キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

おばあちゃんにクリソツなひと

日曜朝にジョグしたら疲れ果てて。
昼寝したときに見た夢の話。

見た夢の話なんて、ヒトサマにとっちゃ
どうでもいいようなことにきまってる。

オフラインの日記でも書きゃいいのに
どうしてここで恥をさらすのか
意味は、わからん。





職場。

出先から戻り。
玄関のドアを開けると。
ちょうど入れ違いにお客さんとすれ違った。
(日本語?)

ぜんぜん知らねえひとだけど。
精一杯の社会性をフル回転さして
「こんにちは。
きょうは暑い中、ありがとうございました!」
ナドト、ごあいさつする。



ふと顔を見ると。
70歳ぐらいの婦人。

浜松のおばあちゃんとうりふたつ。



祖母は25年前。
おれが18のときに亡くなってる。

いとこ階層が20人ぐらいいるなかで
なぜかわりとおれのことを
わりとかわいがってくれたこともあり。

おれはおばあちゃんのことが大すきだった。



職場の玄関を出たところで
すれ違った、ばあちゃんクリソツ老婦人。

おれは言わずにはおれなかった。
「ちょ、ちょっともう一杯、
お茶でも飲んでってください」



老婦人を応接スペースに通す。
お茶を出して、話を切り出そうとする。

話を切り出そうとするが、
想いが募りすぎて、泣き出してしまう。

老婦人、キョトン顔。



マズイマズイマズイマズイ。
おもって、嗚咽しながら説明しようとする。

「誠に失礼な話なんですが。。。」

「あまりにもおれの祖母に似てらっしゃるので。。。」

「なんだかうれしくなっちゃって。。。」

言おうとしても、
嗚咽がひどすぎてまともに話せない。



「いっしょに写真を撮ってほしい」
ってことだけ、何とか伝える。

写真を撮っといて。
おうちに帰って母親に
「マジ、ばあちゃんにクリソツじゃね?」
ってドヤ顔のひとつもしようか。

ぐらいの下心をもって。



まず、その老婦人単体の写真を
撮らせてもらうことにする。
ファインダー越しにみればみるほど
ますますばあちゃんそのものだ。

うれしくて涙があふれて、手が震えて
レンズの向こうもよく見えなけりゃ
シャッターも切れない。

どうしようもなくなる。

おれ、なにやってんだろう?
まずいな。



。。。



と、おもってるうちに目が覚めた。



夕方。
リビング。

目尻が濡れてて。
ほっぺたのあたりが、濡れてる。
泣いてたのは夢のなかだけじゃなかったらしい。
じゃっかん、しゃくり上げてもいる。

「ガチかよっ」独りごちて。



ほんわかした気持ちになると同時に。
「なにかしなくっちゃ」
つおく、おもっちった。

いそいで顔を洗い、着替え、
ジョギングシューズの紐をしめて外に出る。
きょうはもう休んでようとおもってたのに。


けっか。
10kゆるゆるにもかかわらず
ヘロヘロアゲイン。
何のドラマ性も、あったもんじゃねえ。。。

この時期、5k以上走るときは
もうぜったいペットボトル携行。
らしいっすわ。

。。。

ところで。
あの夢のつづきがあるとしたらば。
どんなんだったんだろう。