日曜、町田5000mの翌日。
新横ぐるぐるにイッチョカミした。
「ペース走っすよ12kっすよ」をカマすか
キロ5分とかである程度の距離踏んどけば
セット練の体裁が取り繕える
おもったからだ。
取り繕う、て?
====
*
ナドトうすぼんやり考えてたら、遅刻した。
地元の超絶駅に着いたころ
「替えのパンツを忘れた!」
気づいて、おうちに取りに戻ったら
すっかり出遅れてしまったでござる。
替えのパンツを忘れたまま行くなんて
すげえ恥ずかしいじゃないすかw
*
10分遅れぐらいで公園に着き
集合場所に向かってあるいてると
前から怪盗紳士さんが走ってきた。
早出の怪盗さん。
あまりにも苦しそうに走ってるので
「(怪盗さん、ちーっす!
きょう、おれね。
あやうくパンツを忘れそうになったんっすよ。
で、駅まで行ってからそのことに気づいて
「パンツ忘れるとか、ねえよなあ」ってんで
家に取りに戻ったら、遅れちゃって。
それで、こーんな時間。
でもでも、冷静に考えれば
途中のコンビニで買えばいいだけの話なんっすよね)
ファイットー!」
って声をかけたら、
こっちをチラっと一瞥して
手を上げて応えてくれたので
ああ、このひといいひとだなあとおもった。
(だからなんだよ(超絶流行語))
*
で、集合場所に近づいてったら
もうみなさんいつ走り出すかって感じで
むんむんしてる。
ので、なんかカマさなくちゃって
反射神経で口から出てきたのは
「はりゆうさん、おひさしぶりでーす!」
(きのう町田でお会いしてるの超絶ギャグ)
ほうら、みなさんの反応が超ビミョーだ。
キクチがたまにやらかす
「不必要に空気の循環を滞らせる作業」だ。
*
で、着替えてると、やおら
幹事のユキさんが挨拶をはじめて
流れでなぜか自己紹介してくことになった。
*
自己紹介。
むかしは、こういう練習会(?)とか
レースのアフターに出ると
名札とか自己紹介タイムがすげえ重宝で。
でも、いまや
だいたいいつも顔ぶれはおんなじだし。
数人ははじめましての方もいるかもしんないケド
一気にドカっと自己紹介されても
覚えきれるわけないし
むしろこういう順繰りに自己紹介するやつって
「じぶんの順番で何言おう」
ってドキドキしかしてないから
ヒトサマの自己紹介なんか、
ビタ一文、聞いてやしない。
から、要るのか要らないのかわからん。
ってのは、たぶん、
おれみたいなパカタリだけだ。
セレモニーって大事。
*
こういう練習会のときの自己紹介って。
「○○です。きょうは△△でイキマス」
ってのが、たぶん最短テンプレじゃないすか。
○○=おなまえ
△△=きょうの練習メニュウ
それが今回は、
「○○です。よろしくお願いします!」
らしい。
まさかの最短記録更新!
*
弱った。情報1ケ。
カマしづらい。
でいて。
「キクチです」ったって、どうせ初対面のひとは
一度にぜんいん覚えきれなかったり
じぶんの出番にそなえてたりして
聞いてないんでしょ。
でも、なんらか爪あと残したいでしょ。
あ、こういうのはどうだろう。
「コンチワっす、はりゆうです!」
おおおっ!
*
いやいやいやいや、ダメだ。
コレ、かんぜんにダメなやつ。
はりゆうさん。
さっき、出オチでもうすでに
使っちゃってる。はりゆうさん頼みすぎる。
*
っていうか、ご本人が座にいらっさるのに
ぬけぬけとご本人をなのるとか。
おれはどんだけコロッケゴッコしたいんだよ。
後ろの階段からまさかのご本人登場かよ。
美川憲一? 野口五郎?
何を言ってるんだか、ワケワカメだよ。
だし。
よしんば、なんらか
はりゆうさんの怒りの琴線に触れたとして
ものすごいタックルをカマされたら
大げさでもなんでもなく、キクテイ即死できる。
どうしようどうしようどうしよう。
*
「萌え太郎です。よろしくお願いします。」
。。。
口が勝手にそう言ってましたよね。
萌え太郎さんのことを知らないひとは、ぽかーん。
萌え太郎さんのことを知ってるひとも、ぽかーん。
おれすらも、ぽかーん。
なんかコウ。
キクチが100パーいけないのに、なんなら
「萌え太郎さんがスベった」的なことになった。
欠席裁判。
*
そんなこんなで、自己紹介がおわり。
みなさん、きょうは
どういう練習するかわかんないから
合うひとがいたらコバンザメしちゃおう。
おもって、着替え終わったらみなさん、
すでにウォーミングアップにいっちゃって
陣地はもぬけの殻でしたよね。
つづく。
たぶん、このシリーズは4回か5回。
途中で飽きちゃったら、1回か2回。