日曜朝にジョグしたら疲れ果てて。
昼寝したときに見た夢の話。
見た夢の話なんて、ヒトサマにとっちゃ
どうでもいいようなことにきまってる。
オフラインの日記でも書きゃいいのに
どうしてここで恥をさらすのか
意味は、わからん。
*
職場。
出先から戻り。
玄関のドアを開けると。
ちょうど入れ違いにお客さんとすれ違った。
(日本語?)
ぜんぜん知らねえひとだけど。
精一杯の社会性をフル回転さして
「こんにちは。
きょうは暑い中、ありがとうございました!」
ナドト、ごあいさつする。
*
ふと顔を見ると。
70歳ぐらいの婦人。
浜松のおばあちゃんとうりふたつ。
*
祖母は25年前。
おれが18のときに亡くなってる。
いとこ階層が20人ぐらいいるなかで
なぜかわりとおれのことを
わりとかわいがってくれたこともあり。
おれはおばあちゃんのことが大すきだった。
*
職場の玄関を出たところで
すれ違った、ばあちゃんクリソツ老婦人。
おれは言わずにはおれなかった。
「ちょ、ちょっともう一杯、
お茶でも飲んでってください」
*
老婦人を応接スペースに通す。
お茶を出して、話を切り出そうとする。
話を切り出そうとするが、
想いが募りすぎて、泣き出してしまう。
老婦人、キョトン顔。
*
マズイマズイマズイマズイ。
おもって、嗚咽しながら説明しようとする。
「誠に失礼な話なんですが。。。」
「あまりにもおれの祖母に似てらっしゃるので。。。」
「なんだかうれしくなっちゃって。。。」
言おうとしても、
嗚咽がひどすぎてまともに話せない。
*
「いっしょに写真を撮ってほしい」
ってことだけ、何とか伝える。
写真を撮っといて。
おうちに帰って母親に
「マジ、ばあちゃんにクリソツじゃね?」
ってドヤ顔のひとつもしようか。
ぐらいの下心をもって。
*
まず、その老婦人単体の写真を
撮らせてもらうことにする。
ファインダー越しにみればみるほど
ますますばあちゃんそのものだ。
うれしくて涙があふれて、手が震えて
レンズの向こうもよく見えなけりゃ
シャッターも切れない。
どうしようもなくなる。
おれ、なにやってんだろう?
まずいな。
*
。。。
*
と、おもってるうちに目が覚めた。
*
夕方。
リビング。
目尻が濡れてて。
ほっぺたのあたりが、濡れてる。
泣いてたのは夢のなかだけじゃなかったらしい。
じゃっかん、しゃくり上げてもいる。
「ガチかよっ」独りごちて。
*
ほんわかした気持ちになると同時に。
「なにかしなくっちゃ」
つおく、おもっちった。
いそいで顔を洗い、着替え、
ジョギングシューズの紐をしめて外に出る。
きょうはもう休んでようとおもってたのに。
けっか。
10kゆるゆるにもかかわらず
ヘロヘロアゲイン。
何のドラマ性も、あったもんじゃねえ。。。
この時期、5k以上走るときは
もうぜったいペットボトル携行。
らしいっすわ。
。。。
ところで。
あの夢のつづきがあるとしたらば。
どんなんだったんだろう。