キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

旅行のメインは弘前城なのに、みたいなこと

青森旅行をさらっと、写真中心に振り返る。
あくまでも、写真中心。

7/31~8/2の2泊3日。
往復は羽田から飛行機で
行きは青森空港着、帰りは三沢空港発。
現地はレンタカーでまわった。



朝8時発の飛行機で青森へ。
青森空港、どどん(↓)。

写真はなしw

空港の正面玄関外ってふつう
「○○空港」って書いてあるじゃないすか。
それがなかったので、撮らず。



空港でレンタカーを借り、
まずは、青森県立美術館へ。

別にアートに興味があるとかじゃなく、前の日。

裏ボス「キクちゃん、明日から旅行だよね。
今年はどこの城みにいくの?」
キ「青森っす。そろそろ弘前城かな、と」

裏ボス「ああ、青森なんだ。じゃあこれあげる」

脈絡はまったく謎だが
裏ボスが美術館のタダ券をもってたので
せっかくだからいってみるか、と。

あおもり犬、どどん(↓)。
あおもり犬
デカさに、ビビる。小並感ぇ。

売店にご当地のおみやげがいっぱい売ってて
「寺山修司のお面」とか
いい旅夢気分のいきおいで買わせてしまえ
的なものがラインナップされてたが

写真ぐらい、撮っとけばよかったのかなあ。
でも、売りものを撮影するのもアレだし
ってんで、写真はなし。

行ってみたら想像以上におもしろくて
想像以上に時間をとってしまう。
昼を過ぎちまった。



喫茶店で軽くスイーツをカマしつつ
「青森=りんご」という
ステレオタイプにうなされて、おもわず
「りんご入りカレー」をオーダーしたが。

食べてみたら、いたってふつうのカレーで。

「バーモントカレーも隠し味がりんごだし
やっぱりんごが変に主張してくるよか
こうやって、隠し味なのがいいよね」
って妙に納得して、美術館を出る。

しかるに、カレー写真もスイーツ写真もなし。



県立美術館からクルマで5分ほど。
三内丸山遺跡があるので行ってみる。

「なにがいいって、無料なのがいいね」
とか、とりあえず行ってみた感満載だったが。

この、甘パクリ感に引き込まれて。
トンネルを抜けると遺跡です

変哲もない竪穴式住居とか
高床式倉庫とか櫓に、超絶wktkしてしまう。
どどん(↓)。

写真はなしw



超絶wktkなもんだから
陽射しギラギラで、シャツをボトボトにしつつ
「とりあえず行ったノリ」なのに
隅から隅まで、みてしまった。

とりあえず、来た証拠的な(↓)。
三内丸山遺跡



この時点で、13時半。
青森駅までクルマを走らせ。
ガイドブックに載ってたラーメン屋で
ラーメンを食う。

写真はなしw



青森駅前をちょっとおさんぽしてるうち
弘前城は17時まで。
やべえやべえってんで、弘前に向かう。

着いたのは16時20分。

外のおみやげ屋さんにあった
駐車場のおっちゃんに
「駐車場も5時までですからね!」
って、やさしく念を押され、城内へ。

あわてて、天守へ向かう。

17時まで、あと40分。
天守まで往復10分ずつぐらい歩くから
20分で天守をまわらなきゃいけない。



この旅行のメインって
「現存12天守の1つ、弘前城をみる」
だったんじゃねーのかよ!

くっそー。
あおもり犬と竪穴式住居め。



と、おもうこともなく
だらだらと天守へ。どどん(↓)。
弘前城天守



あのう。
城っていうと、権威を誇示するっていうか
まあ、ドデカいイメージあるじゃないすか。

名古屋城とか大阪城とか小田原城とか。

でも。
外見はすげえ壮観なんだケド。
中に入るとふつうに今風の建物で
鉄筋コンクリートで
ほえあいず城要素? って感じで。

展示物がすげえ充実してて
人も多すぎで、もはや
一大アミューズメントパーク化してる。
みたいな。



幸か不幸か、というか。

いっぽう、天守が現存してるような城って
いい意味でアミューズメントパーク化してなくて。

天守なんか、こじんまりしてたりする。
こじんまりっていうとアレだな。
キュッと密度高く詰まってる感じ。

弘前城なんか、まさにそうで。
展示物もあんまりないので。
20分もいらない感じでw



かたや。城というもの。
せっかく城に来たんだから
「当時感をいっぱい吸い込みたい」
って気持ちがあるもので。

それがわかりやすく味わえるのが
「階段」で。

現存天守の大半は
敵が上がってきづらいように(?)
狭く、すげえ急につくってあって。

弘前城天守の階段もすげえ狭くて急で。
ロンのモチ、木製で。

天守にいる20分のうち
おそろしくあるくのが遅いにょうぼうは
階段の上り下りで手こずり
たぶん、10分ぐらいは費やしてる。

たった3階なのに、だぜ。

でも、それでいいの。
おれらが弘前に求めてたのは、
そういうのなの。

写真はねえんだけどなw



そういうたぐいのお城。
宇和島城とか丸岡城とか
備中松山城なんかがそうだった。

あ、熊本城とか姫路城とか松山城みたいに
外からも威容がすごくって
建物に入ってもなかなか天守に着かないうえ
バリバリの木造っていう。

「勉強もスポーツもできてイケメンで性格いい」
みたいなパーフェクト城郭もあるが、
たとえがおかしい気もするし、措く。



とにかく。
なにが「とにかく」だかは知らんが
いかにも現存って感じの小ささな
弘前城みたいな佇まいにこそ
キクチ家はすげえ萌える。

あおもり犬と竪穴式住居に
時間をかけすぎたことが、
つくづく、うらめしいぜ。



弘前城の天守がすごいのは。
平成になってから、天守を移動してんのね。

なんつうか、よくわかんねえけど。
自動車整備工場みたいなジャッキで
天守全体を持ち上げて。

ピラミッドつくるときに
石運ぶみたいな要領で、それを動かす。

55mだか60m動かしたらしいの。
おまけに30°だか、回転もしたらしくて。

※それを示す写真もなし。

「現存天守」って一言でいうけど
そういうメンテの手間暇かけるぐあい
ってのに、頭が下がるっていうか
「そういうことを連綿としてきた」
ってのも込みの「現存天守」なんだな。

とおもったら、なんかすげー
って、ロマンを感じざるを得ない(小並感)



いらねえ情報としては。
いま天守が現存してるとされてるのは
12しかないんだが。

ぶっ壊された大半って
戦国が終わって江戸になったときの
「一国一城令」と。
明治になったときの「廃城令」。
あと、「空襲」が占めてて。

それらがなかったら
もっといっぱい残ってたはずで。
広島城とか。

それは、もったいねえなとおもう反面。

こんな言い方は決定的におかしいが
いちいち残ってたら残ってたで
いまさら無下にできなくて大変だろうから
適量に収まったのかなって気も
しなくもない。

何を言ってんだろう?



。。。



そんなこんなで
あわてて駐車場に戻り。

5分ぐらい、クルマを走らせ
弘前駅前のビジネスホテルで1泊目。
地元の小料理屋で食ったものは
すべて、クソ美味かった。

ムスメっこは、青森になんの関係もない
やきとりの「皮」2本セットを
3連続で注文するという謎行動をしてたが

いずれにせよ、食い物写真なんかは、ない。



飯を食って駅前をブラブラしてると
翌日から弘前ねぷた祭りらしくて。
駅前の仮倉庫に、こんなのがあって。

そんなことも知らず
明日朝には弘前を発つという
無計画っぷりはなんなんだとおもう。

うっわ。
1回でさらっとまとめようとおもったが
1日しか終わってねえじゃねーか。

くっそー。
あおもり犬と竪穴式住居め。


つづく。