キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

意識する分際じゃないがなんとなくずっと意識してる存在、みたいなこと

この、クソ辺境絶滅危惧ブログ。
つねひごろから過疎ってんだが
土日はさらに過疎るってのをいいことに
取るに足らねえどうでもいいことを書く。
みたいなことを、ひそかに楽しみにしてる。

の、流れで、取るに足らねえことをば。

ハナシ的には。
おとといの「ハーフマラソンランキング」に
ムスメっこの小学校卒業(中学進学)
をトッピングしてキョライしたことと
つながるともなく、つながる。

あくまで、じぶんのなかだけで。



まあ、ホント取るに足らねえ
クソつまんねえことなので、回れ右推奨で。
あまつさえたぶんムダに長いので
回れ右推奨で。



。。。



ランネットの「ハーフマラソンランキング」。

同年代のランキングをながめてて
ある名前をみつけた。



その名前をオトナになってからみつけたのは
6年前の川崎国際マラソン。

10kに出走した川崎国際のパンフレット。
ハーフの部にカレの名前があった。

はじめての10kレースを45分カットして
スタンドでゴマンエツしながら
ハーフのゴールを眺めてると
カレが現れた。1時間24分台。

その1週前のおれの初ハーフ。
超絶がんばって、1時間42分台。

おお、やっぱすげえな、と。



。。。



中学のころ、陸上部のはしくれだったおれは
川崎市内ってごく狭いレンジで
中1のころからカレと
勝ったり負けたり、してた。

いや、ミエを張った。
負けたり勝ったり、負けたり負けたり、してた。

カレは隣の隣の中学で。
中学で隣の中学に引越したおれは
小学校時代は同じ区内の隣の学校で
そのころからカレは地元で「あいつは速え」
って有名なひとだった。

わかりづれえな、この物言い。



中学に入って、1年生のころから
市内で学年トップを争うカレを
一方的にライバル視してた。

調子のいいときは勝てたりして
カレのことをよけい意識した。

ただ、一方的に意識してただけで
試合で顔を合わせても、
「あいつとは気安く話さない」
みたいな感じだったので
カレはおれのことを知らないだろうし
眼中にもなかっただろう。



試合では、だいたいいつもいっしょに走ってた
(んだろう)が、そのなかで。

2回だけ、ものすごく近接した。
のが、やけに印象的だった。

1回は、むかしどっかで書いたことあるかなあ。
中2春の1500mのレースで。

もう1回は、中2のときの市駅伝。
お互いに復路のエース区間をまかされた。

1位に6秒差の2位でタスキを受けたおれは
トップに立つどころか
30秒差あった3位の学校に抜かれ
中継点で20秒差をつけられるという
大ブレーキをカマした。
ちょっと自信があった時期なので、屈辱だった。

そのとき、3位でスタートしたのがカレ。



それとはまったく関係ないんだが。
おれは中学で陸上をやめた。



大学3年生の正月。
家で酒を飲みながらテレビを眺めてると
聞き覚えのある名前が耳に入った。

えっ、とおもってテレビを凝視すると
横浜から鶴見までシード権争いをする学校。

のタスキをかけて疾駆するカレの姿があった。
コーフンした。



そして、同時におもった。
高校、大学と自堕落をつづけるじぶんと
その間、たゆまぬ努力を重ねてきたカレ。
っていう、コントラスト。

知り合いというには
ジツにビミョーな距離感なのに
しぜん、応援してた。

いくら川崎で速いったって。
けして箱根を走るようなエリートではなかった。
どんだけの血と汗と涙を流してきたんだろう。

胸が熱くなる。がんばれっ、と。

「もし、おれも陸上つづけてたら。。。」
ナドト、ありもしない妄想をしつつ。

あるよね、そういうまったくクソ空疎なやつ。



。。。



オトナになって。
6年前の川崎国際マラソンで
カレの姿をみとめた。
上記したとおり。

カレはそれからも走りつづけてるようで。
ランナーズのマラソンランキングでも
ランクインするようになり。

こないだのハーフマラソンランキングでも
アタリマエのようにランクインしてた。



おれとていま、6年前のカレの川崎国際
ぐらいのタイムで走れるようにはなったが
カレはさらにずっと前にいってしまっている。

ハーフでまだ、7分あまりの差がある。



まあ、比較対象にはならない。
実績はロンのモチ、現在の脚力も違いすぎる。
わかってる。

わかってるんだが。
なんとなく意識は、する。

勝とうとも勝てるともおもわないケド
カレのおなまえを目にすると
おれももうちょっとがんばってみようかな。
おもったりおもわなかったりする。



だからどうだってんじゃない。

ムスメっこの小学校の卒業式に出ながら
そんなことをおもいうかべて
泣きそうなのを中和した。
ってだけのことだ。