サンタさんはプレゼントとして何を選べばいいんすかね?
みたいなハナシ。
*
わが家は一人娘で、ムスメっこは小6になる。
まあそんくらいの齢になると
サンタさんの正体はとっくに見破ってて
でいて、明言はしてない。
フインキでもってく、的な。
*
いままでは「見破られてない前提」なので
大手を振って別人格をやってた。
どういうチョイスをしようと
それはカレの判断なんだから、しようがない。
よね、と。
ためしにきのう。
にょうぼうがムスメっこにしらじらしく
「サンタさんっているのかねえ?」
って訊いたら
「にゃおすはいるよ!」って答えた。
らしい。
*
なんだその宇宙語は?
って感じっすよね。
*
「にゃおす」ってのは。
愛知高校からヤクルトスワローズに入り
エースとして活躍した。。。
「ギャオス」な、内藤、な。
ほらあの、ゲントのつえを持ってる。。。
「チャモロ」な、ドラクエ6、な。
「小さいャ」しか合ってねえし、な。
「ちゃらら」な。
解答だけをいきなりお披露目、な。
ノリツッコミのノリ抜き、な。
なお、ドラクエのなかではダントツで
6がいちばんすきなんだが
ドラクエ6への思い入れを書き出すと
クソ長くなっちゃうので、またいずれ。
(↑やんねえフラグぇ)
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「にゃおす」ってのは、ムスメっこが
脳内で産み出したキャラで。
きゃらら、で。
2年ぐらい前に産み出された
こういう(↓)。
なんていうか。にゃおすは
ただのムスメっこの脳内キャラを超越して
いまや「あまねく」みたいな感じになってる。
たとえば。
イエスともノーとも言えないときとか
父親がビミョーすぎるギャグをカマして
別にシカトしてやってもいいんだけど
そうすっと父親はあからさまに枯れてしまうので
ってときに、お茶を濁すあいづち
「にゃおす!」
朝、起きたときや帰宅したとき
万能のごあいさつ「にゃおす!」
お嬢学校の「ごきげんよう」的な。
「にゃおす、きょうはそろそろ寝ないとね」
ムスメっこを指す、指示代名詞。
脳内キャラが生みの親を乗っ取ったパターン。
ってのもある。
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サンタさんの実在ぐあいを訊いてるのに
「にゃおすはいるよ!」
標準語に翻訳すっと、たぶん
「察しろや」ってことだ。
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そこらへんはにょうぼうと、よおく話した。
にょうぼうとサンタさんが、な。あくまで。
サンタさんとサンタさんが、な。ある意味。
そして
「いくら正体を見破ってるくさいからって
小学校の間はセレモニーとして
ちゃんと儀式しておくべきだ」
ということで、一致した。
*
やっぱこう。
クリスマスの朝、目覚めて
枕もとにプレゼントが置いてある
ってwktk感は何ものにも換えがたい。
じゃん。
それを見破ったくさいからって
いきなりぶった斬るのは
あんまよくないような気がする。
すごくやらしいことを言えば。
すべて折り込み済なのにあえてスタンスを
崩さないサンタさんの心意気?
みたいなものも、わかってもらえそうだし。
やがて、カノジョがオトナになったり
人の親になったとき、
「あのころあたしのパパとママは」って
感謝しないまでも熟考する要素に
なっちゃったりもする。かもしれない。
じゃん。
そんなこんなで、いきなりセッティングされた
サンタさんの卒業試験。
*
「あたしゃ食べきれないほどのグミを手に入れる」
サンタ(♀)が言う。
「ななちゃん、走るのすきだから」
「ダンナは新しいジョギングシューズでもあげれば?」
サンタ(♀)が言う。
「おお、それは名案だ」
サンタ(♂)はおもった。
「でも、ちょっと待てよ。。。」
サンタ(♂)はおもった。
っていうか。おやくそくだから。
あくまで隠密裡の行動じゃなきゃなんない。
ゆえ。よしんばジョギングシューズとしても
デザインのチョイスは
サンタ(♂)のセンスにゆだねられる。
これ、ナイーブなもんだいだよね。
機能を求めすぎたら、デザインはたぶんかならずダサい。
デザインを求めすぎたら、機能はかならず、ショボい。
卒業試験の壁、高すぎやしませんかね?
足のサイズもそうだ。
足のサイズはなんとなくわかってるけど。
あるじゃん、試し履きしないとわかんねえ。
メーカーによって、多少の違いあるし。
みたいなこと。
で、でもやっぱ隠密裡、なんすよね?
*
いや、上記
「でも、ちょっと待てよ。。。」
とサンタ(♂)はおもったのは
そういうことじゃなくって。
つづくっ。