【ソクフォー】でこんなことをほざいた。
マラソンではじめて地獄を見た。
地獄って実在すんだな。
について。
====
*
あ、ジャーンをアップデートのほうで。
ネット3時間12分48秒。
グロス3時間13分01秒。
*
で、その。地獄。
前半は超スーパーウルトラ自重。
にもかかわらずハーフ通過がネットで
1時間34分。
事前のプランでは
キロ4分35で巡航する予定だったので
ハーフは1時間36分台なら御の字。
だったので、じぶんでじぶんにクリビツテンギョーした。
「だったので」を重ねちゃうぐらい
クリビツテンギョー、した。
あまつさえ、超スーパーウルトラよゆう。
クリビツテンギョー、した。
クリビツテンギョーも、重ねちゃうぐらい。
*
ハーフの時点で想定し直す。
この調子なら3時間03分カット。
ちょっと疲れても05分はかかんねえな。
ノリノリであった。
反面、ぶっ飛ばしたい気持ちを抑える。
「だってまだ、32kまではジョグだろ」
「まだジョグだろ」ってじぶんに言い聞かす
超絶ワクワク感。
おれ、どこまでいっちゃえるかな。
おもってた。
32kまでは5k20分台。
35~40kで5kのファーステスト。
42kめで1kのファーステスト。
を叩き出すことだけを、考えて温存。
*
とかは、前提説明にしろ長えしどうでもいい。
*
けっか。
29kすぎから、超絶大失速。
35kの村の大応援団のときは
混じりっけのないカラ元気で
以降、ペースダウンに歯止めがきかなくなった。
脳内にクエスチョンマークを浮かべながら
29k以降の10数キロ、のたうちまわった。
*
とはいえ、ですよ。
おれ的にはものすごく苦しんだが。
マラソンで初めて味わう
地獄の苦しみだったが。
別にどこか傷めたわけでも
脱水やエネルギー切れを起こしたわけでも
もどしそうになったわけでも、ない。
苦しいったって、とまったわけでも
歩いたわけでも、ない。
客観的にみて。
「ただ、ゆるやかにペースダウンしただけ」
「地獄」というには、ありふれてる。
それで地獄を語るな、って感じだ。
*
地獄は、二枚刃だった。
キャプ翼の早田クンのカミソリシュート
ぐらいの二枚刃だった。
「1枚目」の刃は、上記したとおり。
当然そうなるとおもってたじぶんと
謎の撃沈をカマしてる現実のじぶん。
クソつらかった。
「2枚目」の刃がなかったら、
もっとペースダウンしたり
ちゅうちょなく歩き倒したり、
したことだろう。
したことで、あろう。
そうなんである。
2枚目の刃が、地獄の地獄たるゆえんなんである。
*
タイム、という側面で。
ハーフ地点での
「3時間03分カット、イケル!」から。
「まだまだ、5分カットは」
↓
「自己ベスト(7分)は、せめて」
↓
「やっとヒトケタかよ、だっせえな」
ペースダウンにつれて、ゴール想定を
みるみる甘くしてった。
「他人に甘く、じぶんにもっと甘く」。
揺るぎないモットー。
とかいう、いらねえ情報。
*
ラスト5k地点でヒトケタまで
ちょうど23分だった。
残りキロ4分30ちょいでいけばいい。
おちつけキクチ、キクチ、おちつけ。
という、36kめ。ピピッ。
4分48。。。
あっさり、ヒトケタがふっとんだ。
「3時間フタケタはしゃあねえ。
じゃあ10何分でゴールするか、だ」
想定は、さらにさらに、下がった。
臨機応変すぎる、対応。
*
ここから、である。
長え。
「ここから」ってなんだよ?
ここまでは、何だったんだよ?
*
28~29kのつくば市役所の折り返し。
スライドでみそらさんとかっきぃさんを見かけた。
「アニソン新妻」みそらと
「世を忍ぶ仮のタオルキャピ」かっきぃ。
KSR(敬称略)。
差は超絶ヤマカンで、2~3分。
*
あ、いや、ウソをついた。
かっきぃさんはスライドで見つかんなかった。
なんでそんなウソをつく意味があるのか
ワケワカメ、ということは措いても。
じっさい、あとからお話しをきいたら
官九郎さんと抜きつ抜かれつのデッドヒート
してたとおっさってたので、つじつま合わせ
的にはOKってことで、収める。
みそらさんはスライドで。
「みそらさーん!」
って42歳狛江市男性なりの
キャピ声をかけたら、ガン無視された。
くっそう、マジ感じわりいなコイツって
よく見たら、両耳にヘッドホン。
あ、じゃあしようがないよね。
っていうか、クソみそら。
チョー集中できてやがる。ガチで恐怖だ。
っておもいましたとさ。
っていうのも措いて。
*
ご両名とも、女性の国際(3時間15分)を
ねらってるのは、あきらかで。
それは彼女らに聞いたわけではないので
おれの勝手な妄想でしかなくって。
そんなんなのになんで「あきらか」ナドト
墓穴を掘るようなマネをしてるのかも
ワケワカメなのすら、措いても。
前提がどうしたのこうしたの。あまつさえ
措いたりなんだり、よぶんなことばっかで。
何を言いってのか、ぜんぜん見えてきてなくね?
*
「あきらかに」国際クリアをねらってる2人。
かたや、ペースダウンにともない
ずんずんハードルを下げてるおれ。
40kを過ぎてからはキロ5すら
切れなくなってるのに。
もしもさらにドンとペースダウンしたり
あるいてしまったりしたら
確実に、こいつらに、さされる。
(でも、もうカラダはまったく動かねえ)
ただでさえ女性って。
一定のペースを最後まで刻めるもんじゃん。
って、じぶんでいっといてなんだが
男性とか女性とかじゃなく
たんじゅんに、あいつらつええし。
追尾されんの、こええし。
「こんなんで、負けるのはやだ」
っておもっちゃったもんだから
もう、ゴールを目指しながら背後におびえる。
ペースダウンしてえ、するわけにいかねえ。
あるきてえ、あるけねえ。
地獄の責め苦、だった。
*
いや、あのね。
たんじゅんに脚力を考えたら。
みそらさんもかっきぃさんも
もうとっくにおれさまちゃんなんか、越えてる。
上で「負け」とか
いらねえ勝ち負けを取り沙汰したが。
そもそも、負けても当然ちゃ当然。
それじたいは、別にいい。
ただ、どうせ負けるんなら。
「おれ、カンペキなレース運びしたー!」
「かっきぃ、カンペキなレース運びしたー!」
「みそら、カンペキなレース運びしたー!」
ってとこでもって、スパッとやられたい。
完膚なきまでに、袈裟に、ぶった斬られたい。
両者十分、って態勢でもって、
豪快に上手投げをキメられたい。
(たぶん、それはごくごく近未来に、なる)
*
でもでもね。
きょうのような状態でさされるのは、やだ。
なんでそうおもったのかどうかはわからん。
おれ、ちっぽけすぎる。
わかってる。
が、そうおもっちゃったんである。
「きょうはその日じゃねえ」っていうか
「その日じゃなくしなきゃ、いかん」
いま、じぶんでおもいかえしてみても
とんと理解でけないロジックでもって
どうしても、って、そう考えちゃった。
地獄だった。
みずから作成した地獄に、
みずから脚を踏み入れちった。
*
ゴールして、ほどなく背後から
みそらさんもかっきぃさんも現れて
心底、胸をなでおろした。
「負ける」の先延ばし、成功。
やったぜ。
*
あ、先延ばしってことは。
次からもまたきょうみたいな地獄
味わわなくちゃなんねえってことか。。。
つれええ!
けど、ものすごく楽しかった。
ん? やっぱ大した地獄じゃねえじゃねえか?
*
つくばマラソンのこと。
っていうか、レース経過ってとくに
のちに読み返したじぶんに対する閲覧性として
サクッと1回でまとめたいんだが
なんか、つづきものになっちゃいそうだ。
またつづきものかよっ。つれええ。
でも、つづく。
次回から、時系列でおいおい。