まだまだブログリハビリ中の者です。
表題みたいなこと、あるじゃないすか。
「せっかくいい素材が入ったのに
料理人(おれ)がヘボすぎて
この料理、美味くもなんともねえ」
って地団駄踏むパッターン。
まあ、前々エントリーなんか
まさにそうなんすけどね。
⇒デキるオトナの生産性の上げかた、みたいなこと
あ、先に結論、言っときますね。
「目の前にいるひとにしゃべる」
*
このネタ、たぶんおそらくぜったい
どこかで触れたことあるんだが。
ブログリハビリ中のおのれにも言い聞かせる
という意味で、フィーチャーしとく。
*
むかーし、むかし。
いまの仕事を始めたころ。
週刊誌の記者のまねごとをしてて。
「ある商品の魅力をアッピールする」
という短い記事を書くことになった。毎週。
1本500字ぐらいだったかな?
(中略)
駆け出しなので。
おれ教育係としてものすごく厳しい
ちょい齢上の女性がついてくだすってて。
大げさでなく、分刻みでドヤされつつ。
じぶんのあまりのデキなさに、途方に暮れつつ。
記事とやらを1本あげて。
「お願いしますっ!」
内容のチェックをお願いする。
きわめておそるおそるビクつきつつ。
*
そのチェックをされてる静寂の時間が
とてつもなくクソ長く感じられるんだよねえ
ってのは、措く。
そしてチェックが終わり、呼ばれて
死ぬほど赤字が入ったプリントを肴に
口頭でも売るほどダメ出しされる。
で、そのあと何度も直してOKになるまで
最初の原稿をあげたときの
何倍も手間も時間もかかってたんだよねえ
ってのも、措く。
*
「コレ、どういうこと?」
この日は、3分ぐらいしていきなり呼ばれた。
「うわっ、きょうは早えな。
もうダメ出し山びこ打線炸裂か。。。」
どう答えていいやら、もごもごしてると。
どうやらこの「コレ、どういうこと?」ってのは
全否定的な意味じゃなく。
記事のある部分について、
たんじゅんにきょうみをもってくだすって。
でも、原稿に書いてないので訊いてきた
ということらしかった。
おれは。
「ある部分」について、はしょったことを
なんとかこれ以上怒られないように
蚊の鳴くような声で、必死に説明する。
「これこれこういうことなんっす。。。」
*
。。。
「おもしろいじゃん!」
「いま話したことをね、
その順でそのまま原稿にすりゃいいの」
!!!
*
ちなみに、その通り書き直して
ふたたびビクつきながら
「できました」って見せにいったら。
「さっきしゃべった順に書いた?」
「はい。。。」
「じゃ、入稿しといて」
って、一瞥だにせずOKになった。
なんてことがあった。
*
そういうことなんである。
あのう。
何かおもしろいことがあって。
ヒトサマに伝えようとおもったとき。
あんど、そんなに時間がないから
手短に相手をつかまなきゃいけないとき。
いくつか要素があるなかから
いちばんインパクトがある
っていうか、話のキモを最初に話す。
もんじゃん。
「いやあ、まじビビったよ。
朝起きたらいきなり右耳が
ぜんぜん聴こえなくってさ」
とか、たとえば。
*
相手がハナっから
きょうみを持ってくれなかったら
それはそれでしようがないんだケド。
もし、食いついてきてくれたら。
ほかの要素を継ぎ足していく。
もんじゃん。
「それがさあ、何の前触れもなくってね」
だとか
「原因で多いのはストレスらしいんだケド
おれ、ノーストレスだから逆に恥ずいわwww」
とか。
*
でもいざ。
それをまとまった文章にしようとすっと。
いきなり「朝起きたら・・・」
ってやるのもなんだなあ。
前提となる説明がいるよなあ。
とか。
時系列に話したほうがわかりやすいかなあ。
とか。
ギャグを挟んで彩りを添えよう。
とか。
いらねえことを考える。
*
というか。
そうしないとまとまった文章として
成り立たせにくい、組み立てづらい
みたいなことも、あったりする。
ので、何というか
じぶんで勝手にひつようだとおもいこんでる
それらもろもろは、実は
ただ、おもしろさの純度を下げてるだけ。
ってことも、往々にしてあって。
*
いまでも仕事で
原稿を書かないといけないきょくめん。
しかも、書くべきおもしろいことが複数あって
何から書いていいかわからない。
ってきょくめんでは。
とりあえず、おうちに帰っちゃって。
むりやり家族をつかまえて、
「ねえちょっと聞いてほしいんだけど。。。」
ってやることがある。
*
そんなのは
家族もいやいや付き合ってくれてるわけで。
一刻も早く逃げ出したいにきまってる
わけだから。
こっちはちょっとでも関心をひこうと
インパクトがデカいことから話す。
そして、
「それにはポイントが3つあってね」
とかなんとか、つなぎとめる。
どうにか、話を最後まで聞いてもらう。
*
ってなったとき。
原稿は、いま話した順にまとめてけばいい。
ってことに、なる。
実際のところは
話し言葉と書き言葉ってビミョーに違って
そうすんなりとはいかないもんだケド。
そんなことを言い出すと。
「こういう前提がいるな」的な
上記の無限ループに戻るだけなので。
あえて、棄てちゃう。
ほうが、結果的にうまくいく。
みたいなことが、あったりなかったりする。
*
ブログに書くことってのは。
事前にいちいち人に話す
ってわけには、なかなかいきにくいじゃん。
なので。
一度キーボードを叩くのをやめて。
おのれにしか見えない、
すぐ近くにいるはずのフェアリー
アオヒゲだかジョリーだか、に向かって
話しかけてみる。
「ちょっと訊いてくれるかい?」
「いいブログネタがめっかったんだけどね」
「それをどう書いていいかわかんないときゃ」
「誰かにそのネタを話してみたらどう?」
「そして、その話した順にまとめれば、いい」
「なんでかっていうとね。。。」
てなぐあいに。
*
方法論って意味では。
ほかにもいくつかあるんだが。
だいたい。
「そうやって」
「上目線ぽく持論をぶってるわりにゃ」
「てめえのいつも、クソ長えだけじゃん!」
「しかも、ビタ一文クソつまんねえじゃん!」
なので、措きまする。。。
そもそも。
ここで言ってることができてりゃ。
前々エントリーみたいな惨劇にゃ
なんなかったはずだよね。
ってだけのハナシだ。
ブログ的リハビリの道のりは
なかなかにして、けわしいナリw