キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

そんな話、だれかが聞いてるところで、できるとおもう?(金鳥少年シリーズ2017その1)

まさかの今年版!
⇒去年版コチラ(tag)金鳥少年シリーズ2016

そんなわけで。
「その5」の音声がアップされたら
「クソ辺境版その1」も順次アップしてく。
ショゾン。

いつになることやら。。。
ラジオCM「金鳥少年シリーズ」に続編(今夏版)があった、みたいなこと(2017/06/11)

1ヶ月前にこんなことほざいてたわけだが。
やっと出そろったので、やってく。
「テープ起こししたとき、右耳が聴こえてなかった」
とか、もはやナツいぜ。





なお、音声はココで聴ける。

とりあえず、テープ起こしをば。
片耳でテープ起こしたへへへ(当時)(↓)
その1 おでかけカトリス

大「高山さん」
高「なに、大沢くん」
大「高山さんってさあ、高校、もう決めたん?」
高「なんで?」
大「えっ? なんでって、そらあ。。。」

高「なんで知りたいの? 私の高校」
大「えっ?」
高「大沢くん、おでかけカトリス、持ってる?」
大「え? なにそれ?」
高「腰にぶら下げて、蚊をおとすやつ」

大「いや。。。そんなん。。。持ってない。。。」
高「じゃあ、買ってきて、いまから」
大「えっ? なんで?」
高「いくから」
大「どこへ?」
高「森」
大「森?」
高「貯水池の横の」

大「え!?」

高「そんな話、だれかが聞いてるところで、できるとおもう?」
大「えっ!!!」

――おでかけおでかけ! おでかけカトリスだよ、青少年!
使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。

このシリーズは
去年そうだったんだけど。

たぶん「思わせぶりっぽさ」ってのが
キーワードのひとつで。

とにかく言い切らない。
ズバリは、言わない。

そこに。
高山さんの「一歩先に成長しちまった感」を
トッピングして。
青春の甘酸っぱさとか、
ちょっとしたエロさを匂わせられて
大沢くんがどぎまぎしたりする。
ってのが、キモになってる。

と勝手に解釈してる。


たぶん高山さんは大沢くんを気になってて。
たぶん大沢くんは高山さんを気になってて。
でいて、2人とも踏み込めない

ってことが醸し出す、ゼツミョーな距離感。



大沢くんがキャッチしたどぎまぎ要素の
「はたして実在するかどうかわからないが
どこか、あるあるっぽい」ものの
加減がほどよい。

「バナナの皮を踏んですっころぶんだろうけど
実際にバナナの皮を踏んですっころんだ
ことはないし、誰かがすっころんでるのは
見たことも聞いたこともない」みたいなVR感。

うーむ。

何言ってんだか、イミフだな。
じぶんでも、何言ってんだかわかんねえw
小理屈こねくりまわしてんじゃねえよ。

まあ、ただのメタファーの世界。



金鳥少年2017その1

この「2017年版その1」は
ザ・その世界で。

「じゃあ、買ってきて、いまから」
「いくから」
「森」
「貯水池の横の」

とか、いちいち意味ありげで
なさげで、深読みするまでもなく
たんじゅんにウケる。

「貯水池の横の」ってw



そんななか、表題の高山さんのセリフ。

「そんな話、だれかが聞いてるところで、できるとおもう?」
このセリフが、いい意味で
まったくよくわからない。深い。

どう、とりゃいいんだろうか?


「大沢くんに頼んでいること」
自体にスペシャルな意味があるのか。

「だれか」に重きが置かれているのか。

「森には大沢くんと行きたい」のか。

はたまた、大した意味はないのか。



あるいは。

「じゃあ、買いにいくからつきあって」でもなく。

「2つ買ってきて」であるはずもない。

大沢くんにしてみりゃ。
全方位的にたまったもんじゃねえ。
「高校、もう決めたん?」って
わりと直球勝負をこころみてるのに。



で、大沢くんと高山さんの会話で
わりと淡々と成り立ってきた、このシリーズ。

「その2」から
その淡々っぷりがぶっ壊される。


つづく。