キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

サンタさんの卒業試験(前編)

サンタさんはプレゼントとして何を選べばいいんすかね?
みたいなハナシ。



わが家は一人娘で、ムスメっこは小6になる。

まあそんくらいの齢になると
サンタさんの正体はとっくに見破ってて
でいて、明言はしてない。

フインキでもってく、的な。



いままでは「見破られてない前提」なので
大手を振って別人格をやってた。

どういうチョイスをしようと
それはカレの判断なんだから、しようがない。
よね、と。

ためしにきのう。
にょうぼうがムスメっこにしらじらしく
「サンタさんっているのかねえ?」
って訊いたら

「にゃおすはいるよ!」って答えた。
らしい。



なんだその宇宙語は?
って感じっすよね。



「にゃおす」ってのは。
愛知高校からヤクルトスワローズに入り
エースとして活躍した。。。

「ギャオス」な、内藤、な。


ほらあの、ゲントのつえを持ってる。。。

「チャモロ」な、ドラクエ6、な。
「小さいャ」しか合ってねえし、な。


「ちゃらら」な。

解答だけをいきなりお披露目、な。
ノリツッコミのノリ抜き、な。


なお、ドラクエのなかではダントツで
6がいちばんすきなんだが
ドラクエ6への思い入れを書き出すと
クソ長くなっちゃうので、またいずれ。
(↑やんねえフラグぇ)



「にゃおす」ってのは、ムスメっこが
脳内で産み出したキャラで。
きゃらら、で。

2年ぐらい前に産み出された
こういう(↓)。
image

なんていうか。にゃおすは
ただのムスメっこの脳内キャラを超越して
いまや「あまねく」みたいな感じになってる。

たとえば。

イエスともノーとも言えないときとか
父親がビミョーすぎるギャグをカマして
別にシカトしてやってもいいんだけど
そうすっと父親はあからさまに枯れてしまうので
ってときに、お茶を濁すあいづち
「にゃおす!」

朝、起きたときや帰宅したとき
万能のごあいさつ「にゃおす!」
お嬢学校の「ごきげんよう」的な。

「にゃおす、きょうはそろそろ寝ないとね」
ムスメっこを指す、指示代名詞。
脳内キャラが生みの親を乗っ取ったパターン。
ってのもある。



サンタさんの実在ぐあいを訊いてるのに
「にゃおすはいるよ!」

標準語に翻訳すっと、たぶん
「察しろや」ってことだ。



そこらへんはにょうぼうと、よおく話した。

にょうぼうとサンタさんが、な。あくまで。
サンタさんとサンタさんが、な。ある意味。

そして
「いくら正体を見破ってるくさいからって
小学校の間はセレモニーとして
ちゃんと儀式しておくべきだ」

ということで、一致した。



やっぱこう。
クリスマスの朝、目覚めて
枕もとにプレゼントが置いてある
ってwktk感は何ものにも換えがたい。
じゃん。

それを見破ったくさいからって
いきなりぶった斬るのは
あんまよくないような気がする。

すごくやらしいことを言えば。
すべて折り込み済なのにあえてスタンスを
崩さないサンタさんの心意気?
みたいなものも、わかってもらえそうだし。

やがて、カノジョがオトナになったり
人の親になったとき、
「あのころあたしのパパとママは」って
感謝しないまでも熟考する要素に
なっちゃったりもする。かもしれない。
じゃん。

そんなこんなで、いきなりセッティングされた
サンタさんの卒業試験。



「あたしゃ食べきれないほどのグミを手に入れる」
サンタ(♀)が言う。

「ななちゃん、走るのすきだから」
「ダンナは新しいジョギングシューズでもあげれば?」
サンタ(♀)が言う。

「おお、それは名案だ」
サンタ(♂)はおもった。

「でも、ちょっと待てよ。。。」
サンタ(♂)はおもった。



っていうか。おやくそくだから。
あくまで隠密裡の行動じゃなきゃなんない。
ゆえ。よしんばジョギングシューズとしても
デザインのチョイスは
サンタ(♂)のセンスにゆだねられる。

これ、ナイーブなもんだいだよね。
機能を求めすぎたら、デザインはたぶんかならずダサい。
デザインを求めすぎたら、機能はかならず、ショボい。
卒業試験の壁、高すぎやしませんかね?

足のサイズもそうだ。
足のサイズはなんとなくわかってるけど。
あるじゃん、試し履きしないとわかんねえ。
メーカーによって、多少の違いあるし。
みたいなこと。

で、でもやっぱ隠密裡、なんすよね?



いや、上記
「でも、ちょっと待てよ。。。」
とサンタ(♂)はおもったのは
そういうことじゃなくって。



つづくっ。