キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

フジヤマジックあるいはフジヤマジュツ、みたいなこと

つくばマラソンについて。

細かく経過を振り返る前に。
どうしても書いておかなきゃいけない
澱みたいなものがあって。

え? おり? かす的な?

ぜんぜん、かす的なことじゃないが
経過の記述からあふれることって
あるじゃないすか。

今回のつくばのおれにとって。
それが、フジヤマだったり、
沿道の応援だったりする。
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で、フジヤマ。

フジヤマさんって誰それ、だよね?

知ってる人は知ってるし
知らない人は知るひつようねえ、ひと。

ブログをやってないのに
ブログをやってるひとの近況やけに詳しくて。
マラソンカテゴリーの、あくまで周辺人物なのに
2時間38分で走っちゃったりしてる。

なんのへんてつもない休日に。
500円玉1枚にぎりしめて
東京から甲府まで走りにいったり。

箱根駅伝の往路をおひとりさまで
コンプリートしたりしてる。



かといって。
隙のないにんげんかといったらそうではなくて。
どちらかといえば、隙だらけで。

仕事の話になると、
いっちさんに説教されっぱなしだし。

ウタゲで1次会が盛り上がった後
てめえはなんらのアクションも起こさず
ただ、ものほしげにプロシードさんに
「2次会いきたいんっすよ光線」を放つだけ。

誰だよそれ、って感じだ。



ブログ村マラソンカテゴリー的には
「ペース走っすよ、12kっすよ」
で、怪盗さんの衣をかりて名高い。ひと。

「レベルを1、あげればいいんっすよ」
とかも言う。



なんで、フジヤマなんかを
おれがコウ、たんねんに紹介しなきゃ
いけねーのか、わかんないw



つくばマラソンの朝。
荷物を預けたついでに。
ブログ村の陣地にちょっと顔を出した。

フジヤマがいたので、声をかける。
ああ、そうそう。
フジヤマさんとか、敬称をつけないほうが
呼びやすいし、そぐってる。そういうやつ。



「キクチさん、香ばしいっすね!」
おれさまちゃんごときに、
フジヤマは言う。

「先週のハーフ、86分とか
マジ、ビミョーすぎますよ」

お、お、おうよ。
それ、なんで知ってるんだぜ?

「そのマジビミョーっすよかげんだと
きょうは3時間03分~04分が妥当っすね」

うっせー、ばーか。
ぽまいが何を言ってんだってんだ。

家族と行動してた目を盗んで陣地に顔だしたので
ブログ村の陣地では、
ごくかぎられた会えたひとに挨拶して
陣地を去る。



家族と合流して、スタート地点
Bブロックに向かう。

と、「キクチさーん」

芋洗い状態の会場のすぐ後ろに
ウシさん、官九郎さん、フジヤマ。

官九郎さんはAブロックなので別れて。
どういうわけか、フジヤマBブロック。
ウシさん、フジヤマ、おれ。
隣どうしで並ぶ。

茨城の伯父とか、にょうぼうムスメっこ。
いっしょに行動してたので
なんでこいつに紹介しなきゃいけねえんだ
おもいながら、フジヤマに紹介する。

ブログ人脈にまったくキョーミねえ
にょうぼうが、わけもわからず
「主人がいつもお世話になってます!」

なんだよ、主人て。
なんならフジヤマになんか、
ひとつも世話になってねえし。

いや、ひとつかふたつぐらいはあるのかな()



Bブロックは、ターサーのすくつで。
ジール5だらけでクソはずい。
「フジヤマさんのシューズ、それなんすか?」
「きょうはソーティマジックっす」
そんなやつ、おれの隣に並ぶんじゃねえ。

とか情景描写はもういいな。

フジヤマジックぇ。。。



。。。

ネットでやっとこ
3時間05分をカットしてゴールした。

家族の目を盗んで、
ブログ村の陣地に顔を出す。

怪盗さんと乾杯する以外に
なんの必要性も感じない、年中行事パッターン。

陣地にいくと、手前にフジヤマがいる。
挨拶がてら、タイムを告げる。

「なんか、予言当たっちゃったっすね」

うん。おれ終盤。
「コレ、まんま
フジヤマが言ってた感じじゃんか」
おもいながら、走ってたわ。

なにこの、フジヤマなんかに
掌の上で踊らされてる感ぇ。



っていうか、ゴールして導線たどってたら
ニッキーさんがすぐ前にいらして。

「マラソンの力をつけようとおもったら
30k走とか5k閾値とかじゃなくて
やっぱ『ペース走っすよ』だとおもうんですよね」

ペース走っすよのありがたさについて
語り倒してたばっかりで。

なにこの、フジヤマなんかの
掌の上で踊らされてる感ぇ。



フジヤマさんになんとなく
みんなが魅きつけられて。
ジョグのいろんな話を聞きにいっちゃったり。
こいつと飲みたいなっておもわされたり。
ひそかにチャンネーにモテてるのは。

なにもこいつがやたら脚が速い
だけでは、ない。



あ、フジヤマがモテてるのかどうかは
ただのおれの妄想なので、知らん。

しいていうならば『陸王』のドラマで。
役所広司(宮沢)の息子役のイケメンいるじゃん。

あのひとって
官九郎さんとフジヤマを足して
(おれを引いて)2で割った。
ぐらいの感じだとおもうんだよね。

フジヤマはそのていどには、イケメンで。



でも、フジヤマにみんなが魅かれるのは。

脚がやたら速いからでも
2で割ったイケメンだからでもなく
よくわかんない説得力があるからで。
かといって、その裏付け力はなんもなくって。

たとえば、たぶん。
フジヤマがおれていどの超絶ブサメンでも
おれていどの超絶鈍足でも
いまとおんなじ程度に、みんなが魅かれる。

「みんな」ってえと、アレだな。
「おれ含め、いろんなひとは気になっちゃう」
ぐらいのレンジ。



卵が先か、ニワトリが先か知んないが。

ただ脚が速いだけで
ろくに仕事もできず(妄想)
浮いた話のひとつもみあたらねえ
イケメンの無駄遣いヤローが
こんだけみんなに影響を与えるってのは

ものすごく、キョーミ深いことだ。

フジヤマの魅力と説得力って
なんなんだろね?

マジ、フジヤマの魔術。
フジヤマジック。



おれにマラソン的に。
もしまだ伸びしろがあるとするならば。

それを引き出すのは
「ペース走っすよ」なのかなっておもう。

ゴール後、それをわりとまじめに
フジヤマに語ったら。。。

フジヤマは無言だった。

ナニソレ!? 超魔術。
フジヤマリック?



そんなんで。
おれはわりとフジヤマに首ったけだ。



おもい返してみますれば。
走るたびに記録が伸びてたマラソン2、3年目。

それはビギナーズラック的なことも
あったのかもしれないが。

毎週、マイコース「1周」(12.3k)を
春から秋まで、タイムトライアルしてたから。

だったのかも、しれない。



つくばマラソンが終わって。
「じぶんにいちばん足りないのはなにか?」
「それを克服する近道はなにか?」

考えると、「ペース走っすよ」
(マイコース1周タイムトライアル)に
帰結する。

いま、フル走って1日後。
このとき考えたことは、
たぶん、そうとうキモに近いはず。



ので、ここから2ヶ月ぐらい、
「マイコースっすよ」を中心に磨きをかける。
ことにした。
オネカンとかインターバル以前に
改善すべきとこは、いっぱいありげ。



いま、やっぱり。おれには
そこはかとないオワコン臭があるので

そこを打開するには、それだな。

もう少し。
フジヤマの掌の上で、踊ってみる。

っておもったおもいましたとさ。