その１。その２。その３。
まずはこちらをご覧いただこう。
＊
テープ起こし、すーん。
その４ 虫よけキンチョール
高「大沢くん」
大「なに、高山さん」
高「あの。。。」
大「うん。。。」
高「みんな、いろいろ言うてない？」
大「何を？」
高「私が、教育実習のタムラ先生の。。。」
高「クルマに、いっしょに乗ってたとか。。。」
大「えっ！！ いやいや！！ そんなこと。。。」
高「言うてるんや。。。」
大「うん。。。」
高「大沢くん、かけてくれへん？ これ」
大「えっ？ なに？」
高「虫よけキンチョール」
大「虫よけキンチョール？」
高「『もう変な虫つくなっ』って言いながら、かけて」
大「なんでそんなこと。。。」
高「いいから！」
大「うん。。。」
大「もう。。。」
大「変な。。。」
大「虫。。。」
大「つくなっ。。。」
高「大沢くん」
大「なに？」
高「ゴメンネ。。。」
――虫よけキンチョールだよ、青少年！
使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
音声はこちらから。
（画像をクリックすっと金鳥のサイトにとぶんだよ、青少年！）
＊
「高山さんってどう考えてんだろう？」
ってのが、まったくわからない。
大沢くんの気持ちを知ってるのか知らないのか。
大沢くんのこと、どうおもってるのか。
何に対する「ゴメンネ」なのか。
＊
そもそも。
教育実習のタムラ先生の件。
真相は何なのか、
いっさい明かされてない。
額面どおりなのか。
なんらか誤解が生じちゃったのか。
ってとこが、もんだいの根っこで。
＊
「変な虫」って、何を指すんだろう？
噂をたてるひと？
タムラ先生？
まさかの、大沢くん？
＊
なんとなく狂言回し役を演じてた
後藤くんの影もさっぱり見えないし。
高山さんと大沢くんを演じてるひとの
演技力がめきめきあがってきてるってのが
逆にいい感じで
リアルっぽさを減らしてる感じがする。
「青春のライトなエロ臭」と
「けっきょく金鳥製品のこと言ってるだけ」
っていう。
原初のダブルミーニングな展開に
いきなり戻ったところも、なんかよい。
＊
なんかよいんだが。
上記したようにモヤモヤばかりが残って。
そのモヤモヤ込みで、
なんかよいのではないか。
って、気もする。
フインキ、だよな。やっぱ。
＊
あらゆることに対して
なんらかの理屈やらロジックをつけて
頭で解釈しようとしがちな
オトナな思考回路なサッコン。
コウ、ブログ的なオチすらおもいつかない
（むりやりつけようとすると、かならずドツボにはまる）
そんななかで。こういう。
ザ・フインキ１００、
みたいなことって、
夏には欠かせないっていうか
あったほうがいいよね。
みたいなことに気づいて、ハッとする。
したりしなかったり、する。
＊
原初に戻ったていで。
黙って見てりゃ、気づきゃ。
高山さんがずんずん
大人への階段を上りはじめ。
大沢くんも、しらっと
大人への階段を上りはじめてる感。
いつの間にか感。
なんかよい。
いいのか？
。。。
金鳥少年シリーズ。
あと１回だけ、つづく。
