用字用語集があって。
(たとえば、「かしょ」は
「カ所」なのか「ヵ所」なのか
「ケ所」なのか「ヶ所」なのか
はたまた「箇所」なのか。みたいな)
仕事で表記をそれに拠っておこなう、
って案件があんだが。
いわゆる辞書一辺倒というわけでなく
人間臭さを感じさせるところもあって。
ついつい、仕事そっちのけで読んじまう
みたいな本末転倒虫をカマすこともある。
*
「用語について」って節の1つ
「正確で分かりやすく」って項がなかなかなので
はしょりつつ、引用しとく。12項目ある。
ブログを書くにも役立つかもしれないぜっ。
なお、これはただの「基準」。
しかも「新聞の記事を書くとき」の
「共同通信の」「基準」であって、
けして「正義」なわけではない。
おれも、プライベートなブログでまで
すべてに従うみたいなことはしてないし
あえて外してるってとこもあるが、
どうしてそうなったかというと。
便利だったり読みやすかったり
伝わりやすかったりするからなわけで。
いちおう。
こういうふうに、あらためて言われると、
ほおっておもうこともあるよね。
※太字はおれの恣意。
1 読みやすい記事とは、読んでいく途中で出合う言葉の意味を考え込む煩わしさや誤解の余地のない、平明な文章で構成される。
それには①分かりやすく親しみ深い用語を選び、正確に使う②適当な用語の選択に迷う場合でも、独り善がりの新奇な語はつくらない―などに注意する必要がある。
2 あまり一般的でない専門語や術語は使用を避ける。(以下略)
3 外国語をみだりに使わない。やむを得ず使うときは、丸かっこして訳語か説明をつける。
[例]コングロマリット(複合企業) セーフガード(緊急輸入制限)
4 略語、略称はごく一般化したものを除き、文章の初めには略さない正式日本語名称を書き、丸かっこ内に略語、略称を入れる。2度目からは略語、略称を書く。(以下略)
5 文語や古くさい言い回しは使わない。口語文に交じりやすい文語に注意する。
[例]すら→さえ だに→さえ
6 文語・漢語調は避ける。
[例]当該→その、当の 逐次→次々に、だんだん
7 紋切り型やマンネリ表現を使わない。
[例]うれしい悲鳴 大わらわ 成り行きが注目される みる向きもある 閑古鳥が鳴いている
(「一夜明けて」も便利な表現だが、安易に使わない)

8 重複表現は使わない。
[例]従来から→従来、以前から
9 不要な語は使わない。次の語句は削った方がすっきりする。
なお また そして 一方 例えば あるいは 一面 さらに いわば いわゆる 具体的には このため …である …のこと …といわれる …期待される
10 一つの文節中で次の語を重ねて用いない。
ので が ため こと もの ところ
11 空疎な美文調や未熟な直訳調は避け、受け身や二重否定、片仮名語を乱用しない。官庁用語、特殊な警察用語などは言い換える。
12 同音異義語、異字同訓、類語などの使い分けは、用字用語集の例示を確認する。