キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「ブログネタとしてすげえいいのにどう書きゃいいか困ったとき」にやるオススメなこと、みたいなこと

まだまだブログリハビリ中の者です。

表題みたいなこと、あるじゃないすか。
「せっかくいい素材が入ったのに
料理人(おれ)がヘボすぎて
この料理、美味くもなんともねえ」
って地団駄踏むパッターン。

まあ、前々エントリーなんか
まさにそうなんすけどね。
デキるオトナの生産性の上げかた、みたいなこと

あ、先に結論、言っときますね。
「目の前にいるひとにしゃべる」





このネタ、たぶんおそらくぜったい
どこかで触れたことあるんだが。

ブログリハビリ中のおのれにも言い聞かせる
という意味で、フィーチャーしとく。



むかーし、むかし。
いまの仕事を始めたころ。

週刊誌の記者のまねごとをしてて。
「ある商品の魅力をアッピールする」
という短い記事を書くことになった。毎週。

1本500字ぐらいだったかな?

(中略)

駆け出しなので。
おれ教育係としてものすごく厳しい
ちょい齢上の女性がついてくだすってて。

大げさでなく、分刻みでドヤされつつ。
じぶんのあまりのデキなさに、途方に暮れつつ。
記事とやらを1本あげて。

「お願いしますっ!」
内容のチェックをお願いする。
きわめておそるおそるビクつきつつ。



そのチェックをされてる静寂の時間が
とてつもなくクソ長く感じられるんだよねえ
ってのは、措く。

そしてチェックが終わり、呼ばれて
死ぬほど赤字が入ったプリントを肴に
口頭でも売るほどダメ出しされる。

で、そのあと何度も直してOKになるまで
最初の原稿をあげたときの
何倍も手間も時間もかかってたんだよねえ
ってのも、措く。



「コレ、どういうこと?」

この日は、3分ぐらいしていきなり呼ばれた。
「うわっ、きょうは早えな。
もうダメ出し山びこ打線炸裂か。。。」

どう答えていいやら、もごもごしてると。

どうやらこの「コレ、どういうこと?」ってのは
全否定的な意味じゃなく。

記事のある部分について、
たんじゅんにきょうみをもってくだすって。
でも、原稿に書いてないので訊いてきた
ということらしかった。

おれは。
「ある部分」について、はしょったことを
なんとかこれ以上怒られないように
蚊の鳴くような声で、必死に説明する。

「これこれこういうことなんっす。。。」



。。。

「おもしろいじゃん!」
「いま話したことをね、
その順でそのまま原稿にすりゃいいの」

!!!



ちなみに、その通り書き直して
ふたたびビクつきながら
「できました」って見せにいったら。

「さっきしゃべった順に書いた?」
「はい。。。」
「じゃ、入稿しといて」

って、一瞥だにせずOKになった。
なんてことがあった。



そういうことなんである。

あのう。
何かおもしろいことがあって。
ヒトサマに伝えようとおもったとき。

あんど、そんなに時間がないから
手短に相手をつかまなきゃいけないとき。

いくつか要素があるなかから
いちばんインパクトがある
っていうか、話のキモを最初に話す。
もんじゃん。

「いやあ、まじビビったよ。
朝起きたらいきなり右耳が
ぜんぜん聴こえなくってさ」
とか、たとえば。



相手がハナっから
きょうみを持ってくれなかったら
それはそれでしようがないんだケド。

もし、食いついてきてくれたら。
ほかの要素を継ぎ足していく。
もんじゃん。

「それがさあ、何の前触れもなくってね」
だとか
「原因で多いのはストレスらしいんだケド
おれ、ノーストレスだから逆に恥ずいわwww」
とか。



でもいざ。
それをまとまった文章にしようとすっと。

いきなり「朝起きたら・・・」
ってやるのもなんだなあ。
前提となる説明がいるよなあ。
とか。

時系列に話したほうがわかりやすいかなあ。
とか。

ギャグを挟んで彩りを添えよう。
とか。

いらねえことを考える。



というか。
そうしないとまとまった文章として
成り立たせにくい、組み立てづらい
みたいなことも、あったりする。

ので、何というか
じぶんで勝手にひつようだとおもいこんでる
それらもろもろは、実は
ただ、おもしろさの純度を下げてるだけ。

ってことも、往々にしてあって。



いまでも仕事で
原稿を書かないといけないきょくめん。
しかも、書くべきおもしろいことが複数あって
何から書いていいかわからない。
ってきょくめんでは。

とりあえず、おうちに帰っちゃって。
むりやり家族をつかまえて、
「ねえちょっと聞いてほしいんだけど。。。」
ってやることがある。



そんなのは
家族もいやいや付き合ってくれてるわけで。
一刻も早く逃げ出したいにきまってる
わけだから。

こっちはちょっとでも関心をひこうと
インパクトがデカいことから話す。

そして、
「それにはポイントが3つあってね」
とかなんとか、つなぎとめる。

どうにか、話を最後まで聞いてもらう。



ってなったとき。

原稿は、いま話した順にまとめてけばいい。
ってことに、なる。


実際のところは
話し言葉と書き言葉ってビミョーに違って
そうすんなりとはいかないもんだケド。

そんなことを言い出すと。
「こういう前提がいるな」的な
上記の無限ループに戻るだけなので。

あえて、棄てちゃう。
ほうが、結果的にうまくいく。

みたいなことが、あったりなかったりする。



ブログに書くことってのは。
事前にいちいち人に話す
ってわけには、なかなかいきにくいじゃん。

なので。
一度キーボードを叩くのをやめて。

おのれにしか見えない、
すぐ近くにいるはずのフェアリー
アオヒゲだかジョリーだか、に向かって
話しかけてみる。

「ちょっと訊いてくれるかい?」

「いいブログネタがめっかったんだけどね」

「それをどう書いていいかわかんないときゃ」

「誰かにそのネタを話してみたらどう?」

「そして、その話した順にまとめれば、いい」

「なんでかっていうとね。。。」

てなぐあいに。



方法論って意味では。
ほかにもいくつかあるんだが。

だいたい。
「そうやって」
「上目線ぽく持論をぶってるわりにゃ」
「てめえのいつも、クソ長えだけじゃん!」
「しかも、ビタ一文クソつまんねえじゃん!」
なので、措きまする。。。


そもそも。
ここで言ってることができてりゃ。
前々エントリーみたいな惨劇にゃ
なんなかったはずだよね。

ってだけのハナシだ。


ブログ的リハビリの道のりは
なかなかにして、けわしいナリw