キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

2016つくばマラソンのレース経過(ハーフ以降) 応援にココロおどり、ココロうちふるえる

いやね。
つくば終わってからジョグ、まったくしてないんだけど。
なんかおれ、走ることにひさびさに
すげえ前向きになれてる。
カラダのダメージも、ノットアットオール。

とか、どうでもいいな。

つくばレース経過(ハーフまで)のつづき。
====


20~25km
21:38/1:51:02(4:18、4:17、4:19、4:25、4:19)
21:44/1:51:36

ハーフの通過が、
1時間34分36(キロ4分29)。

とりあえず25kまではひきつづき。
ジョグでいこう、420を
ちょっと切るぐらいでいこうって決める。

脳内レッツゴー習志野がこだましかけるが
「まだジョグだろっ」ってドードーする感じ。
超絶ゼッコーチョー。



後半は応援ポイントが目白押しだ。
25kで家族。
29kでムネコフさん。
35kで村の大応援団。

いい感じで等間隔ということもあり
それを張り合いに進んでった。



その第1弾。
25k手前で家族。
去年とおんなじように、道路の反対側で
クルマを停めて待ってると訊いてた。

ゆるい左カーブの頂点に、
伯父と母親、ムスメっこの姿が見える。

調子がよかったこともあり、
てんしょんまっくす。

「きょうマジ、ゼッコーチョー!」
叫ぼうとおもったが、なんとなくやめといた。
じぶんがきょう、どれくらいで走れるのか
失神すんじゃないかぐらい、ワクワクしてた。

叫ばないで、よかった結果論。



25~30km
22:07/2:13:09(4:31、4:24、4:31、4:21、4:20)
22:22/2:13:58

ゆるやかな起伏を下って上り、下ってまた上る。
下りで変に自重せず、そのいきおいのまま
上る、をくり返す。

ちょっとくたびれてきたので、
ちゅうちょなく、無理ない感じまで落とす。
ムネコフポイント(28k過ぎ)から
爆上げするために。

でもなんかちょっと違和感。
「違和感」ってどこか痛いんじゃなくって。
カラダとココロがアンバランスっていうか。
気持ちは相変わらずノリノリなんだけど
そのわりにカラダがついてこない感じ。

ホントにビミョーな違和感なんだけどね。



トイレ対策ってこともあって。
前半は、まったく水分をとらなかった。

気温も予報に近く、けっこう高めだったし。
それが裏目に出ちゃったかなあ。
とか、アタマをよぎる。



ショッピングモール?の手前を左折。
ふたたび脳内でレッツゴー習志野が再生され
ジョックロックも鳴り出したので
大開放する。

「うしっ、行くぞ!」と。

TXの高架をくぐる前後の地味な起伏。
去年はこのへんで絶望したなとかおもいながら
そのあとのロータリークラブ?
ライオンズクラブ?のコーラエイドを
去年よか元気で通過できてるてめえに
まだ、ワクワクしてる。



が、キツクなってくる。
28kめ4分31。430を割っちゃった。

「利用する」っちゃ言いかたが
決定的に間違ってるんだが
第1折り返しの入口と出口のムネコフポイント
を、うまいこと利用させてもらって
爆上げの起爆剤にしようって切り替える。

っていうか、逆にいうと。
ご本人もおっさってたが
ムネコフさんのこの位置取りって
まっこと、適切すぎる。

オレたちは何キロ地点で応援すべきなのか?



つくば市役所手前の第1折り返し。
通りを右折して1k弱進み、
折り返して1k弱進み、右折する。

そのT字路のあたりが、ムネコフポイント。

まず、第1ムネコフ。
「ムネコフさーん!」
交叉点の向こうにいるムネコフさんに
おのれの存在をアッピール。



ふたたびてんしょんが上がってきた。
誰かいるかな?って、スライドをみながら進む。

はんぶんぐらい進むと、motoさん。
え? motoさんが何でここに?
なんだか、ものすごくつらそうだ。

で、せっかく(?)motoさんが
本調子じゃなさそうだし
(おれ、こっから爆上げすっし)
まずはmotoさんに追いつくことを目標にする。
そんな機会、そうそうないし。



折り返すとすぐに、みそらさん。
去年もここでみそらさんとスライドして
そんときはもう余裕がなくって
ガン無視して進んだが、きょうはダイジョブ。

「みそらさーん!」

絶叫してあまつさえ手までぶんぶん振るが
ガン無視ぇ。。。
くそっ、マジかよ。
ただ脚速えくてただビジンなだけの
クソコミュ障め。

おもって、視力2.0を駆使してよくみると
みそらさんの耳には、イヤホン。

やっべ。クソみそら。
そういうことか。
アニソン聴いて、クソ集中してやがる。
おれとの差も、そんなにねえ。
キツくなってきたとかいってるバヤイじゃねえな。
油断してたら、すぐさされる。

気合いを入れ直す。



みそらさんの直後。官九郎さん。
「官九郎さーん!」
懲りずに絶叫すっと、返答。
ここらへんが、クソみそらとの違いだな。
元気になる。

かっきぃさんもきっと、そこらへんにいるはずだ。
探したけれど見つからなかったけれど。
(斉藤由貴を過剰意識ぇ)

彼ら彼女らにさされないよう
フンドシ締め直していくぜ。

おもう。



29k。ムネコフポイント。
去年は「こっから全員、ぶち抜くっ!」
ぶちあげた。

今年は何て言おうかな。
25kで家族の応援を受けてから
ワクワクしながらずっと考えてた。

第一候補は
「ふらっと(KSR)と、勝負しにいってくる!」
「これから、ふらっとを殺りにイキます!」

あと
「おれきょう、すごいことになりますよっ!」
「東京でおれのきょうのタイムを超えてってください! でも、カンタンには超えられないぐらいの爆走、しちゃいますけどねっ!」

ふらっとさんのくだりはともかく
「おれきょう~」は、どうでもいい。
ムネコフさんへの謝意がねえ。

「東京で~」は、長え。
いずれも却下。

ともかく。
ムネコフさんがソコにいらっさる。
ということがありがたすぎるので
何らか、謝意を表さないといけない。



で、決まらないまま、ムネコフポイント。
「motoさん、ダイジョブすかね?」

超絶アドリブりょくぇ。。。



ムネコフさんがもうひとつ、グッとくるのが。
通過したあと、後ろ姿に声援をくださることだ。

「キクチさーん、ここからですよー!」
もうね、ムネコフさんの
これは言いすぎかもしれないケド
人間力って、すげえなって、おもう。
てんしょんガン上がり、する。

ペースもちょっと、戻ってくる。
29k4分21、30k4分20。
こっから、さらに上げたるっ。



30k地点を越え、左折する。
こっから35k。
国土地理院のT字路までの田舎道が
単調でわりかしつれえ。

スタート直後、筑波大構内で
がんがんパスされ。
口の堀陸橋(5kすぎ)から30kまで
ほぼ抜かれることなく、逆にパスしてきた。

でも、つれえ。
どうすっかな。わりと疲労してるし。

爆上げのタイミングを探りつつ
現実にキツくなってきてるじぶんに
軽くムチを入れてる中だるみ区間。
沿道の応援が、まったく途切れる区間。

ひとり、女性がやたら大声で叫びつづけてる。



ああ、こういうひと、いるよね。
地味に、ありがたいよね。

ヒトゴトみたいな感じで、近づいてく。

せっかくだから、ハイタッチでもしちゃおうかな。
まったく知らねえひとだけど、その場のいきおいで。
とか、考えてる。

だんだん近づいてくる。

Tシャツを幟みたいに掲げてる。
黄色いTシャツ。

そうだよね。
目印になるもんね。

「あ、それ、ぐわぁTじゃね?」
ああ、ぐわぁTってメジャーだし
そういうひともいるんだあ。ヒトゴト。

ぐらいの感じで、さらに近づいてく。
女性、ずっと叫びつづけてる。



3m前。
「えっ!!!! このひと、知ってる!!!」
マルコリーニじゃねえか!

すれ違う寸前にきづいて、慌てて声をかける。
「みそらさんっ!!!」
折り返しのアニソンショックで、いいまつがえる。

いいまつがえたのにも気づかないまま
ブンブン、手を、振る。
マルさんも、おれを認識してくだすったようだ。

「おめぇ、キクチよぉ、タラタラ走ってんじゃねえよぉ!」
いかにもマルさんなていで。口調で。



おれね。
いっしょに走ってるひとたちとの
スライドとかでのエール交換とか
家族の応援とか、
ムネコフさんの背後からの絶叫とか、
(のちの)村の大応援団とか。

どれもものすごくうれしくて。
じぶん一人ではとうてい出ないような
パワーをいただいて。

そこに優劣とかは、けしてねえんだが。

なんつうか、マルさんの
「タラタラ走ってんじゃねえ!」
つくば最、グッときちゃった。
心根にガツンときちゃった。

マルコリーニに、惚れそうになっちった。
マルコリーニ、あんますきじゃないのに(!)
マルコリーニに、惚れそうになっちった。



去年の春、アワスリー(ウタゲ)の帰り。
つぶれたおれとタクシーに同乗してくだすって。
おれんちの最寄り駅から歩いて
おうちまで送ってくだすって。
(そっからマルさんは、10kあまりも
世田谷の豪邸まで歩いて帰ってった)

多摩川の河川敷を、夜中、2人で歩ってた。

あまりにも申しわけねえなあ。
って、おもってて。
次に飲んだとき、感謝っていうか謝ったら

「せっかく暗闇で2人っきりなのによお
チキン野郎、『ダイジョブですか?』って」

「あたしを押し倒すぐらい、しろよぉ!」

って言われたのもキョライして。
なんだか元気が出たw
おれ、タラタラ走ってるバヤイじゃねえよな
おもった。

マルコリーニを押し倒す感じで
爆上げしてこう、っておもった。


マルコリーニに、惚れそうになっちった。
マルコリーニ、あんますきじゃないのに(!)
マルコリーニに、惚れそうになっちった。
アゲイン。



。。。



あっ、きょうゴールまでいこうとしたのに
ハーフから8kっか進んでねえ。。。

「ハーフまで」の前エントリー。
スマホ的に2ページ目までいくぐらい
クソ長くなっちゃったので、
反省を活かして、きょうはここまで。

つづく。