「混じるマン」との二人旅は、
前触れもなくとつじょ、終焉を迎える。
混じるマンがペースダウンしはじめたからだ。
21k437。
ハーフの通過が1時間39分29秒。
ってのを確認したとき、ある想いがキョライす。
「後半もこのペースでいきゃ、200分カットでける」
「いやいや、後半のハーフを90分で走って
3時間ヒトケタでゴールしたら、
いまのおれにしたら、だいぶかっけくね?」
====
*
「後半のハーフを90分」とすると、
31kまでをキロ4分20。
それ以降を4分10でいけばいい。
走りながらしたざっくり計算だが
それ、やってみようかなあ
って、なんとなくムクムクしだす。
これぞ、ザ・源氏物語絵巻。
「ぬーん」とかスタミナなしおとか
どこいっちゃったんすかね?
*
ってんで。
混じるマンからの巣立ちを決める。
ここまでありがとうございました。
いやマジで。
*
ところで。
うーん、このレポート?
どこがおもしろいんすかね?
「なんかすげえ楽しくなってきた」
っていう表題のエントリーを書いてて
書いてるじぶんがつまんなくなってきちゃったっていう皮肉。
まあいいや。どうっでもいいな。
つづけてみる。
*
20~25km
22:17/1:56:30(437、432、423、426、419)
22:18/1:56:46
ムクムクしだしたからって
いきなりペースアップはしない。
徐々にあげてって、何キロか進んでから
キロ4分20になじもう的な作戦。
ハーフ前から123号線に出るまでは
いままでのあぜ道とは打って変わって
森の中みたいなところを走る。
実際はどうだかわかんないけど
じゃっかんの下り基調?
*
22kから、432、423、426。
shotzってんだっけ?
去年のつくばでこめきちさんにいただいて
30k地点で摂ったら効果てきめんだったので
今年もひそかにせしめてた。
明らかに、視界がくっきりする。
*
目に効きめがあるのかは知んないケド
まあ、あれだ。
「カラダに効果が出てる」ってのの
こまけえ、こむずかしいことがわかんない
脳みそ足りないマンなりの、効きめレポート的なもんだw
*
123号に出たとこで25k。
ここまでで最速の419を叩き出す。
体感的には。
それまでのソフトな着地はそのままで
少しピッチをあげただけ。
キクチ、まだゆるジョグ。
チョー楽しいんですけど。
*
25~30km
21:28/2:17:58(419、410、426、415、418)
21:44/2:18:30
123号ってのは、何年か前に
コース変更になって通るようになった箇所。
地味な、っていうか
わりと目に見えるアップダウンが連続する。
でいて、それが先まで見渡せるので
「下って上って、また下って上るんならさあ
中間をとってずっと平坦で、よくね?」
っておもう、やなポイント。
コースがフラットなつくばマラソンで
唯一といっていいアップダウンなもんだから。
ここの走り方をポイントに据える人も
多いとか、さほど多くはないとか。
*
例年、26k地点。
つくば秀英高校の前あたりで
茨城の伯父とムスメっこがいてくれるんだが
今年は、いない。
「今回はさっちゃんのゴールを見届ける」
んだと。(茨城の伯父)
にょうぼうは今年も10kの部を走り。
初の60分オーバーで、ぶじ完走しましたとさ。
いらねえ情報。
*
123号の3kぐらい連続するアップダウン。
そんなわけ(先まで見渡せるの)で、
おれにはいいイメージがない。
坂がきついとかじゃなく、
どう走ったらいいか、わかんないじゃないすか。
一気に駆け抜けて脚をつかったら、
あとでしわ寄せが来そうだし。
じゃあ温存しようって日和りすぎたら、
ペースは容赦なく落ちてしまう。
道幅も広そうでいて、けっこう狭いし
アップダウンで人それぞれ
ペースがまちまちなので追い抜きにくい。
んだが、今年はなんか、走りやすい。
*
これはたぶんだけど。
ひとつには「ぬーん」のケガの功名
みたいなもんが作用してて。
*
5月に「ぬーん」がひどくなってから
右脚を前に振り出せなくなって
ストライドが一律、20センチぐらい落ちた。
(一律ってのは、ゆるジョグはゆるジョグなりに
5kのTTは5kのTTなりに、って意味で)
(で、それから5ヶ月ぐらい
ふてくされてたんだけど、それは措いて)
10月の中ごろ。
いよいよ1ヶ月ちょい後にマラソンあるけど
もうぬーんは良くならないって割り切って。
「じゃあそのぶん、ピッチでカバーしよう」
ってんで。
よしんばさらにストライドが落ちてもいいから
ピッチをあげることだけ考えてきた。
それがここで奏功した。
*
極端にピッチ寄り(じぶん比)な走り方をすると
スピードは出ないが、ペースは安定するし
「傾斜の影響を受けずに進める」
というメリットが活かせた。
まあいいや。ついでに
ピッチについての野望を書こうとおもったが
長くなるのでまたいずれ、そのうち。
やんねえフラグぇ。
*
。。。
*
123号線。26kからの3k
419、410、426。
410はたぶんGPSのご乱心で
次の1kと足して2で割った感じが妥当っぽいが
いずれにせよ、いい感じで巡航でけてる。
じゃんじゃん追い抜けて、気分もあがってくる。
ロンのモチ、体感的にはまだゆるジョグ。
脚をまったくつかってない。
楽しくてしようがねええええ。
*
。。。
*
走る前のエントリーで。
こんなことほざいたじゃないすか。
「誰にも見つからんよう、ひっそり走る」
カープ菊池をまとっといて。
あまつさえ、事前にそれをブログでさらしといて
どのオクチが言ってんすかね?
って感じだが、それは後付けっぽくて。
つくば市役所のスライドに入る入口。
ムネコフポイント。
去年まではじぶんからブンブン手を振って
超絶おれここにいるよアッピールしてたんだが
今年はみっかんないように通ろうとした。
*
くりかえすようだが、
赤いカープ菊池をまとっといて
あまつさえブログで事前コクチしといて
まあ、ソッコーで見つかりますよね。
むしろ、見つけてくだすってアリガトゴザマース!
って感じっすよね。
でも、いざ見つかってみると
折り返してきてスライドの出口。
ムネコフポイント。
どういう声をかけようか、考えてるうちに
スライドの出口がどんどん近づいてくる。
*
と、沿道から。
「キクチさーん。『ジョグ』がんばれー!」
きぐまさんの「キクチ、まだジョグ?」は
世界二大伝統芸能みたいなもんで。
ちなみに、もうひとつの世界的伝統芸能は
トガーさんの「次もまたはじめてお会いしたいです!」だ。
おととい、官九郎さんと飲んだときの
「今回のつくばもシロートみたいな走り方してやがりましたね」も、そろそろ伝統芸能に近づいてきた感あるし。
そのウタゲもまたクソおもしろかったんだが
ブログ的につくばマラソンをゴールしないとなので
とりあえず、そのあと、気が向いたら書く。
*
きぐまさんから「ジョグ」って言われてピーンとキタ。
そうそう。
ここまでおれ、ゆるジョグなんだよ。
脚も心肺もまったくノーダメージなんだよ。
とっくにオワコンなおれだけど
きょうにかぎっちゃ、
まだはじまってもねえんだよ。
それをそのまま、ムネコフさんとゆうさんに伝える。
「まだぜんぜんジョグっす」
リアルタイムでいいなとおもったけど
これ、まったくもってイミフだな。
ムネコフさんとゆうさんにとっちゃ。
*
29k415、30k418。
まだまだ、ジョグ。
31kちょいすぎ。
右折してから一気にペースアップすんぞ。
そこまで、もうちょっとガマン。
おら、なんだかすげえ楽しいぞ。
ワクワクしたまま、つづく。