5000mの申請タイムは19分40秒。
キロ3分55=400m94秒
を刻むことにした。
そこには、何の根拠もない。
キロ4ではユルすぎる気がしたし
かといって、3分50で押す
じぶんの姿は想像できなかった。
なにしろ、OTTにエントリーする直前の
かすみん、3時間50分だし。
まあ、きょうは死ぬほど苦しんでみよう
ってだけ。おんゆあまーくずどん。
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1周目は半周(200m)47秒。
2周目は97秒。
3周目は94秒。
最初の1k、3分58もかかっちった。
ほぼキロ4。
相当なよゆうをもって入ったが。
かといって、キロ4ぜんぜんユルくねえw
おんなじ組のまさかずさんとhassyさん
背中がどんどん離れてく。
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1400m過ぎからは
madmadさんとトゥギャザーした。
いや「トゥギャザーした」っていうと
さも仲よさげっていうか
「きょうはおんなじペースでイキましょう」
事前に申し合わせてたていだが。
なんのことはない。
まったくペースが上がらず
「きょうはマジ、弱ったなあ」
っておもってたところ、前に出られて。
madmadさんがまとってる
ピンクのランシャツはすごく目立つし
カッコいいなあとおもったので
血まなこになってついてったってだけだ。
必死のパッチのキクッチ。
(ピンクサンバイザー、ブルーランシャツ)
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今回のOTTも、
知り合いだけでなく、運営スタッフのかたが
「キクチー!」
「キクチヒロシー!」
「クソ辺境ー!」
すごく声援をくだすった。
*
あ、いや。
ここらへんは変な語弊が生じちゃうとやなので
去年書いたとおりデアル。
⇒OTTってのはな、ただの超絶人見知りでこぎたねえおじさんをフルネームとか「クソ辺境!」とかって応援してくれる、そういう記録会なんだよ(2017/05/01)
いずれにせよ、こんな一介の小市民が
見ず知らずのひとからも応援してもらえる
ってのは、いい気しかしないよな。
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ひとつ、勘違い野郎発言を連ねとくと。
このOTT。
初回からエントリーしつづけてるからか
「キクチ」の名指し率は高いほうだとおもう。
ただ参加してるだけで。
なーんにも、してねえのにな。
そのせいで、きょうも。
4000m手前でつらくてやめちゃおう
おもったが、うかつにやめられなかった
がんばっちゃったじゃねーか。
東京マラソンに出たひとが
「沿道のひとがすごくて、
くじけるタイミングが見つからなかった」
ってよくいうが、たぶんそれとおんなじ感じ。
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あ、名指しついでに、紐解いとく。
きのうのやつ。
「1500mを走ってるときの違和感」
1500mを走ってるとき。
「キクチー」「キクチヒロシー」はあったが
「クソ辺境ー」はなかった。
ということに、
クソおもいあがって違和感を抱いてた。
「なんでだろう?」と。
「ガンガン来いやー!」と。
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1500mを走り終わったあと。
ムスメっこといっしょに
トラックを左回りで陣地に戻ってった。
その途中。
1500mのスタート地点で
いつもコール(召集)をしてくだすってる
イカしたキャップのお兄さんがいたので
はじめてこっちから挨拶をカマしてみた。
すると、おにいさん。
「きょうはキクチ、親子対決ってこと」
「スタッフ間のトランシーバーで
回ってきてたんですよっ!」
*
これはあくまで想像だが。
ムスメっこがいるところで父親に向かって
「クソ辺境」はねえわ。
おもんぱかってくだすったんだろう。
こちとら、ぜんぜんかまわないんだが
そうそう、そういうところね。
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話を5000mに戻す。
5000mでは
「クソ辺境ー!」もいっぱいいただけて。
とくにスタッフのかたが多い
ゴール地点とバックストレートの給水所付近では
ものすごくなまえを呼んでいただけた。
ロンのモチ、うれしい。
ものすごーく、うれしい。
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んだが、いまおれは。
madmadさんのすぐうしろを
madmadさんにバレないように
ストーキングしてるのだ。
バレちゃ、マズいのだ。
いや、ほんとはなんもマズくはないが
なんとなく、気まずいのだw
あるじゃないすか。
マラソンで声援がデカいとおもったら
すぐ近くにコスプレなり
目立つかっこうをしてるひとがいて。
逆にいうと
その声援のデカさによって
「近くにそのひとがいる」ってことに気づく。
みたいなこと。
「あ、その声援はそのひと向けなのね」
って悟ったりもする。ようなこと。
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madmadさんからすれば。
「キクチのクソ野郎
いつまでおれについてんだ?」
「おれをペーサーにしやがって」
ぐらいおもっても、おかしくない。
とにかく、気恥ずかしい。
*
でもでも。おれはおれで
madmadさんは命綱みたいなもんなので
離れたら底なしにぐだぐだになりそうなので
なりふりかまわず、ひっついてく。
それはラスト1周。
4600m地点までつづいたんであった。
つづく。