7kすぎでちょっとしたアクシデントがあり
給水所で止まって、水をゆっくり飲んだ。
マンブリじゃなけりゃ走れそうだったので
とりあえず、ジョグのまま
完走はしとこうってことにした。
おもしろいぐらい、抜かれまくる。
14kすぎ。
追い抜かれざまに声をかけられた。
「キクチ、まだジョグ?」
うほっ、出た。きぐまさんじゃねえか。
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ふつうに走ってた最初の7k。
ダウンジョグなつもりの、次の7k。
後半の7kはきぐまさんにご相伴。
いや、ご相伴なんて甘いもんじゃなく。
なんとか食らいついてこうと、必死。
ラップが5分20ぐらいから
4分50にはね上がる。
食らいついてこうと必死だったものの
わりと黙々と走ってたものの
おら、なんだかすげえ楽しいぞ。
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チアのコスプレしてた美女ガーによると
最初のスライドは
声かけても反応なかったのに
次のスライドではキクチ
ニヤニヤしながら走ってたそうな。
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はっちさんも合流して、3人で並走。
どんどん楽しくなる。
どんどん楽しいついでに
ある野望がむくむくす。
「きぐまさんと、手つなぎゴールしてえええ!」
中2かよ。
2つめの折り返しを過ぎてから
4kあまり、ずっと考えてた。
悶々もんもん、してたんだもん。
中2かよ。
*
とはいえ。
内気で弱気でブサメンなボクちゃん。
もし断られたら、立ち直れねえ。
ただでさえハーフマラソンが
けっこうなありさまなのに
手つなぎゴールまで拒絶されたら
よゆうで再起不能になれる。
ってんで。
弾を2つ用意した。
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あくまで時間差攻撃のオトリとして
「ラスト1kをガチってTTじみる」
たぶん、いやいやそれはってなるから
すかさず、本題を切り出す。
「ボキュと手つなぎゴール、キメましょう!」
きぐまさんは頬を赤く染めるであろう。
そして、おもわず口走るであろう。
「ええ、よろこんで」
完璧なプロジェクトだw
*
坂を上って下り終えたラスト2k地点。
オトリの弾をコクってみる。
「ラスト1k、ガチりますか!」
「はい」
。。。
。。。
えええええええええええっ!?
*
20k地点でウオッチを見る。
1時間36分ちょい手前。
スタッフのかたが言ってる。
「あと5、6分。がんばって!」
「あと『3分台』で、がんばりましょう!」
やけっぱちの言葉を合図に、ヨーイドン。
おかげで、100分切れたぜ(ノー抑揚)
100分カット、やったぜ(ノー抑揚)
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おれが足立フレンドリーでやりたかったのは
そっちじゃねかったんだけどな。
来年の足立は
きぐまさんと手つなぎゴールしたいです。
80分台中盤で、です。