こないだの土日のこと。
日曜リレマラ編その2。
村の陣地でしばらく待ってると
フジヤマさんが現れた。
「待ってたよ。来てくれたんだね(はあと)」
心の中で独りごち、にやにやしながら近づいてく。
フジヤマさーん(はあと)。
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「あのう」
今朝のてんまつといまの状態を説明する。
「そ、そういうわけで。。。」
「やっぱ、フジヤマさん
3回いってもらえませんか?」
。。。
「いいっすよ」
ほえーん、フジヤマさん。
あいかわらず、かりいな。
でもマジ、感謝。あめあられ。
「でも、きのう。。。」
みなまで言うなと、機先を制する。
わかってる。
ほえあいず・「つおい気持ち」ぇ。。。
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「ひとつ、言っておきたいことがあります」
それまで涙目で懇願してるていだったのに
交渉が成立するや、いきなりの強気に転ず。
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あるじゃないすか。
「清き一票をおねがいしまーす!」
すげえ下手に出て、必死さをアッピールしといて。
それでも比例でやっと受かって。
「みなさまのおかげで」
号泣しながら土下座まで、しといて。
数時間後のテレビ出演で。
クッソえらそうにする。
みたいなひと。
むかしの都知事っていうか
ダイナマイトまばたきくんの長男、とかね。
*
おっと。
政治の話はタブーなんだっけ?
思想はなんらねえけど。
むかし住んでたとこが選挙区で。
「本日は本人みずから選挙カーに乗り
みなさまにご挨拶にまわっております」
とか言うの、聞いて。
おめえふだん、選挙カーすら乗らねえのかよ。
他人まかせもたいがいにっていうか
いいとか悪いとかうんぬん以前に
そのクソ殿様きどりはなんだよ。
おもったりおもわなかったりした。
「料理の鉄人」でよくあった
「鉄人みずから盛り付け」がキョライした。
*
ノブテルキクチとて。
涙目の懇願がとおるやいなや。
脈略を無視して、とつじょクッソえらそうになる。
おれはこの、プレイがすげえ楽しい。
フジヤマさんとの、謎の上目線プレイ。
*
「ひとつ、言っておきたいことがあります」
フジヤマ「???」
「フジヤマは当初、ユキさんの代役でしたよね。
でもきょう、ユキさんの代役は、おれです」
フジヤマ「???」
*
「つまり、フジヤマおめえはキクチの代役だ。
しっかり、その役目を果たしたまえよ!」
フジヤマ「???」
「ところで、フジヤマくん。
キミはきょう、どんくらいで走るつもりかね?」
「聞きかじったところでは。
かんくろーとやらのもとで、
ずいぶんと特訓してるらしいじゃないか」
フジヤマ「???」
「その感じでいくと、
キロ3分10、3キロ9分30ってとこかね?」
フジヤマ「いやあ、きょうはそれはムリっす。
キロ3分30ぐらいでイクっす」
「ほう。それはちょうどいい。
キクチも本来、きょうは3分30でいこうと」
ゲホゲホゴホッ。
ピロシノッキオ、なんか鼻が伸びてきたみたい。
「とにかくがんばりたまえ。
大事なことだからもう一度いっとくが
きょうユキさんの代役はおれ、キクチだ」
フジヤマ「www」
*
ともあれ、これで一安心。
着替えて、はっちさんをお誘いし
アップすることにする。
も。
競技場のトラックを走りはじめるやいなや。
「あああ、きょうは本格的にダメかも」
びっこを引いてかばうと
違うとこを痛めちゃうのもなんなので
バランスは崩さないように、進んでみる。
「クソ暑いし、1周で十分っすよね」
400mだけノロノロ走って、
もっともらしいことを言い残し、
アップおしまいwww
*
ゼッケンは、早めに確保しといた。
チームゼッケンが人数分あり、
チーム番号の横にチーム内番号が書いてある。
おととしも去年も
男性2人が1、2番目、女性2人が3、4番目。
暗黙な感じでそうなってた。
会場に着くやいなや。
おれはこっそり「4」を確保しておき。
フジヤマさんに「1」を押し付けといた。
そして。
「2」を持ってるSugiさんに
「きょうは番号順で走るんですよねっ」
Sugiさん「ぎょえー!」
言い逃げー。
まぼろしー(超絶流行語)
*
ほ、ほら、おれって。
じ、じぶんさえよけりゃ、他人のことなんか
ど、どうだっていいクズだから。。。
そのことも結果も、今回。
マジでゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!
については、後エントリーで。
(やんねえフラグぇ?)
*
次回、そんなクズ野郎の
超絶人見知りっぷりがいかんなく発揮される。
つづく?