キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「マラソンをリタイアする」についてその2 収容バスの車窓から、みたいなこと(かすみん2017まとめ)

このクソつまんねえ辺境ブログ。
あまつさえ、レースで完走すらしてなくて。
「リタイアその1」なんつって
オイシイネタ的に、ほざいてる。

バカじゃねーの、おもわなくもない。
が、措いて。

マラソンのリタイアについて
その1、その2とかぬかして
さも、貴重な経験シマシタ的な
ドヤ顔をカマして、クソエラソーなんだが。

エクスキューズ的に
いちばん伝えたいことをさいしょに言っとくと。

「マラソンは、ぜったいリタイアしちゃダメ」



20k地点でリタイアしますってって
ハーフ地点までさまよい
そこから坂を下りて救護テントに飛びこんだ。

11:30すぎ。

コースの特性上。
かすみがうらコースマップ

収容バスが出発すんのは13:30
と、スタッフのかたに訊いた。



2時間、テントのなかでいろいろ考えた。
ずーっと、いろんなことを、考えてた。

なんで2時間つうと。
関門=交通規制解除。

ってのは、措きまする。



収容バスに乗ってくださーい。
ってことになって、みんな、群がる。

バスが出発する。



コースの特性上アゲイン。

上記地図をクリックするとわかりやすいんだが。
救護所=歩崎公園。

そこからゴールまで近道の
湖畔のコースは、ランナーが走ってる。

ので、坂を上り、マラソンコースの往路をひき返す。

さっきまで。
いろんな想いを抱えながら進んできた道を
バスはほぼ、逆走する。

おれは救護所で寝ちゃって。
ハッと起きたらバスにみんな乗り込んでて
ギリギリ、ドア付近に乗り込んだので。

運転手さんの横で立ちんぼで、風景が見れる。



「ここのガソリンスタンドで側道に入ったよね」
「はあ、このコメリのころはサブスリーでけるって
根拠のない自信もってたおれのばかばかばかー」

どうしても、考える。

こういうの、なんてえの。
将棋の感想戦みたいだ。

将棋でその日の対局が終わったあと。
盤面で棋譜を再現して、
その日の対局をふりかえる。
感想戦。

むろん、リタイアしたわけだから。
感想戦ったって、苦い想いしかキョライしない。

それをバスにぬくぬく揺られながら
いやおうなく、風景でもって
フラッシュバックさせらる。

まっこと、イタイ。



バスは進み。
土浦駅近くの川口運動公園。
スタートゴール地点にだんだん、近づいてくる。

バイパスを通り、坂を下りて、赤信号で止まる。

上記地図(拡大すっとわかりやすい)。
「フル折り返し」ってとこの交叉点だ。

すぐ横に、がんばってるランナーども。
容赦なく吹きつけてる風。
が、よくわかる、幟のはためき。
あいかわらず雲ひとつない青空。
から、憎たらしいほどふりそそぐ、陽光。

39k地点ぐらい。
車窓を通してみえるランナーは、
みんなゾンビみたいだ。

うわっ、だっせー。



そこにすら至ってないおれ。
くそだっせー!
ゾンビどものくせに、かっけえ!



ゾンビ状態のランナーをどんどん抜かし
収容バスは走る走る。



また、赤信号で止まる。

41k手前。
距離調整的に大通りから迂回し
もうちょっとだがんばれ的な交叉点。

右側には、常磐線との立体交差がみゆる。
1k地点の、立体交差。
スタート直後ににほしこさんを見つけて
てんしょんまっくすになった、交叉点。

ああ、ほしこさんってやっぱビジンさんだよね
ノーテンキにメロメロになってた交叉点。



このあたりは沿道の応援、ロットオブ。

赤信号で止まる収容バスから外をみて。

おれらバス

ゴール直前のランナー

ものすごい数の沿道応援

沿道からの、おれらバスの蚊帳の外感。。。



いたたたたまれなくなって、ウオッチに目をやると。
13:50ぐらいだった。

つまり、横を走るゾンビランナーは
サブ4めざして、ゴールに向かってる。

走ってるひとたち、超絶がんばってる。

沿道の応援、超絶がんばってる。

バス車内のおれ、ドナドナされてるだけ。



沿道で応援してるひとたちはたぶん。
おれらのことなんか、アウトオブ眼中で。
でも、「なんか来たよ」的に
みちゃいけないものを認識するかのように
あえて、こっちに目を向けない。

ほんの4時間前、同じスタートラインに立ってたのに。
クソむなしい。

って、意味もなくてめえを責める。



バスはゴールの競技場の近くに停まった。
ドアが開き、降りる。

ひとの流れにさからうように、会場に向かう。

おれらの流れにさからう人波は、帰路。
会場をあとにし、土浦駅に向かってる。
走りきった顔。Aブロックのゼッケン。

それとは逆方向に、おれらは会場に向かう。
会場に戻って、リタイアを告げるために。
そこに何の意味があるのか、わからないが
ゼッケンについてる計測チップを返さなきゃって
とりあえず、進む。

すれ違うAゼッケンのひとはひょっとしたら
さっき、並走してたひとかもしれない。

がんばりの格差社会。
脱落を痛烈に、想い返させられる。



「インフォメーション」ってテントにゆき
「リタイアっす」って、チップをはがしてもらう。

「おつかれさまでした」
参加賞のTシャツとレンコン麺が入った袋をもらう。

おれのなにがおつかれさまなんだろう?



競技場にはぞくぞくとランナーがゴールしてくる。
数時間前、おれはたしかにかれらと
おんなじスタート地点に立ってたはずだ。

完走したかれらは記録証をもらい。
おれらにはとうぜん、記録証は、ない。

マジもう、いやだいやだいやだ。



預けた荷物を受け取り、
着替えて、ブログ村の陣地へ向かう。

ブログ村の陣地に向かう途中、
ゴール地点の横で、伯父に出くわした。

朝、クルマで会場へ連れてってくれた伯父。
「スタートは10時じゃん。
13時までにはゴールするから、
競技場で待ってて」

ほんの数時間前に、フイた。
おれにぐうぜん出くわした伯父は
心底ホッとした感じだった。

「いやあ、おつかれさん」



リタイアを決めて救護テントで休んでるとき。
伯父にメールした。

「すんません。リタイアしちゃいました。
いま歩崎公園で、バスのつごうで
言ってたよか帰りが遅れそうです」

すぐ、返事が返ってきた。
「どうした? ムリしすぎてないか? 待ってる」

あわてて返事を返した。
「メールを打てるぐらい、だいじょうぶだよ」



競技場で偶然、おれに出くわした伯父は
心底、ホッとした感じだった。

「じぶんは大変なことをしてしまった」
実感した。

ものすごーく、実感した。
おじさん、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。



「メールみて、ちょっとドキッとしちゃったよ」
伯父はクールに言うが。

おじさん、マジ、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。

コレぜってー、あのパッターン。
ここで言うのはちがうかもしんないが
いやおうなく、キョライする。



4年前のいまごろ。
おじさんの長男が急逝した。

いくつかのちょっとした偶然が重なった
とんでもないアンラッキー。

おじさんの長男=おれのイトコは
誰にも何にも告げず、帰宅を「しなかった」。

待てど暮らせど、イトコは二度と帰ってこなかった。

当時、事故の一報を訊いた直後、伯父は
「まったく、ありえないことだ。。。」
きわめてクールにつぶやいた、という。



おれのただの趣味なマラソン大会。
どうっでもいい、年寄りの冷や水。

にもかかわらず、
少なからず、そんなことをフラッシュバックさせちった。
申しわけない気持ちを覆うように
祝杯として用意してた缶ビールを
つとめてなんでもないように、横で飲み干した。

「おれは、とりあえずちゃんと帰ってきたよ」

あまりにも苦いビール、ビール、苦い。



ブログ村の陣地に向かってて
たぶんきょう報告もできなかったひとたち
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。

伯父の網をくぐり抜けて(?)
ドヤ顔で乾杯したかったなあ。

でも、陣地にクソリタイアの厚顔さらさなくて
ショージキ、安心したなあ。
おじさん、そこで出くわしてグッジョブ!
ナドト。



マラソンをリタイアする。
ってのは、そんくらいみじめなもんだ。

撃沈覚悟のなんたら。
なにがなんでもがんばってみる。

とかってのは、当人の想いだけで。
周りのひとからしたら、クソドーデモイイ。
周りのひとはみんな、ふつうの帰宅を待ってる。
何時間何分とか、本来どうでもいいのだ。

だからこそ。
道中どんなにヘロヘロになったとて。
カラ元気でもって、
ゴールにたどりつかなきゃなんない。

だってそもそも、ただの趣味でしょ。



そんなことを、伯父の家に帰る道中。
クルマの助手席でずっと反すうしてた。

こんりんざい、リタイアしない。
リタイア、もうたくさん。

秋までまた、いっぱい練習しよう。
秋までまた、いっぱい練習しよう。

を、脳内再生した。
そういえば、ジョックロック、鳴らなかったなきょうは。
ま、いいや。
ぶじ、帰ってこれたし。

てな、ふうの。
つづく。