、いまもむかしも鉄壁なあるある)

っていう場なら、タイムとか関係なく
よしんば完走したかとかも関係なく
「出たことある」が「すげー!」だろうし。



マラソンブログ界隈にいるひとだと
また、話が変わってくるんだろうし。
大学の駅伝部とかなら、さらにまた
話が変わってくるんだろうケド。

それはそれとして。



「サブフォー、かな?」

議題を投下してくれたカレへ叱咤と敬意も込め
おれはそうやってサブフォー説を推したんだが。

遠からず、な気もする。



ふだんからそれなりに目標意識をもって走って
ペース設定もちゃんとして、
本番であるかずにちゃんと走りきる。
ぐらいが、サブフォーじゃん。

第1チェックポイントっぽいじゃん。

「1キロあたり5分40秒」
ってのも、ゼツミョーに難易度あるし。

東京マラソンの中継なんかを見てても
市民ランナーでサブフォーってえと
すげえな的な扱いで迎えられるし。

よくわかんないけど、なんとなく
「ゴルフの100感」に通じる気もする。



有頂天なさくちゃんに言わせると
「サブフォーって上位25%ぐらいですしね」
「そこらへんも妥当っぽくないすか?」
らしいし。

とか、ぽまい、いろいろよく知ってるな。
ってのは措いても。



いっぽうで。

なんか、こう。そうやって
「全体の何%」とかヒトサマと比べ出すと
とめどなくなってきちゃうから。

「そういうこと考え出すと、サブなんちゃらやるたびに『次は(もっと上の)サブなんちゃらっすね!』とか無間地獄みたくなって、ある時点であんなにすきだったジョグが嫌いになっちゃう可能性もあるぜ」
謎の上目線で言いそうにもなっちゃったけど。

きょうのさくちゃんは「3.5をやった!」
あまつさえ「短期間に2回やった」っていう
まぐれとは言わせねえ感じ。

っていう対自的なたたかいを
ちゃんと楽しんで喜んでるので。

言うのはすげえ野暮だなっ
ひつようねえよなっ、
そこらへんはよおくわかってるよなっ
って判断で、黙っといて、正解。



おれは「サブフォー」でしっくりきたけど。

きれいごととかじゃなく
ひとそれぞれ、スタンスとか楽しみ方はまちまちで。
「そのライン」について語り合うだけで
おいしいおさけが何杯も飲めるな。

おもった。
おもいましたとさ。



。。。



なお。
べろべろに酔った濁った目でおれは言う。
「3.5ができりゃ。その延長線上で
次ふつうに200分(3.20)はイケるよ」

さくちゃんもさくちゃんで
じゃっかんアルコホールに目を濁らしながら
まんざらでもねえ感じで応える。

「ういっす」



こうやってまた。
近未来の追い抜かれ候補、培養中w