キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「本気で勝負しにいった結果」ムスメっこの体育祭中2編 1000mその2

前エントリーの、つづき。

残り2周でガラッときょくめんが変わり。
大本命の○○ちゃん中心の展開になる。
と、おもいきや。



ノーマークの3年生が先頭に出て。
他をするすると、引き離し。
20180616-12

独走態勢を築きはじめ。
ラスト1周の鐘が鳴るころには。
ムスメっこのいる2位集団とは3秒。
12~13mの差がついた。
20180616-14

ここまでが、おさらい。



ラスト1周の第1カーブ。
20180616-15

先行する3年生(緑ビブス1)。

それにつづく、
3年生(緑2)
ムスメっこ(黄1)
△△ちゃん(黄7)



圧倒的な走力を持つ○○ちゃん(黄4)。

2週間前に、ヒザが痛くなって。
でも本人は「もう大丈夫」ってって
2日前の予行練習(400m)も
ぶっちぎったらしいんだが。

やっぱヒザは治ってなかったみたい。

600mぐらいで、傍目に
「本調子じゃないのかな?」
って動きになり。

3周半(700m)ぐらいから
後退していった。

ゴールするとすぐ、
ヒザを抑えて、うずくまってる。



○○ちゃんも。
どんな想いを抱えてたんだろう?

去年、入学してたった2ヶ月
中1にして校内で
圧倒的なトップに立った。

それが今回はプライドっていうか、
なんらかプレッシャーになっちゃって。
万全ではないのに、無理しちゃったのかな?

もともと、
超絶豪邸に遊びに来ても、走って帰る
ぐらい、走るのがすきな○○ちゃん。

今度うちに遊びにきたら
ムスメっこといっしょに練習しよう。
その前に、ちゃんとヒザを万全にしてもらおう。



ラスト1周。
4番手に下がったムスメっこ。

「ななちゃん、ここからここから!」
と声をかけたのが、
あたかも監督のサインみたく。

ちょっとアウトに出て。
20180616-16

前を追い始めた。
20180616-17



で、また話が脇道に入るんだが。
ここの2位集団。
黄色(中2)の7番ビブスの子
いるじゃないすか。

家が近所だし、保育園のときから
いっしょの子で。

お父さんがイギリス人で
お母さんが和風美女だから、っていうか
この子もすごくビジンさんで。

保育園のころから
「このまますくすく育ったら
とんでもねえビジョになんだろうなあ」
っておもってたら、さいきんみるみる
ぽてんしゃるを発揮しだして。



ちょっとしたモデル級。

っていうと大げさかもしんないケド
少なくとも田舎の中学では
同級生がビビって手を出せないていど(想像)
には、オーラを放ってる。

でいて、道で出くわすと
ハキハキ挨拶したりとか
ものすごくいい子。

あ、この子(↓)。
こないだの週末も週末で。
「さっき、近所の△△といっしょに
多摩川を走ってきた」とか、言う。


きょうは、△△ちゃんのお母さんも
隣でいっしょにみてたんだが。

「△△はね、
本番は、ななちゃんについてく
って言ってたんですよ」

っ言ってて。
実際、ここまでずっとくっついてきて。
4周目の終わりには先行もしてきてた。

※「きょうは」とか。終わった日に
一気にぜんぶ書いてるのバレバレなり。。。



なんていうか。

ムスメっこが○○ちゃんに本気で勝とうと
つおい気持ちで臨んだように。

△△ちゃんもムスメっこに本気で勝とうと
つおい気持ちで臨んでいる。

ってことが、前面に出てる走りで。

走ってる年月も距離もたぶん当然
おれのほうがぜんぜん多くて長いんだろうけど
44歳のおじさんだてらに、中2女子たちから
学ぶべきことがいっぱいあるような気がした。

なあんつって。



前を追いはじめたムスメっこ。

キテル。
20180616-17_2
キテル!
20180616-18
キテル!!!
20180616-19_2
(ほぼ)並ぶ!!!!!
20180616-20

追うスピードがぜんぜん違うので
上の3枚目ぐらいの写真のとき
動画のこっちでおもわず
「ああこれは、勝ったわ」
独りごちてるクソ親ばか。

先走りがとまんねえw



何を言いたいかというと。
あ、やっぱ措く。
あとで言う。



そのまま抜きにかかるムスメっこ。
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3年生も譲らない。
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どっちも、譲らない。
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っていうかさあ。
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体育の先生(?)よ。
さっきから黙って動画見てりゃ
どうしていちいち前に出てくんだぜ?
肝心なとこがいちいち見えねえぜ?
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体育教師ストリームアタックを抜けたら。
まだデッドヒートで。
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追いすがるも。
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一歩およばず。。。
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惜しいいいいいいっ。

そんなわけで。
今年は2位だった。



「去年より順位、1つ上げた!」
のは確かだが。

「くっそー、惜しい」だの
「これは勝てた試合だ」だの。

終わった後のクソ父親の悔しがりかたが
尋常じゃなかったらしくって。



どんくらい悔しがってたかというと。

帰り道でにょうぼうに
「ななちゃんはすごくがんばったんだから
もし『ダメだったね』的なことぬかしたら
てめえマジ、ぶっ殺すからな」

的な釘を刺されるぐらいだったそうな。



で、その時点では。
「きょうは勝てた試合だったな」とか
「くやしいな」ってのは
実際ちょっとはおもってたケド。

おうちに帰って動画を見直したら。
その考えかたを大きくあらためた。
のであった。



ほかにも。
帰宅してムスメっこと動画を見ながら
いろいろ聞くうち。

ムスメっこを含めた
それぞれの人の「想い」も
よおくわかった。

たとえば
「なんであの3年生は
あんな無謀な大逃げを打ったのか?」
とか。


っていうか、ですね。

えーーーっ!
親ばかの手前みその自画自賛。
まだつづくのーー!?

だいたい、おめえキクチよぉ。
動画を何回見直したんだぜ?
って感じだw

A:20回は下らない。



。。。



あ、ひとつだけ。

ラストでムスメっこが競り負けた。
というか、ムスメっこに競り勝った3年生。

カノジョの身になってみると、その原動力って
まさに前日に言ったコレだったのかもねん。

ムスメっこに対1年生として言ったやつ。
そういう意地、嫌いではない。
でも、おんなじぐらいの勝負になったら
そういう「あたしが負けるはずない」
って力がすげえ重要で。

そのない根拠は
「あたしが先輩だから」
でもいいの。