キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

おれは八百屋にサンマは注文しねえよ。

あだち充が大すきで。
あだち充のなかで『H2』が大すきで。
『H2』のなかで、木根がからむシーンが大すきで。
木根がからむシーンのなかでも、
甲子園の準々決勝は、歴史に残る超絶傑作だ。
と、おもってる。



高校3年の夏。
主人公のエース、国見比呂がいる千川高校は
甲子園でベスト8に進出する。

このまま勝ち進めば3回戦から決勝まで
比呂は4連投となる。

準々決勝で千川高校の古賀監督は
本来ならセンターを守る木根の登板を決める。
先を見据え、比呂を温存するためである。

あまつさえ。
勝てば準決勝の相手となる明和一高。
もう一方の主人公、スラッガー橘英雄を擁する
スーパー強力チームが待ってる。



ちなみに『H2』ってのは、
「2人のヒーロー」って意味。

いっぽうの親は
「ヒーロー→比呂」と名づけ。
もういっぽうの親は
「ヒーロー→えいゆう→英雄」と名づけた。
ヒーローシのおなまえの由来は、知らん。

ここではいらなすぎる情報だな。



木根はリトルリーグ、
白山エンジェルスのエースで4番。
だったが、橘英雄が入ってきて
4番を追われ、チームを去る。

千川高校でサッカー部に入り、
「国立と甲子園、両方を踏む」とうそぶくが
いろいろあって、ふたたび野球にのめり込む。

一見、ロン毛でイケメンのモテキャラ。
も、すぐに化けの皮がはがれるズッコケキャラ。
という、まあネタキャラだ。

かたや。
天才ピッチャー、国見比呂がいるため
ぜったいにエースになれないのはわかってるのに
人知れず1日も欠かさず投球練習をつづける。
という、超絶熱血キャラでもある。



夏の甲子園準々決勝。
木根は夢の甲子園登板を果たす。
エース・比呂を少しでも休ませるために
とりあえず3回
できれば5回
できすぎの7回
って感じで送りだされた。

7回をできすぎの2失点でしのぐ。
最初から全力でとばしてヘロヘロな木根に
監督は続投を命じる。
「野球は9回までだろ」と。



8回もなんとか無失点で押さえ。
そのウラ、千川高校は2点を取り、勝ち越し。
ここで古賀監督は、センターを守ってた比呂を
ベンチにひっこめる。

つまり、9回。
木根がどんなに打たれようが、逆転されようが
物理的に比呂は登板しないということである。

スタンドで、ヒロインのひとり、雨宮ひかり。
大丈夫よ。
ほとんどの人は手前に線を引いてるんだから。
本当の自分の限界よりも・・・
その一歩先の自分の可能性に気づかないまま
――ね。

ベンチで、古賀監督。
不完全燃焼男なんだよ、あいつは。
自分の潜在能力の高さを知らずにここまで来てしまったんだ。
才能だけなら、国見に劣らぬモノを持ちながらな。
殻を打ち破って、あいつが生まれ変わるチャンスなんだ。

9回のマウンドに上がる、木根。



。。。



表題のセリフをおもいだして。
引用しようとおもって単行本を読み返したら
あらら?
この試合のじゃなかったのねん。。。

ここまでツラツラツラツラ書いたの
チョー無駄じゃん。



あわてて書庫をひっくり返す。

前の年の地区予選。
おんなじような経過で
木根を登板させたとこだった。でござった。



キャッチャー野田と木根との会話。
野田「ボール半分、中に入ったな。」
木根「注文が細けえよ!」
野田「光栄に思え。」
木根「あん?」
野田「おれは、八百屋にサンマは注文しねえよ。」



あすの静岡マラソン。
官九郎さん萌え太郎さんオーさん
狙ってるとこ、いっしょだよな。

よくわかんねえが。
クソザコなおれが
謎の上目線で言わしていただくならば。

3人に共通してるのは、ただ
「まだ結果が出てない」
ってだけのことじゃん?
チカラは十分、あんじゃん?
結果はあす出しゃいいってだけのことじゃん?

期待はしてねえが応援はしてる。
ヒーローシ、ココロの中で。

「おれは八百屋にサンマは注文しねえよ。」
注文も、してるぇ。。。



。。。



上記した甲子園の準々決勝の結末(↓)。
いや、ただのフインキだwww
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