キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「仕事あっての趣味」っていう物言い、みたいなこと

「落語なんてしょせん。
なくても生きるに困らないもんなんだから
お客にそれをバレないようにするんだよ」

伊集院光の師匠の楽太郎(現・圓楽)だか
そのまた師匠の先代の圓楽が
だいたいこんなんようなことを言ってて。

この物言いが、すげえすきだ。



「なくても生きるに困らないこと」
だからこそ、その楽しさ・魅力を
ちゃんと伝えつづけなきゃ、
かんたんに消滅しちゃうわけだし。

「なくても生きるに困らないこと」
を生業として選んじゃったからこその
それを生業にしつづける覚悟
みたいなものが要るんだろうし。

逆に超絶大ピンチの最終局面で
「どうせなくても生きるに困らないし」って
いい意味で開き直ることもできるだろうし。



で、たぶん。
おれは伊集院のラジオでこのエピソードを
3回以上は聞いたことあって。

で、いて、
現だか先代だか知らんが、圓楽は
これをそう回数は言っていないに違いなくて。



なんでかっていうと、たぶん
極論すぎるからっていうか。

たしかに、ものすごい真理ではあるんだけど、
いつもいつもそんな看板
ぶら下げてらんねえっていうか
念頭のどこかしらには置いておいても
あんま外に出す事柄でもねえっていうか

言わずもがなにしときたいっていうか
あんまり言っちゃうのは
ちょっと野暮ったいっていうか。

なんかそんな感じで。



「仕事あっての趣味」
って、たまーに聞こえてくる(きた)ことがあって。

いや、わかる。わかるんっすよ。

ド正論っちゃ、ド正論だし。

そう言うに至る背景に何があるのかは
詳しくは知んねえケド、
言わざるを得ないきょくめんにハマった
的なニュアンスは。

なんとなく。



っていうのを踏まえても。

ものすごく控えめに言って
その物言いがあんま得意ではなくって。
少なくともじぶんで遣ったことは、ない。



いや、わかってるんっすよ。
ニュアンスは。それぞれ。

おれだって。
すげえ重要で緊急なおしごとと
超絶本命レースがかぶったら
おしごとを優先させるだろうし
実際に優先させたことあるし。



ただ。
ただ、ですね。

「仕事あっての趣味」
わざわざ言うひつようあんのかなあ。
そのたび、キョライす。



ナドト。
わざわざ言うひつようのねえ
「ムスメっこの最近の動静」とかね
おめおめとブログに書くやつが言うわけですよw

パラドックス!!



ときに。もう一度まぜっかえすと。
ほんとうにほんとうに「仕事あっての趣味」
なんだろうか?

「趣味あっての仕事」だったりとか
「クルマの両輪あるいは飛行機の両翼」
だったりとか、してもいいんじゃねーの?

あんがい、ホントのホントのとこは
そんなことだったり、すんじゃねーの?

うん、まあいいや。



。。。



日曜の夕方。
にょうぼうがジョギングしにいくってんで。

「土日に最低50k走る」
って源氏物語絵巻をくり広げながら
土日におうちから一歩たりとも出なかったおれは
「ひきこもり回避の大チャンス!」
ってんで、にょうぼうに相伴した。

キロ7オーバーで4kぐらい。



「そういえば、ダンナ」
「最近、あからさまに走る熱量落ちてるよね」

お、おうよ。

にょうぼうは、基本的に。
冠婚葬祭とかそれに準じる重大イベントとか
そこを外しさえしなければ
おれが何をしようとまったくノー関心。

ぐだぐだに酔っぱらって帰ってこようと。
服がドロドロになって帰ってこようと。
土日ににょうぼうの知らないひと
(マラソン関係とか)とあそびにいこうと。
たとえマラソンで快走しようと撃沈しようと。

「あ、そう」ってなもん。



何を言いたいかというと
そんなノー関心にょうぼうセンサーにさえ
ひっかかるほどでござったか。。。



しようがないので(?)
ここ数ヶ月の心の移り変わりを
きわめて正直に吐きだしてみる。

いや、べつに吐きだしたからって。
なにかを解決したいとか話きいてよきいてよとか
深刻なトーンじゃなく、近況報告的に。

あくまで、言葉のつぎほ的に。



ふだん、ろくに会話もしねえにょうぼう。
マンツーで走ってるから
しようがねえから、会話が成り立つ。

おれの話を聞いて、沈思黙考するてい。



。。。



「でも、あのさあ」
「もしダンナが走るのやめたらさ」

ん? なんだなんだ?
「わたしはちょっとさびしい」とか言っちゃう?
21世紀初、手とかつないじゃう!?



「かんぜんに無趣味人間じゃん」

。。。

お、おうよ。
たしかにかに。



でもでも、な。

いちおうこれでも、な。
走るよりぜんぜん高い頻度で、ぼかあ
ブログ書いてんだけどなっ。

ブログを書くことが趣味かどうかは、措いても。



大して大切じゃないことを
もう一度言っとくと。

にょうぼうは、おれが何してようと
まったくのノー関心だ。

そしていらねえ情報的には。
とくだんブログの存在を隠してねえどころか。

すげえキメキメエントリーをキメたときには
「読んでみてみて!」
アッピールすら、する。

でも、にょうぼうはこのクソ辺境。
読もうとするしない以前に、たぶん
存在を認識すらしてない。

よしんば、抹消してる。