その10のつづき。
年が明けてからというもの。
ムスメっこと、みーたんといぶちゃんは
朝いままでどおり、わりかしちゃんと走ってる。
ってのを、フトンの中から察知してる。
父親は朝、めっきり起きなくなったぜ。
イエーーーーイ。。。
かといって、週末も週末とて
おともだちと遊ぶ約束があるだの、
ママとお買いものに行くだの
習いごとがあるだの。
ビミョーに予定が合わずけっきょく、
ぜんぜん一緒に走れてない。
*
ぜんぜん関係ねえケド。
こういうこと、ねえ?
「『周回コースは飽きる』とかいうのは詭弁で
ジツはただ『つれえ、やめてえ』なのに
もっともらしくすり替えてるだけじゃん」
少なくともおれはそうだ。
ということに、はたと気づいた。
精神的なスタミナ不足。
ひょっとしたら、
うすうす勘づいてはいたのかもしれない。
が、おのれの平和のために知らぬフリを
決め込んでただけなのかもしれない。
くっそ、どうでもいいな。
*
。。。
*
1/20金曜。
前の日の晩。
「明日は、みーたんが委員会だからジョグなし」
って訊いてたので、
いつもの「うっかり朝ねぼう」ではなく
「堂々たる朝ねぼう」をカマし、堂々と起きる。
朝のジョグはそういう正当な理由でもって
週に2日ほど、なしになる。
(って、訊いてる)
*
堂々と起きてしばらくすっと、玄関ガチャ。
「あれ? きょうはナシなんじゃないの?」
「いや、1人でちょっと走ってきた」
*
中止になってもジョグをカマすもちべーしょんの高さ。
1人で走りに行くもちべーしょんの高さ。
うん、わかりる。
とてもいいことだとおもう。
*
夜、仕事から帰ってきたにょうぼうの言うことにゃ。
「朝『走る日モードの時間』に起きてきて
『あれ、きょうはみーたん委員会じゃないの?』
って訊いたら、『でも、走る』って。
『じゃ、パパ起こしてこようか?』っつったら
『あ、いいや、1人で走ってくる』って。
そういうときもあるんだろうなあとおもって
そのままにしといた」
おうよ。
わかりるかどうかはともかくだし、
かならずしもいいかっていうとビミョーだが
少なくともわるいことではない、とおもう。
大寒・オブ・父親キターーーーー?
大寒っていうか、氷河時代。
ムスメっこが二十歳になるぐらいまでの暗黒の世。
つづく。